「コットンテール」観てきました | 好きなコードはEadd9

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錦戸亮
SixTONES
Snow Man(岩本照)
好きなモノいろいろ
そして7人→6人の関ジャニ∞の記録

3月1日(昨日!)から公開されている映画、

コットンテール、観てきました。

 

 

 

 

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長年人生を共に歩んできた妻・明子(木村多江)に先立たれた兼三郎(リリー・フランキー)は、明子の「英国のウィンダミア湖に遺灰を撒いて欲しい」という最後の願いを叶えるため、長らく疎遠だった息子の慧(錦戸亮)とその妻・さつき(高梨臨)、4歳の孫エミと英国へと旅立ちます。

しかし、互いに長年のわだかまりを抱えた兼三郎と慧はことあるごとに衝突。

さらに兼三郎には、慧に言えない明子とのもうひとつの約束がありました。

単身ロンドンから湖水地方に向かった兼三郎は田園地帯で道に迷い、途方に暮れるはめに。

やがて兼三郎は亡き妻に導かれたこの旅の果てに、人生の最も大切なことと向き合っていくのでした。

 

 

 

 

 

試写会に引き続き、新宿ピカデリーにて2度目の鑑賞。

平日の午後という時間帯、1人で観に来ている老若男女(老多めかな?)多し。

(錦戸さんのファン層じゃない感じの方もたくさんいた)

リリーさんってやはり、映画好きの人を引き寄せる役者さんだろうしな。

(錦戸亮ちゃんもどんどんそうなって行く気がする)

 

 

 

 

 

1度目の鑑賞で強く思ったのは、

アップ多!!

でした。

リリーさんのアップ、木村さんのアップ、

そして錦戸さんのアップ、

とにかく映画でアップが多い。

アップもアップ、画面に見切れるサイズのアップ。

 

そして、言葉数が少ない。

 

要するに。

表情の演技が上手い役者さんじゃないと成り立たないだろ、な作品。

 

 

 

 

 

今回、2度目だったからか。

話の筋がわかっていて見ていたので。

とにかく、唸らされた。

 

アップだけで伝えてくる、リリーフランキーの演技力。

 

ふわふわしたお顔なのに(笑)強烈な悲しみや、苛立や、ホッとした気持ちや、そういうのが顔見てガンガン伝わって来るのよね。

 

あと、亡くなる寸前の木村さんのアップも凄い。

「死」を連想させられるアップ。

ちょっとトリハダだった。。。

 

そしてもちろん。

錦戸さんの演技力にも唸らされる。

 

自分勝手で妻以外の人間に関わろうとして来なかったんだろうな、な父親に翻弄される息子。

怒りや悲しみ、焦り、妻と子を見る時の慈しみ、

アップで活きるあのお顔(笑)、

いやもうホント素晴らしい。

ファン目線でずっといるから時々わからなくなるんだけど(笑)

いやもう、ホントに素晴らしい役者さんやん!亮ちゃん!!!

ってなる。

やっぱり錦戸さんは映画が良く似合う。

 

 

 

 

 

リリーさん演じる兼三郎は、すんごい自分勝手でしょーもな・・・な父親なんだけど。

私はぜんぜん憎めなかった。

最初、明子さんが亡くなって、ビルの屋上に出て、電車乗って上野?に行って、妻と出会った寿司屋に行って。。。

(タコを万引きまでして)

って街を彷徨う兼三郎のシーンから始まるんですが。

もうそれだけで、明子さん(奥さん)を無くした焦燥感がすんごくて。

いやもうこの人死んじゃうんじゃないの。。。ってなる。

 

だから。

イギリスに行って一刻も早くウインダミア湖に行きたい気持ちは痛いほどわかったし。

(イギリス観光してる場合ちゃうんだよ!って焦りがわかる、笑)

でも、息子の慧と息子の妻のさつきは至極全うで。

ちゃんとイギリスで、レンタカー借りて、多分英語も堪能で、列車も朝早くの便を予約して。。。

そりゃ、相容れないよな。。。ってなる。

 

息子家族を見る目の寂しさな!

