『劇場版マジンガーZ/INFINITY』4DX2D上映(2018年) #ユナイテッド・シネマ大津 | HALUの映画鑑賞ライフのBlog

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1/14(日)に、Tジョイ京都まで、彼女と一緒に『悪と仮面のルール』を観に行った際に、『劇場版マジンガーZ/INFINITY』公開記念として、ちょうど人間の大きさくらいのマジンガーZの巨大フィギアが展示してあったので、その際に、パンフレットだけでも購入しておこうかと思ったのですが、公開2日目にして既にパンフレットも完売状態。

 

▲Tジョイ京都に展示されていたマジンガーZの大型フィギア

 

それならばと、滋賀県大津市のユナイテッド・シネマ大津では4DX2Dにて上映しているとの情報を得ていましたので、二日後の1/16(火)に、平日は旧大津PARCOだったテナントビルの工事の為に、オープン時間を短縮営業している、ユナイテッド・シネマ大津まで、自分1人で、14:30からのオープンで、15:00から上映開始される4DX2D上映の回を観に行って来ました。

 

案の定、劇場自体もガラガラ状態の上、4DX2D上映においては観客は私1人の貸し切り状態でしたので、特段に、緊張することもなく、ゆったりとした気分で鑑賞することが出来ました。

 

 

 

 

 

▲公開4日目でも未だ先着順入場者プレゼントを貰えました。

 

▲4DX上映用の先着順入場者プレゼントの特製ポストカードもGET!

 

「4DX上映でパイルダーオン!を疑似体感(18.1/16・4DX2D上映)」

ジャンル:アニメ/アクション

製作年/国:2018年/日本

配給:東映

公式サイト:http://www.mazinger-z.jp/

上映時間:95分

公開日:2018年1月13日(土)

監督:志水淳児

 

 

 

【解説】

永井豪が1972年に「週刊少年ジャンプ」で連載した漫画を原作に、巨大ロボットにパイロットが乗り込んで戦うという搭乗型巨大ロボットの元祖となったアニメ「マジンガーZ」を、約45年の時を経て劇場アニメ化。

 

72~74年に放送されたテレビアニメから10年後の世界を舞台に、主人公・兜甲児とマジンガーZの新たな戦いを描く。

 

かつてスーパーロボットのマジンガーZを操り、悪の科学者Dr.ヘル率いる地下帝国の野望から人類を救った兜甲児は、あれから10年がたち、いまは祖父や父のように科学者の道を歩み始めていた。

そんな折、富士山の地中深くに謎の巨大構造物と生命反応が確認され、時を同じくして機械獣やDr.ヘルが再び姿を現す。

声優は、兜甲児役に森久保祥太郎、弓さやか役に茅野愛衣、劇場版オリジナルキャラクターのリサ役に上坂すみれ。

また、テレビアニメ版で兜甲児と弓さやかを演じた石丸博也、松島みのりも出演。

主題歌もテレビアニメ版の水木一郎が再登板した。

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

▲マジンガーZ

 

この劇場版アニメを観ての率直な感想としましては、

原作者・永井豪先生の50周年の画集発刊記念の事業の一環としての映画化といった、かなりのオトナの事情が作用しているからかも知れないですが、マジンガーZよりも、格上のロボットのはずの後継機ロボのグレートマジンガーが早々と敵に捕縛されてしまい、それを助け出すのが旧式のロボのはずのマジンガーZという図式が、「ちょっとそれって反対じゃないのか?」と、先ずは疑問に思いました。

 

そして、そもそも<UFOロボ・グレンダイザー>をも含めた三世代のロボットを以てお話しに連続性・完結性があったはずが、このマジンガーZ・グレートマジンガーによる戦いが終結して、10年後の設定にしたお話しではあるはずが、何故だか、グレンダイザーの逸話は全くなかったことにされているのも大きな疑問点とも思われましたね。

 

▲グレートマジンガー

 

おそらくですが、<UFOロボ・グレンダイザー>については、欧州をはじめ海外各国では、既に爆発的な視聴率を記録するほどの人気アニメとして確立しているので、ここでマジンガーZとお話しを結びつけると逆にややこしくなるためなのか、若しくは海外展開における版権の兼ね合いなどであえて除外したのか解らないですが、全く存在自体を否定されていたのは悲しかったですね。

 

 

 

4DX2D上映に関して言えば、

確かに「パイルダーオン!」とばかりに、あたかも操縦席に居るかの様な感覚にしてくれるので、4DX料金を1.000円分追加して観た価値はあったかも知れないですが、ただそれだけでしたね。

 

