『ボス・ベイビー』(2017年) #ボスベイビー感想 #ドリームワークス #ユニバーサルスタジオ | HALUの映画鑑賞ライフのBlog

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結局、未だ2月に観た『グレイテスト・ショーマン』ULTIRA上映、出町座でのセカンド上映の『勝手にふるえてろ』のブログ記事も書けていない状態で、また、3月に入り、MARVEL映画の『ブラックパンサー』とディズニー・PIXARアニメの『リメンバー・ミー』ULTIRA上映も鑑賞していつつ未だに感想をまとめていないのですが、先日3/21(水・祝)の公開日から5日目の3/25(日)に、本当に、久し振りに、日本にも、配給がなされたドリームワークス社のアニメ映画を劇場鑑賞する事が出来ましたので、そのアニメ映画『ボス・ベイビー』について、先ずは、ご紹介させて頂こうかと思います。

 

上記の4本について、また3/31(土)に鑑賞してきた、ロシアの女スパイ映画『レッド・スパロー』についても、後日出来る限り早期にまとめUPさせて頂きます。

 

 

『シュレック』『カンフーパンダ』『マダガスカル』『ヒックとドラゴン』など数多くの名作を世に送り出してきた、ドリームワークス社のアニメ部門が、『ミニオンズ』や『SING/シング』のユニバーサルスタジオのアニメ部門と初タッグを組んだ作品とのこと。

 

 

それに致しましても、

ドリームワークス社のアニメ映画は『マダガスカル3』より後の作品に関しては、予てより、日本のファンも劇場鑑賞する事を熱望していた『ヒックとドラゴン2』や『カンフーパンダ3』の劇場公開も実現することなくDVDスルー作品となっていましたが、一体何が原因なのかWikipediaの<ドリームワークス>で調べてみますと、そもそも、思えば、ドリームワークス社の日本配給権はあちらこちらへと売却されて変遷が目まぐるしく、それでもパラマウント映画が日本配給権を持っていた時には未だある程度は日本での劇場公開もなされていたのですが、パラマウント映画から売却された頃から、日本への音信・配給が途絶えがちになってきた様ですね。

 

結局、パラマウント映画からドリームワークス社の実写部門はディズニー資本に移行しましたが、ドリームワークス社のアニメ部門は20世紀フォックス映画が権利を有していました。

確かに、ディズニーから分派する形で立ち上げられて誕生したドリームワークス社でしたから、PIXARの様にディズニー資本に再度吸収合併されても良さそうなものでしたが、ディズニー側からすれば、既に立派なアニメ部門を有しているからか敢えてそれをせず20世紀フォックス映画に権利を委ねていたのでした。

 

 

しかしながら、Wikipediaを読み進めますと、その主たる要因は定かではないのですが、おそらくリーマンショック後の大不況後のリスクを鑑みたからなのか、20世紀フォックス映画はドリームワークス社のアニメ映画の日本での公開には、過去に公開実績のある続編に至っても、かなり消極的だったとのことでした。

 

その為、『ヒックとドラゴン2』や『カンフーパンダ3』の日本での公開も実現されなかったという背景の中、<捨てる神あれば拾う神あり>とばかりにその一方では、今回、本国アメリカでは、昨年の3/31に公開された本作から、正確には、2016年からドリームワークス社のアニメ部門がそのままユニバーサルスタジオの傘下に正式に入った事を受けて、更に、日本での配給パートナーを東宝東和に変更した事で日本配給に繋がったとのことで、本当に有り難いですし、正に、<渡りに船>であり、ドリームワークス社のアニメも好きな日本ファンにとっては、今後はドリームワークス社の手掛けるアニメ映画の劇場公開の安定供給を叶えてくれると是非とも期待したいですね!

 

ですので、今作については、ドリームワークス社のアニメ部門が関わった映画のその内容如何を問わず、今回の日本での劇場での公開自体の再開の動きを歓迎したい気持ちでいっぱいでしたね。

 

 

「ドリームワークス社のアニメが日本配給復活!(18.3/25・吹替版)」

ジャンル:コメディ

原題:THE BOSS BABY

製作年/国:2017年/アメリカ

配給:東宝東和

公式サイト:http://bossbaby.jp/

上映時間:97分+短編アニメ『ビルビー』2分

公開日:2018年3月21日(水)

監督:トム・マクグラス

日本語吹替版キャスト

ムロツヨシ(ボス・ベイビー)、芳根京子(ティム)、宮野真守(大人のティム)、乙葉(ママ)、石田明・NON STYLE(パパ)、山寺宏一(フランシス・フランシス)

 

 

【解説】

外見はかわいらしい赤ちゃんだけど中身はおっさんな「ボス・ベイビー」が巻き起こす騒動を描き、全米大ヒットを記録したアニメーション映画。「怪盗グルー」シリーズのユニバーサル・スタジオと「シュレック」のドリームワークス・アニメーションが初タッグを組み、マーラ・フレイジーの絵本「あかちゃん社長がやってきた」をもとに、「マダガスカル」シリーズのトム・マクグラスが監督を務めた。

