和菓子研究会 | 和菓子職人のひとりごと

和菓子職人のひとりごと

和菓子職人halの日記。和菓子だけでなく、おいしいもの、好きなこと、子供たちのことなど色々です・・・。

ご無沙汰してますにひひ

先日火曜の夜は、月例の研究会(講習会)でした。

母校である製菓学校に和菓子科夜間コースの卒業生が集まり、

毎月テーマを決めて、和菓子科の先生方を講師に招いて開くこの会は、

最新の和菓子情報、技術、製法から時には基本の技術まで教わることができる貴重な場。

卒業生自ら先生に懇願し発足して50年の歴史ある会ですので、

今春卒業した若い人から60代の老舗和菓子店主まで、様々な立場の人がいます。

最近は女性も多く、特に熱心なのが50~60代の女性、和菓子屋さんではなくほとんどがお菓子やパン教室を主宰してる方。

洋菓子が専門だったけど、和菓子のニーズを感じて学校に通ったそう。

卒業後この会にも毎月通い、中には新幹線で通う人も新幹線DASH!


私が製菓学校に通っていた時代(20年以上前叫び)は、

和菓子科22人のクラスに女子は4人だけ、卒業時は私一人あせるでしたが、

今は洋菓子科同様男女半々位いるそうで、まさに隔世の感ですわビックリマーク


同業者同士の情報交換の場でもあるので、
平日の夜、電車で一時間かけて行くのは大変なのだけれど、なるべく参加しています。

これも店主である母の協力のおかげ。

今月のテーマは「クリームチーズをつかった和菓子」

ブルーベリー餡と杏を刻み入れたクリームチーズをはさんだどらやき。

photo:02
photo:04
photo:05


どら焼きの皮にはアーモンドプードルや代替油脂"ナンチャラ?ファット"を入れて、

冷やしても硬くならずふんわりしっとりをキープ、チーズに合うようチーズ香料も添加♪

ふわふわ、しっとり、とろとろ、、、みんな好きですよね。トレンドですよね。

そんなニーズに応えるためには、添加物も入れないとビックリマーク

こうした新素材情報も学校には集まって来ますねー。

製菓材料会社さんも色々開発してくれてます。


町の小さな餅菓子屋さんにも、コレを使えばお団子も硬くならず明日も売れますよ!

どら焼きにコレを加えれば一週間に一度焼いて冷凍庫にぶち込んで置けるから仕事楽になりますよー!とカタカナの名前の添加物を売り込みに来ます。

こうして父ちゃん母ちゃん経営の小さな和菓子店にも硬くならない餅菓子、解凍したてのどら焼きが並ぶようになって来ています。

昔のように売れなくなって、仕方のない時代の流れなのかもしれないけど、悲しい現実ですしょぼん

私は、その添加物の原材料、製造工程、何由来なのかまでしつこく聞くので材料屋さんに嫌われてますむっ
だいたい答えられない営業も多くて呆れます。

クリームチーズをつかった和菓子と言えば、ウチのオリジナル「ふんわりもち~ず」



ウチでは唯一の冷凍商品ですが、原材料は北海道産のクリームチーズと生クリームとオリゴ糖、静岡か高知産の無農薬レモン、富山か新潟産の餅粉、砂糖、ゼラチン、以上!
これ以外何の添加物も入っていません。

ムース状のチーズフィリングを丸く絞り、即冷凍、手で包めるギリギリの硬さまで餅を冷まし、包んでまた即冷凍。
大量生産は出来ません。

今回研究会に持参してみんなに食べてもらいました。レシピも大公開ですビックリマーク
ウチに企業秘密なんでありません。

だって真っ当なお菓子作ってくれる店が増えたら嬉しい音譜


「やっぱり、材料がいいと違うな。」
「でも、採算合わないよ」
「そんな手間のかかること出来ない」
意見は色々でしたが、
「作りたい!」と言ってくれたのは、やはり、お菓子教室の主宰のマダム達だけでした汗

どんな分野でも女性の視点は大事です。
私の視点は常に、子供に安心して食べさせられるか?
独身の頃から。。。今はさらに。

なんか取り止めもなく書いちゃいましたが、
これからも細々と地道に真っ当なお菓子を作っていこうとと思ったのでした。
おしまい♪