「イエロー・マジック・オーケストラ」（YMO）のメンバーでミュージシャン・高橋幸宏さんが、1月11日午前5時59分、脳腫瘍により併発した誤嚥（ごえん）性肺炎のため死去した旨、本日15日、所属事務所が発表した。享年70歳。
■喪主・高橋喜代美さんのコメント
「2020年夏に判明した脳腫瘍の摘出手術は成功裡に終わり、その後は復帰に向け度重なる治療と入退院を繰り返しながらリハビリに真摯に向き合ってきました。
昨年11月よりは自宅にて療養しておりましたが、年末から容態が悪化し帰らぬ身となりました。
本人は元より家族親族と最善を尽くしてまいりました。
なによりも携わっていただいた医療関係者の皆様に深く感謝致します。」
高橋幸宏（高橋ユキヒロ）
【1952年6月6日生ー2023年1月11日没】
○Yellow Magic Orchestra – “Rydeen“ (Official Music Video)
私たちの世代では、YMOのドラマーで、あの『ライディーン』の作曲家として有名なミュージシャンかとは思うのですが、あのYMOの代名詞とも言える真っ赤な人民服も高橋幸宏さんの発案であり、ファッションデザイナー・文筆家・俳優としても多方面でマルチにご活躍されて、大林宣彦監督の映画『四月の魚 ポワソンダブリン』（1986年)では主演を務められていたこともあったほどでした。
近年の映画では、大林宣彦監督の遺作『海辺の映画館 キネマの玉手箱』（2019年)に出演されていたのが最後だったかと思います。
▲映画『海辺の映画館 キネマの玉手箱』では語り部的な「爺・ファンタ」役を演じてられた高橋幸宏さん。
▲結果的に、高橋幸宏さんの遺作にもなった、大林宣彦監督の遺作『海辺の映画館 キネマの玉手箱』(2019年)のリブログ記事。参考までにお読み下されば幸いです。
こんな言い方をするとかなり語弊があるかも知れないですが、坂本龍一さんについては、予てからガン闘病中ということを広く公言されていますので、今回の訃報が坂本龍一さんだったとすれば、未だそんなにも大きな驚きもなかったとは思うのですが、高橋幸宏さんが脳腫瘍摘出手術をされてリハビリ中だったとは露とも知らなかったので、心の準備が全く出来ていなかったというか、まだ70歳になられて間もないというのに、お亡くなりになられるとは、まさに青天の霹靂のようで俄には信じ難かったですね。
高橋幸宏さんの分も、坂本龍一さん、細野晴臣さんには、出来る限り長生きをして頂き、未だ未だ数多くの名曲を世に送り出していって欲しいですね。
故人のご冥福を衷心よりお祈り申し上げます。合掌。
※3～4年前に星野源さんとYMOが共演したコント番組があったというコメントが複数あったので、ググって調べてみました。
星野源さんとYMOが初共演した『細野晴臣イエローマジックショー2』という2019年の正月特番の音楽番組でした。
2019年1月2日（水）にBSプレミアムで放送された音楽番組『細野晴臣イエローマジックショー2』は、2001年正月に放送して以来第2弾目の放送。
当時、音楽活動50周年を迎えた細野晴臣さんの魅力を詰め込んだものとなっていたとのこと。
コントコーナーでは、細野晴臣さんをはじめ、高橋幸宏さん、宮沢りえさん、水原希子さん、坂本龍一さんが細野一家の家族に扮する。星野源さんは、細野家の息子役として出演。また、音楽コーナーでは、星野源さんとYMOメンバーが初共演。ある楽曲を、生演奏したとのこと。
出演：細野晴臣、小山田圭吾、小池美波（欅坂46）、坂本龍一、清水イチロウ、清水ミチコ、ジョイマン、高橋幸宏、東京０３、ナイツ、星野源、水原希子、水原佑果、宮沢りえ（50音順）
※この番組の出演者欄を見ますと、2021年の東京五輪2020の開会式の担当の際に、過去のイジメ問題で担当を辞退せざるを得なくなった、当事者の、あのコーネリアスこと小山田圭吾さんも出演されている音楽番組なので、再放送も難しいのかも知れないですが、Amazon Prime VideoやU-NEXTなどでは番組の配信を実施していないみたいなので、是非とも、ここはNHKの過去のアーカイブということで、NHKにて再放送を検討して欲しいですね。
今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。