和菓子も旅をする | 和菓子職人のひとりごと

和菓子職人のひとりごと

和菓子職人halの日記。和菓子だけでなく、おいしいもの、好きなこと、子供たちのことなど色々です・・・。

超久々の投稿なので、和菓子職人らしい写真でも、UPしましょうかねにひひ
photo:01  



昨日頂いた特注の上生菓子のテーマは、海外のお友達向けに"わかりやすい日本の季節の花"
ということで、
花で"とのことで
"山根つつじ" (抹茶入りきんとん、粒あん入)
"花菖蒲" (柚子みそあん入)
"八重桜" (桜あん入)
上品な甘さで口溶けの良い薯蕷つなぎ練り切り製です。
この極秘レシピの練切りは日持ち(3~4日)するし、求肥入りのように硬くなったりもしません。
今回は抹茶を入れたり、中あんにもバリエーションをつけてみました。

この子達、今頃は海を越えてお得意様のご友人の手に渡っていることでしょう飛行機

ちょうどオバマ大統領と入れ替わりですひらめき電球
大統領も、世界遺産の日本食を堪能しているようですねナイフとフォーク
和菓子も召し上がったかな?


八重桜は明日まで、つつじ、菖蒲は来月中旬まで。(店頭に並ばない日もございます)

今頃、このお菓子達は空の上です。
お菓子って、その土地の文化や伝統を、他の地に持って行くツールでもありますよね。
外国の方にも気に入っていただけるといいなぁ^^



子供の頃の出来ごとを思い出しました。

ある日、初めての来店なのに大量の長崎かすていらを買い求めたご婦人曰く、

「オランダ在住時、ホームパーティに友人が日本からの手土産に持ってきてくれたカステラがあまりにも美味しくて、聞けば実家の近くの蒲田のお店だと!帰国したら絶対買いに行こうと楽しみに来たんです…」と。

その話をしながら父は「オランダ経由でウチの菓子を知ったなんてすごいだろう?料理はそこに行かないと食べれないけど、お菓子はどこにでも持っていけるのがいい所でもあるんだよ」と私に言いました。

小さい頃、今よりも甘いものが苦手だった私は、両親忙しくて夕食が遅くなったときなど、よく「パパ、和菓子屋さんじゃなくて、レストランのコックさんだったら良かったのにぃ!」と軽口を叩いていたのです。

「和菓子屋も悪くないな」と初めて思ったエピソードです^^