パパとママと暮らす7歳の少年ティムの家に、黒いスーツに黒いネクタイを締めた赤ちゃん「ボス・ベイビー」がやって来た。

ティムの弟だというその赤ちゃんは、まるで大人のように話すことができ、口が悪くて人使いも荒い。

実は彼には、ある秘密の任務があり……。

 

アレック・ボールドウィンがボス・ベイビーの声を演じるほか、スティーブ・ブシェーミ、トビー・マグワイアといった人気俳優が声の出演。

 

日本語吹き替え版ではボス・ベイビーの声をムロツヨシ、兄ティムの声を芳根京子がそれぞれ演じる。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

▲※尚、日本での公開のみ絶滅危惧種の稀少動物ビルビーの奮闘を描いた短編アニメ(2分間)の『ビルビー』が同時上映されていました。

 

 

 

二頭身の赤ん坊に何故だか黒いスーツにネクタイ、高級腕時計という些かギャップの激しいキービジュアルが目に飛び込んできます。

しかしながら、愛くるしいはずの赤ちゃんの映像を想像するのとは程遠い、随分と世知辛い内容。

 

 

弟が生まれて両親の愛情が取られるのを嫉妬する兄という一般的な構図のみならず、本作では、その生まれてきた弟の正体が、かなりシュールな設定で、兄のティムはうろたえるばかり。

そして親の愛をせしめたと思った次女や次男坊の赤ん坊も、実は今では安泰ではないために、ある秘密の任務を帯びてやって来たのがこの<ボス・ベイビー>。

舞台となる<会社>での仕事の奪い合いも然り。

そう言う意味合いでは、<仁義なき縄張り争い>といった体裁でもある作品でした。

 

 

過去の名作映画からのパロディいやオマージュも多く、流石、スティーブン・スピルバーグが立ち上げ発起人の1人となったドリームワークス社だけあって、『レイダース/失われたアーク<聖櫃>』での秘宝を前にしたインディ・ジョーンズと案内人のシーンを完全コピーしてしまったり、はたまた海賊船の船長になったりと。小ネタがてんこ盛りに含まれたアニメ映画にもなっており、洋画により詳しければ詳しい人ほどニヤニヤせずに居られないかもしれなかったですね。

 

 

それには、兄のティムが想像力豊かな男の子という設定だけあって様々なアイデアが盛り込み、ファミリー向け映画としては、見映えの効用は充分ありましたし、子供達からのウケもかなり良さげな雰囲気の内容でした。

 

 

ただ本作の<ボス・ベイビー>の最終的な結末というかオチ自体も、ほぼ当初から予測の付くレベルでしたし、笑いのネタの質や内容も、やや子供向けアニメ映画と誹謗されても致し方ないレベルであったのは確かでしたね。

 

でも家族揃ってほのぼのと観るには打って付けの映画ではないかと思いましたし、コレはこれでアリかと思いました。

 

 

また、映画音楽はあの売れっ子のハンス・ジマー&スティーヴ・マッツァーロが手掛けている点も注目ですね。

 

 

パンフレットによると、ドリームワークス社としては、2021年春にも『ボス・ベイビー2』の全米公開が予定されているらしく、ユニバーサルスタジオの<ポスト・ミニオン>とも言える愛すべきキャラクターの今後に注目していきたいですし、本作のヒットそのものが今後のドリームワークス社のアニメ映画の日本配給の安定供給にかかっているとも思いますので、是非とも今作が日本でも大ヒットして欲しいですね♪

 

 

私的な評価と致しましては、

先ず、本アニメ映画の出来不出来もさることながら、内容如何云々よりも、また再び日本でもドリームワークス社のアニメ映画を劇場で観る機会が訪れた事に感謝したいですね。

それで以て、本作の感想としましては、最後のお話しの結末というかオチは予測出来る位のレベルでしたが、それまでの行程が非常に面白くて、挿入されている映画のパロディいやオマージュの小ネタには思わず笑みがこぼれましたし、ファミリー向け映画としては、特に、小学生位の年頃のお子様とご一緒の鑑賞などには適したコメディ映画でしょうし、中々良いのではないかとは思いました。

 

また私の場合には日本語吹替版で鑑賞しましたが、ムロツヨシさん、芳根京子さん、そして、特に、宮野真守さんの七変化のような声の使い分けには笑わせて頂きました。

宮野真守さんの様々なエルビス・プレスリーの物真似タレントの声の使い分けには、エンディングロールの名前の列挙に思わず爆笑でした!

 

 

私は、同年代の彼女と一緒に鑑賞に出向きましたが、殊の外、彼女もこの<ボス・ベイビー>のキャラクターを気に入ったみたいでしたので、オリジナルグッズのマスコット付きボールペンをプレゼントしてあげました位でした。

ですので、五つ星評価的には、今後のドリームワークス社のアニメ映画に期待も込めて、贔屓目に観て、甘口評価になりますが、四つ星半の★★★★☆(90点)の評価を付けさせて頂きました。

 

最後に、今回はドリームワークス社のアニメ映画の日本配給に向けて、ご尽力下さった東宝東和さん。本当に有り難うございました。

 

●アニメ『ボス・ベイビー』すべて日本版予告

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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今回も最後までブログ記事をお読み下さり誠に有り難うございました。