『ブレット・トレイン』(2022年) #イオンシネマ草津 #ブラッド・ピット #真田広之 | HALUの映画鑑賞ライフのBlog

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こちらも9月1日(木)から公開された映画ですが、こちらはブラッド・ピット主演のハリウッド製クライムアクション大作。

これは当初から絶対に観に行こうと楽しみにしていた期待作でした。

いろいろバタバタしていましたが、公開から22日目の9月22日(木)に、ようやく、年老いた父親と一緒に、滋賀県草津市のイオンシネマ草津まで、クルマに乗って、<弾丸列車>に乗車するべく、2D字幕版の鑑賞に出向いて来ました。

 

本作は、日本が舞台とあってか、新型コロナ禍以降の昨今では珍しく、JR東海の協力もあり、東海道新幹線の「のぞみ号」を丸ごと全車輌ごと借り切って、移動中に記者会見が行なわれ、舞台の終着駅となっている京都駅まで向かい、京都市内のTOHOシネマズ二条にて、ジャパンプレミア試写会を敢行するなど、ド派手な宣伝活動を行ない、公開当初は盛んにテレビCMを流していましたが、さてその中身はどうかと言えば、2時間6分の弾丸列車の乗車時間中、飽きることもなく楽しめましたので、こちらこそ、愉快な作品を「どうもアリガトウ」でした。

 

 

今年度の34本目の劇場鑑賞作品。

(※今年度のイオンシネマ草津での16本目の劇場鑑賞作品。)

 

 


 

「刺客集結!弾丸列車・京都行き(22.9/22・2D字幕版)」

ジャンル:アクション/ミステリー

原題:Bullet Train

製作年/国:2022年/アメリカ=日本=スペイン

製作会社:コロンビア・ピクチャーズ / 87ノース・プロダクションズ

配給:ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント

公式サイト:https://www.bullettrain-movie.jp/

上映時間:126分

上映区分:R15+

公開日:2022年9月1日(木)

原作:伊坂幸太郎『マリアビートル』(角川文庫)

製作:ケリー・マコーミック / デヴィッド・リーチ / アントワーン・フークア

製作総指揮:ブレント・オコナー / 三枝亮介 / 寺田悠馬 / カット・サミック

音楽:ドミニク・ルイス

挿入歌:女王蜂・アヴちゃん / 奥田民生 / 麻倉未稀 他

脚本:ザック・オルケウィッツ

監督:デヴィッド・リーチ

キャスト(配役名):

ブラッド・ピット(レディバグ:てんとう虫) / ジョーイ・キング(プリンス:王子) / アーロン・テイラー=ジョンソン(タンジェリン:蜜柑) / ブライアン・タイリー・ヘンリー(レモン:檸檬) / アンドリュー・小路(木村雄一:ファーザー) / 真田広之(エルダー/長老) / マイケル・シャノン(ホワイト・デス:白い死神) / バッド・バニー(ウルフ:狼) / サジー・ビーツ(ホーネット:スズメバチ) / ローガン・ラーマン(サン:息子) / マシ・オカ(車掌) / 福原かれん(車内販売員) / ケヴィン・アキヨシ・チン(木村渉:木村雄一の息子) / 嶋本信明(峰岸組長) / チャニング・テイタム(弾丸列車の乗客) / ライアン・レイノルズ(カーバー:レディバグの同僚) / サンドラ・ブロック(マリア・ビートル:レディバグの仲介者)

 

 

 

 

 

【解説】

作家・伊坂幸太郎による「殺し屋シリーズ」の第2作「マリアビートル」を、「デッドプール2」のデビッド・リーチ監督がブラッド・ピット主演でハリウッド映画化したクライムアクション。

いつも事件に巻き込まれてしまう世界一運の悪い殺し屋レディバグ。そんな彼が請けた新たなミッションは、東京発の超高速列車でブリーフケースを盗んで次の駅で降りるという簡単な仕事のはずだった。盗みは成功したものの、身に覚えのない9人の殺し屋たちに列車内で次々と命を狙われ、降りるタイミングを完全に見失ってしまう。

列車はレディバグを乗せたまま、世界最大の犯罪組織のボス、ホワイト・デスが待ち受ける終着点・京都へ向かって加速していく。

共演に「オーシャンズ8」のサンドラ・ブロック、「キック・アス」シリーズのアーロン・テイラー=ジョンソン、「ラスト サムライ」の真田広之ら豪華キャストが集結。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

  簡単なあらすじ。

 

殺し屋レディバグ:てんとう虫(ブラッド・ピット)は世界一運が悪い。

久しぶりの任務は、列車に乗ってブリーフケースを盗む、という極々簡単な仕事のはずなのでした。

しかし、次から次に乗り込んでくる殺し屋に命を狙われて、弾丸列車から降車したくても降りられないのでした。

結局10人の殺し屋が乗り合わせることになった、そんな弾丸列車は、不吉なことが待っている京都駅に向かって爆走するのでした・・・。

といったイントロダクションの作品でした。

 

 

  スリルとサスペンスにコメディ要素増し増し。

 

 

原作未読ながら、本作の原作は伊坂幸太郎氏の『マリアビートル』という日本人の作家による作品で、物語の舞台を盛岡行きの東北新幹線から、京都行きの超高速列車「ゆかり号」に置き換えたとのことで、密室の車輌に、かつ終点があることが生むスリルとサスペンス。

列車を舞台にした映画には名作も多いとも言われますが、本作は、そこに更にアクションとコメディの要素が加わります。

なにしろ監督は、おふざけが過ぎるヒーロー映画『デッドプール2』を手掛けたデヴィッド・リーチであるからして、ひと筋縄ではいかないのでした。

 

 

  「なんちゃってニッポン」もここまで極めれば面白い!

