現在私達がつかっている太陽暦では十五夜の日は毎年変わります。
月が好きな私としては太陰暦で生活してみたいなぁと「 13の月の暦」 なんてのを愛用していた時期もありましたな。
8年前、2002年の十五夜は9月21日。ちょうど今年と同じ時期。
ロンドン郊外でお月見をしてました。
ほーんとにきれいな月で、十五夜はない外国でも月はおんなじに綺麗なんだなーと妙に感動しました。
年に何度も(約29.5日毎)めぐりくる満月ではあるけれど、この仲秋の名月にお供え物をし、豊穣を感謝する というのはアジアにしかない素晴らしい風習だなぁとつくづく思いました。
この年、和菓子処清野創業以来初めて十五夜とお彼岸をお休みすることになりました。
毎年かならず年中行事に当店をご利用くださるお得意様全員に、お断りとお詫びを伝えました。
困るわ~とおっしゃってくださりながらも、行き遅れの娘の海外挙式というめでたい理由ならとのことで円満休業させていただきました(^_^;)
親族一同総勢11名のロンドン~パリうえでぃんぐツアーは、珍事件も続発のまさに珍道中でしたが、
なかでも挙式前日に起きた「日本人11名干され事件」について・・・
挙式のため私達は、ロンドン市内から郊外のホテル へレンタカーで移動。
後発組の親族も空港からそのホテルに直行し、翌日のために宿泊することになっていた。
11名分のチェックインの手続きをしに行った新郎がフロントでなにやらもめている。
なんとその日の宿泊の予約がないというのだ。
近くの古城で挙式後のパーティの予約とその後の宿泊の予約はちゃんと入ってるという。
それなら前泊もするにきまってるだろうとか文句を言ってる。
その日の朝まで宿泊していたBROWN’S Hotel のインターネットルームに籠ってこことやり取りしてたはずじゃん!でもその担当者が帰っちゃって分からないとかなんとか・・・。
事務所に入り込みPCをいじらせてもらいEmailの履歴を出して見せてやっとホテル側のミスだと認めたようだった。
さぁ、認めたところで11名を泊めるだけの部屋は空いていない。
そんなこといっても、こちらも頼んだだけの部屋を用意してもらわなければ困る。
ホテルのスタッフは右往左往しながら、近くのホテルにも連絡を取ったりして探しているようだった。
もしかしたら、何人かは他のホテルに宿泊してもらうことになるかもしれないとか言ってる。
その間3~4時間、干された私達はテラスでひたすらお茶を飲んでいた。
参列者の親族はのんびり構え、さすが本場のアフタヌーンティーは美味しかったらしいが
新郎新婦と心配症で気ぃ遣いの我が弟は、やきもきイライラ。お茶の味なんか覚えていません。
結局夕方になって、全員このホテル内に部屋が確保できたとのこと。(たぶん他のホテルも満室だった)
やっとチェックインして案内された部屋は、綺麗ではあったけれど「屋根裏?」ってくらい天井が低くて狭い(相方は頭つかえてた)、シングルルーム?あたしたち新郎新婦なんだけど?!「このベッド、ダブルじゃないよねー?」というと
若いメイドさん、「アタシ、オーストラリア出身なんだけど最初はほーんとびっくりしたわ!イギリスのベッドのサイズって小さいのよ!」って苦し紛れの言い訳。。。
翌日、用意された部屋はHPのトップに出てる、ウェディング用にデコレーションされたスペシャルスウイートだったけどね。
式の朝、狭い「屋根裏部屋」でドレスに着替えるのもすごい大変で、なんか情けなかったわ(TωT)
で、やっと全員がチェックインして夕食はもうそのホテルでしたくなかったので、違うホテルのレストランで食べることにし、タクシー3台にわかれて移動しました。
私が乗ったタクシーの運ちゃんがおもむろに、「あんた達、日本人かい?今日、十数人の日本人が泊まるところがなくて路頭に迷ってたらしいですぜい!」って。。。それあたし達だから!
「アハハ、そうだったか!そりゃ大変だったねぇ」ってアンタ知ってて言ったっでしょうヽ(`Д´)ノ
ちいさな町で、あたし達すっかり噂の日本人グループになってたらしいです。
車で10分ほどの川の中州に建っているこのホテル はロンドンの友人のお勧めで、もともとここでパーティがしたくて問い合わせたところもうウエディングの予約が入ってしまっていたので断られたのでした。
レストランの横のボールルームではウェディングパーティが大盛り上がり、これ夜通し続くそうで、だから一日一組しかとらないそう。日本とはエライ違いだわネ。
「月がきれいなので、デザートは外でどうぞ」と促され、あ、今日は十五夜だった!と改めて思いだし、みんなでケーキと紅茶でお月見を楽しみました(^∇^)
川の水面に映った大きな月を眺めてたら、やっと気持ちが落ち着いてきたのでした。
当時は100%ホテルが悪いと信じていたけど、後になってみれば相方の詰めの甘さも災いしたんじゃ…と疑わしいところですが、今となってはいい思い出話です。
もはやお祝いムードもありませんが、こんなことを思い出した今年の十五夜の記念日でした


