和菓子講座 教えたり教わったり… | 和菓子職人のひとりごと

和菓子職人のひとりごと

和菓子職人halの日記。和菓子だけでなく、おいしいもの、好きなこと、子供たちのことなど色々です・・・。

火曜日の午後は今年2回目の聖徳大学オープンアカデミーSOA での和菓子講座でした。

お題は「豆から作る白餡」と「桃山」

和菓子の命は餡、あんこ!
せっかく和菓子を手作りするのに餡が市販のものだったりでは、
手作りの良さ半減ダウンと思ってしまうのは私だけでしょうか?
でも餡作りから教える和菓子教室はなかなかありません。
豆と砂糖と水、材料はシンプル、作り方もシンプルでコツさえつかめば難しくはないのだけれど、時間がかかるのですね。
2時間の講座では、餡作りだけで終わってしまいます。

ですが、こちらの講座では、助手の先生が2人付いて下さるので、下準備をお願いして、テレビの料理番組のように工程毎の様子をお見せしながらデモすることが出来ます。ありがたいことです☆

この日も、松戸駅前にそびえる聖徳大学10号館10階のキッチンスタジオに私が到着した時には、白いんげん豆がグツグツと煮えていました!photo:01 いい香り♪

皮を取リのぞき、漉して絞った生餡と砂糖を煮詰めていきます。
photo:02

水分が飛んで、だんだん餡らしくなって来ました。
photo:03

練り上げた白餡は、小分けにして冷まします。
photo:04

餡はまとめて作って、冷凍や冷蔵でストックしておけば、
おもてなしやおやつ、デザートに・・・
いつでもぱぱっと和菓子が作れます。


この日はこの白餡を使って、「桃山」を作りました。


「桃山」とは、白餡に卵黄、寒梅粉とみりんを加えて、オーブンで焼き上げた伝統的な焼き菓子です。

伝統的と言ってもそんなに古いものではないと思うのですが、卵や天火を使っていることから江戸時代後期、南蛮菓子が入って以降、でしょうね。調べても由来がよく分かりません。

こちらに少し詳しいです→サーチ


photo:05




photo:06
出来立ての白餡で作った「桃山」
それぞれ工夫して思い思いの形に成形。
ほんのり焦げ目がつくとおいしそう!仕上げにみりんを塗って艶を出します。

中は白餡。
photo:07
豆のつぶし方がちょっと足りず、きめが粗いですが、、、
豆から煮始めて約3時間後に、出来立ての白餡で出来た桃山!
こんな贅沢なお菓子はどこの有名店でもそうそう出会えません。
本当は翌日しっとり戻ったところが美味しいのですが、出来たてもサクサクほっこり♪
こんなに美味しい桃山、私も食べたことありません!

私はよく中餡にドライフルーツやナッツを入れたり、みりんを杏露酒やリキュールに変えたりします。
色々とアレンジができ、仕上げ方で上生、茶席菓子にも使えるお菓子です。


受講生さん達の個性あふれる作品^^

photo:08

photo:09


終了後、生徒さんから、「お子さんに・・・」と、こんな素敵なお土産を頂きました☆

アンパンマンの祭りずし!

すごいです!

photo:10

あ~、早く子供達に見せたい!今夜の夕食にしたかった!

でもこの日はこの後また和菓子の研修会があったので、翌日朝食に頂きました。

お味も最高☆子供達もちろん大喜びでした^^


この太巻き祭り寿司は千葉県の代表的な郷土料理で、この聖徳大学SOAにも講座 があり、そこで腕を磨きお教室を開いたり東北の被災地にもボランティアで作りに行ったりしている方々が和菓子講座の常連さんになってくださってもいるのです。

なんか和菓子をお教えするのが恥ずかしいくらい(/ω\)

さてさて、なんとか無事に和菓子講座を終え、松戸から一路高田馬場へ。

この日夜は、製菓学校で和菓子講習会でした。

今度は教わる側です。


photo:11

製菓学校の学生さん達の大作、飾り菓子も春仕様に変わってました。


この日作ったお菓子の名前も「爛漫」
photo:12

高麗生地に抹茶羊羹を流し合わせ、桜餡を巻いた春らしい作品。


photo:14

お忙しい中、卒業生の為に時間を割いて、その天才的な技術とアイデアと、最新の業界情報を惜しげもなく教えて下さるK先生には本当に感謝☆

同業だったり異業界だったりの同窓生との交流も楽しい会でした。


リハビリ中の身でおこがましいながらも^^;教えさせてもらったり、教わったり・・・

疲れたけど充実の一日でした!


SOA(聖徳大学オープンアカデミー)公開講座 の私担当の和菓子講座、次回は4/23、6/18です。

ご興味ある方はパンフレットをご覧になって見てください→本

http://www.seitoku.jp/soa/koukai/Y.pdf