 

 

冒頭からどことなく日本のようで日本ではないシーンの連続でしたが、昔のハリウッド映画が描いた<なんちゃってニッポン>が無邪気に再生産されていくのでした。

ネオン、フジヤマ、サムライ、ヤクザ、アニメ、ゆるキャラ、多機能トイレなどなど・・・。

日本のイメージは未だにそれなのですか?と思わなくもないのですが、ここは細かい事に目くじらを立てずに、笑い飛ばして観るのが正解でしょう!

 

 

<なんちゃってニッポン>の描写もここまで極めれば、逆にアッパレでしたし、一方で、京都駅の一つ手前の駅でもある、滋賀県・米原駅の駅周辺には何もない描写が妙にリアルで自然に写る点も面白かったでしたね(汗)

 

 

  伏線の回収の理屈抜きの面白さをただ感じよう!

 

だからこそ、時速350㎞/hの超高速列車が、なかなか京都駅に着かなくても、ましてや、たとえ殺し屋がそれに飛び移って、運転席の窓ガラスを叩き壊して車輌に侵入しても、何の不思議でもないのでした(苦笑)

 

 

  日本の挿入歌も何気にマッチング!

 

麻倉未稀さんの歌うDance.versionの『ヒーロー』を始め、アクションの最中のここぞと言うときに流れる日本の歌の選曲には思わず爆笑してしまいましたが、あながち間違ってもいなかったですね(汗)

 

 

  10人の殺し屋たちが皆、魅力的!

 

ブラピが聞きたくないと言ってるのに、小難しいことを語りたがる剣の達人エルダー:長老役の真田広之さんにも爆笑させられましたが、義理人情に厚い殺し屋コンビのタンジェリン:蜜柑&レモン:檸檬(アーロン・テイラー=ジョンソン&ブライアン・タイリー・ヘンリー)の双子のコンビに、メキシカンの凄腕の殺し屋ウルフ(バッド・バニー)ら脇を固めるキャラクターたちがみんな、クセは強いながらも凄く魅力的。

 

 

しかしながら、そんな彼らも、ブラピが演じるレディバグ:てんとう虫には敵わない。

 

 

  ブラピのコミカルな魅力も全開!

 

何故ならば、彼は、有能な殺し屋というよりも、麻倉未稀さんの歌の歌詞ではないですが、傷だらけのヒーローで、敵にも味方にも優しく、ピンチの際にでも軽口を叩く余裕があるからでした。

 

 

最近、格闘シーンの部分のリアリティさを追求するアクション映画が増えているようですが、本作は流石に『デッドプール2』のデヴィッド・リーチ監督が手掛けただけあって、どこか『デッドプール』のようにコミカルに、ブラピの魅力を存分に引き出しているとも言えましたね。

 

 

ブライアン・タイリー・ヘンリー扮するレモン:檸檬が、やけに「きかんしゃトーマス」を好み、何かにつけて比喩的に引用する設定も原作通りなのか気になるところでしたので、機会を見付けて、原作小説の方も読みたくさせられました。

 

 

  カメオ出演も豪華!

 

私は未鑑賞の作品ですが、『ザ・ロストシティ』繋がりで、弾丸列車の乗客役で、チャニング・テイタムがサラッとカメオ出演していたりしていたのも笑えました(笑)

 

 

最後に『デッドプール』繋がりなのかライアン・レイノルズもチラッと登場し、そして、『ザ・ロストシティ』の出演のお返しとばかりに、最後の最後にサンドラ姐さんが登場することは分かっていたこととは言え、嬉しかったですね!

 

 

  私的評価:★★★★★(100点満点)

 

殺し屋同士によるドラマもあり、駆け引きもあって非常に面白かったですね。

また<なんちゃってニッポン>的な描写や設定など、真面目に観ていたら本当に突っこみどころ満載なので、鑑賞後に観た人同士であれやこれやと語り合いたくなる作品でもあり、何も深く考えずに観ると面白い映画だとも思います。

 

私的には、ハリウッド映画だからこそ映画化出来たと言えるVFXシーンも多かったので、今回、伊坂幸太郎氏の原作小説をハリウッドで映画化してくれて「ありがとうゴザイマシタ」。と言いたいくらいでしたね。

 

散りばめられた伏線の回収をしていく過程もスピード感を失うことなく、お見事で素晴らしい点も評価に値するかと思いました。

 

従いまして、五つ星評価的にも、★★★★★(100点)の満点評価も相応しい痛快な映画だったと思います。

 

 

○映画『ブレット・トレイン』予告4 9月1日(木)全国の映画館で公開

 

 

 

 

 

○Avu-chan - Stayin' Alive (Animated Video)

 

 

 

○奥田民生|Kill Me Pretty (From Bullet Train Soundtrack)

 

 

 

 

○麻倉未稀|ヒーロー~Holding out for a hero~(Dance ver.)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。