そうよね、息子ファミリーをなかなか”自分の家族”って思えない距離の遠さがめちゃ伝わりました。

(息子ファミリーは”ちゃんと”家族をしているのもまた、対比なんだろうなぁ、自分は息子とうまく関わってこなかったんだろうけど、慧はちゃんと子育てしてるお父さんだよね)

 

 

 

 

 

妻のさつきを演じる、高梨臨さんがこれまた気の強そうな”嫁”の役がお上手で。

(リリーさんが試写会の時に「気の強い嫁としょーもない親父に翻弄される息子」って亮ちゃんのことを話していたのであえての”嫁”呼び)

イギリスで、義父に娘を勝手に連れ回された後の、静かな怒りマックスの顔がこれまた。

素晴らしかったです。

(ご本人もお酒が好きで、なんてったって槙野の嫁でwちょっと気がお強そうな方ですよね?笑)

錦戸さんとは「パパドル」「西郷どん」で共演もしてるのよね。

試写会で錦戸さんにはタメ口で話をしてたので、おお!ってなった。

最近は海外の作品にも出てる俳優さんってイメージがあります。

(でもどうしても私にとっては槙野の嫁、なんだけどw)

 

 

この映画、まずはその、臨さん演じるさつきに感情移入してしまう場面が多かったです。

義父や義母との距離感が、絶妙だった。

さつきにとっての明子って??

明子はお若くして認知症になってしまってるのがわかるから、この”嫁"にとってはあまり接したことのない義母だったのかな?

と思っていたんだけど。

(お葬式でのお顔とか、やっぱりちょっと距離のある”嫁”って感じなのがお上手)

骨を拾う時、涙ぐんでて。

それで伝わってくるモノもあって。

(気は強いし仕事出来る人なんだろうけど、ちゃんと愛情もある)

そのさつきの肩を慧が抱きしめるんですが。

そのシーン、極上でありました。

慧の優しさに心臓射抜かれました。。。

 

 

最後までワガママな義父に付き合わされて、

でも毅然とし、"ちゃんと”愛を持って最後まで付き合っていて。

この先もええ感じに義父と付き合っていける人なんじゃないかな、なんてことを考えました(笑)

(ピーターラビットが好きみたいだったから、義母の形見も喜んで受け取ってくれるだろう人)

 

 

 

 

 

そして明子さんの闘病シーンは現実的で。。。

今度は明子さんに感情移入しまくってしまった。

私も、この先もし脳が壊れてしまったらどうにかして逝かせてくれ。。。

って今から旦那や息子に話してるんですよね。。。

(でも、旦那は俺は出来ないかもって言ってて、息子は気持ちがめちゃわかるって言ってくれてる)

そして、息子には母親の世話をさせないようにする、兼三郎の気持ちも痛いほど伝わってきて。。。

(母としても下の世話を息子にされるのは尊厳・・・ってなってしんどいだろうしな。。。どっちかといったら長年連れ添った旦那に、って思うしな。。。)

 

 

 

 

 

イギリスで出会った父娘との別れ方はちょっと唐突で。

(あと、不審者って思わないの???この人達良い人すぎる!!笑)

ここはもうちょい、何か欲しかった気もしました。

 

アバーフォースダンブルドアの役をやった方だそうですね!

なんか、すごくないですか?

ハリーポッターですよ??(笑)

 

兼三郎と明子の若い頃役のお2人も。

すごく、リリーさんと木村さんぽくて。

 

この映画をキャスティングした人、すごくない??

って思います。

(皆さん名優ばかりだから、なんのストレスもなく観られる映画でもあった)

 

 

 

 

 

亮ちゃん演じる慧に関しては。

あんな(失礼w)父親に対しても優しく、そして全力で向き合おうとしていて。

妻や娘にはとにかく愛を注いでいるのがわかるし。

(何気なく娘や妻を見る目に宿る愛情も凄い!!)

 

これぞ、錦戸亮の真骨頂!とも言えるような表情の演技の連続で!!!

 

ファンとして、誰にありがとうと言ったらいいの???

な、作品でした。

 

とにかくイギリスの風景も美しいしね。

ラストの光のシーンは、とにかく慧も兼三郎も良かったね。。。

ってなるしね!

 

なので。

まだまだ、観に行きます!!!

 

 

 

 

 

これまたステキな対談だったんだけど、その感想はまた!