 

この様な炎が燃えさかるシーンでも、実写版の映画の4DXの場合には、最新式の4DX設備を採用されておられるユナイテッド・シネマ大津などにおいてでは<熱風効果>というエフェクトがあり、熱い熱を持った風が首筋に噴射されるはずなのですが、そもそもこのアニメ映画の場合には、熱風効果関連のエフェクトは活かされていないのか、全く熱さについては感じる事がなかったので、イオンシネマ京都桂川の従来からの4DX設備でも同じだったのかもと思い、ちょっぴり残念でしたね。

 

▲Dr.ヘル

 

▲アシュラ男爵

 

▲ブロッケン伯爵

 

Dr.ヘルに、アシュラ男爵に、ブロッケン伯爵などお馴染みの悪役キャラが総出演していたのは嬉しかったですね。

 

▲マジンガーZの原動力の光子力を用いた武器:光子力ビーム

 

▲マジンガーZの決め技のひとつ:ブレストファイヤー

 

 

▲これもお馴染みの決め技:ロケットパンチ

 

 

でも、こんなミサイル弾の様な武器を装備していた記憶にないです!

 

 

 

 

今回は、マジンガーZがメインのお話しになっているので、主人公の兜甲児や弓さやかなどの活躍はめざましいかったですが、グレートマジンガーの剣鉄也や炎ジュンに至っては全くの良いところなしで、その点は扱いが可哀想過ぎましたね。

まだボスボロットの方がロボットとして活躍していたというのが、実に可哀想過ぎました。

 

▲兜甲児

 

▲弓さやか

 

▲弓博士

 

▲剣鉄也

 

▲炎ジュン

 

炎ジュンに至っては身重な妊婦でありながらも、夫である剣鉄也の載るグレートマジンガーを救うべく、ロボットのビューナスAを操縦しようとするくだりなどは、本来ならば泣けるシーンにしたかったのでしょうが、つい笑いそうになってしまいましたね。

 

 

全体的なお話しの流れ的には、

「新世紀エヴァンゲリオン」のヤシマ作戦や「サマー・ウォーズ」のOZとの戦いをモチーフにしている節も見受けられる展開で、かなり既視感もあったのですが、可もなく不可もなしの出来栄えに仕上げるとなると、あんな具合にあるのかなと言った感じでした。

もしも次回作があるとすれば、グレートマジンガーやUFOロボ・グレンダイザーも公平に扱って、マジンガーZともども満遍なく活躍するような劇場版アニメを作って欲しいと思いました。

 

 

私的な評価と致しましては、

マジンガーZにのみ焦点を当てたようなお話しになっていたので、マジンガーZが懐かしくてタマラない私達の様なリアルタイムでTVアニメ版を観ていた世代には、興行的には、あれでも良いのかも知れないですが、ただ懐かしむのみならず、お話し的にもグレートマジンガーやUFOロボ・グレンダイザーともども公平に扱って活躍させるもっと過去のマジンガーZの流れを大事にしたお話しの展開にして欲しかったです。

 

また、4DX2D上映についての感想としても、熱風効果関連のエフェクトが全く機能していなかった点が本当に勿体なかったですね。

ただパイルダーに乗り込んで実際にマジンガーZを操縦している気分を味わえた点は良かったですけれどね。

座席が適度に揺れたりしてくれたお蔭で、この日何故か睡魔が襲って来ていた中でも無事に観終えられましたからね。

 

以上から勘案しまして、五つ星評価では、懐かしくはありましたが、その思いを満たすのみで、作品的には今ひとつの★★★☆(70点)の出来栄えといった評価が相応しい作品と思いました次第です。

 

 

 

 

それと、いくら「ハレンチ学園」など元祖エッチな漫画家としても有名な永井豪先生原作のアニメだからって、これらの様な、無駄に変なサービスカットは要らないとも思いました(苦笑)。

 

 

※尚、多くの劇場で、『劇場版マジンガーZ/INFINITY』のパンフレットの完売が続く中、ユナイテッド・シネマ大津でも一旦完売したらしいのですが直ぐに再入荷して未だ未だパンフレットの在庫がありましたよ~♪

 

 

 

それに致しましても、当時のドリフの影響だったのかなぁ?

アニキこと水木一郎さんが歌うマジンガーZの主題歌を、

「空にそびえる、黒鉄ヒロシ~♪」って歌う、変な替え歌が流行ったのが、今では懐かしいですね(^^)v

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▲この描写が邦画『嘘を愛する女』のワンシーンにも見えるのは私だけ・・・。??

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり誠に有り難うございました。