「羊の木」を細かく振り返ってみた その1 | 好きなコードはEadd9

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錦戸亮
SixTONES
Snow Man(岩本照)
好きなモノいろいろ
そして7人→6人の関ジャニ∞の記録

昨日、吉田監督と宮崎哲弥さんのトークショー付き上映会に行ってきました。

 

 

 

 

内容は公式に素晴らしいレポがのっております!

ここ!

 

 

宮崎氏が独自の「羊の木」の感想をいろいろ述べられていて。

それを興味深く監督が聞いてらっしゃいましたね。

(要約すると、「羊の木」は怪談だとか)

 

お2人が、お2人の思うことをダダダダダダ!!

っとしゃべっていたのが面白かったです(笑)

 

 

 

 

監督がつけたバンドシーン。

あの音楽は、監督が"好きな音楽”だから。

ノイズのつもりは全くなかったようだという事と。

(それは、ベースマガジンを読んでそう感じていたけれど)

 

文のあのギターは非常に”色っぽい”シーンという位置づけのようでした。

(あ、どちらかというと、宮崎氏がそう言ってたか)

 

宮腰をサイコパスの一言で片付けないでほしい、

という事をおっしゃっていた。

(これは、私も非常に同感だった・・・)

 

「羊の木」については。

羊=動物と、木=植物の循環のスピードが違うから

元々相容れないモノ?実在しないモノ?

象徴的なモノとして捉えていて。

監督にも正解はない、というニュアンスの事をおっしゃっていました。

 

 

 

 

 

前回映画を観た時は、「希望の映画に見えた」という感想を書いた私でしたが。

今回はそうでもなかったなぁ。。。

 

なんというか。

世の中、前に進んでいるように見えても。

でも、日常にこの先どんな闇が潜んでいるか、やっぱりわからない。。。それは誰でも同じ事。。。

 

という映画に見えました(笑)

 

 

 

 

 

 

 

「羊の木」ふりかえり。

 

 

 

 

 

 

 

魚深市、全景。

(彩度低い)

 

魚深市役所。

(いちいち、”津”という文字を”深”という文字に変えていく作業を想像したら、なんか楽しいw)

 

課長のパソコンの書類。

(デスクトップは盆栽ww)

 

課長に呼ばれる月末。

6人の新住民の受け入れ業務を申し付けられる。

 

 

 

 

 

新幹線の駅。

黒いスーツの男2人に連れられた福元。

出迎える月末。

少しの戸惑い。

(まずこの表情が良い)

助手席の窓を全開にし、空を見上げる福元。

噛み合ない会話。

すごい勢いでラーメン、餃子、チャーハンをかっこむ福元。

それを見て、お皿を寄せてあげる月末。

ポン、ポン、ポン、ポン。

(この人は、普段周囲に気をつかいまくっているので、たがが外れると止まらなくなるんだろうな。酒で気が大きくなる人の典型的な感じ)

 

 

 

空港。

パフェを食べる太田。

(出所したばかりだというのに、悲壮感がない、罪の意識も感じない明るい顔、すこしおばかなのか・・・と今回初めて思った)

服のニオイを嗅ぐ太田。

(はい、味園ユニバースを思い出しました)

ポン、ポン、の奇妙な音、増える。

(それはそのまま、月末の違和感なんだろうな)

 

 

 

魚深駅。

またもや、黒いスーツの女性に連れられて現れた栗本。

(この人の場合は最初に食べるシーンがない。。。出所してまずやりたい事が”食べる”事ではなかったっぽい、そこに興味なさそう・・・)

家財道具をニトリで買ってきてあげている月末。

超几帳面に新聞紙を畳む栗本。

アパートの窓から外をながめる栗本。

(この人のシーンは、効果音に電車だったり波の音だったりが多かった)

 

 

 

カーナビを見る月末。

左折したら明らかに刑務所。

全てを悟る月末。

大野が出て来る。

(この人の場合18年という重い罪、太田とは全く違う、罪やいろんなモノを背負いまくった顔)

(ビビっている筈なのに、なんで助手席に大野を乗せるんだ?月末、そこがこの人の強さと鈍感さなのか)

ヤクザに車止められる。

「お前だれだ?」とすごまれて、名刺を出すのがザ!日本人。

(そこがすごい上手い錦戸亮。ヤクザが去った後、名刺を拾うところも同様)

 

 

 

 

 

市役所の会議室。

課長に詰め寄る月末。

重大な秘密を告げられた後の、

なにをやった人達なんですか?

(この言い方もこの表情も改めて上手いなと思う)

 

 

 

 

 

ソフトクリームをなめる杉山。

杉山にパシリに行かされそうになっても拒む月末。

(強いし頑固な感じ)

杉山が真顔→ふっとにやける

(この表情の変化がすごい、一気に引き込まれる北村氏の演技)

 

 

 

助手席の宮腰。

月末よりも先に

「いいところですね、魚もうまいんでしょう?」

顔がほころび、声が弾んでそれを繰り返す月末。

(この顔も絶妙)

宮腰が魚を食べる姿を見て嬉しそうな月末。

自販機を見つめる宮腰。

(この人が出所後にまずしたかったのは、魚を食べる事よりも炭酸を飲む事だった気がする)

自分の罪を月末に告げる宮腰。

(そこに罪の意識はあまり感じない)

 

 

 

 

 

また、市役所の会議室。

課長に報告する月末。

降りて来て(階段降りる歩き方は錦戸亮w)住民票を書いている文を見つける。

ぐいぐい、文に踏み込んでいく月末。

(そりゃ聞くなよ!って思うよな)

「空港で女といた」って言われちゃう月末。

バンドに誘う月末。

 

 

 

 

 

お父さん会や奥さんへの鬱憤をドラムにぶつけるように始まる須藤のドラム。

明らかに文ばっかり見ながらベースを弾く月末。

誰も見ていないで陶酔しつつギターを弾く文。

(文のギターはEpiphoneのSG)

 

 

 

 

 

バンド帰り、背中にベースを背負ってチャリの月末。

パトカーが通り過ぎる。

高校生をつかまえて様子を聞く月末。

(高校生は成田くんw)

港に死体があがる。

野次馬の中に杉山を見つける月末。

増々奇妙な音で盛り上がるBGM。

 

 

 

 

 

市役所。

田代から、6人とも殺人犯だったと聞かされる。

福元の罪状と大野の罪状を聞かされる月末。

 

 

 

港に、杉山の様子を見に行く月末。

自分の罪状を話す杉山。

カメラを構えている杉山。

「俺、やってないから」

チャリで走り出そうとして、一旦ビクっと止まり、また走り出す月末。

 

 

 

公園で遊ぶ子供達。

"無垢な顔"をして輪に入っていく宮腰。

のろろ〜!

のろろ〜!!!

 

 

 

部屋の隅にいる月末父を見る太田。

歩きながらもう恋に落ちてる(そういう設定だそう)太田。

歯磨きを手伝う太田。

BGM、奇妙な音。

 

 

 

クリーニング屋。

看板のサビをみつめる大野。

「融通がきかなくて」

上からガンガン言われる大野。

(大野のシーンは奇妙なBGMなし)

 

 

 

 

 

月末自宅。

月末父、あきらかに色気付いている風、丁寧に髭を剃っている。

それに驚く月末。

コロッケ食べる2人。

(味噌が「まずい」と言う間にすごい親子感出てる感じがする)

 

 

 

 

 

バンドシーン。

また、文を見てベース弾く月末。

カーキのTシャツにダメージジーンズの月末。

誰も見ないでギター弾く文。

宮腰、窓からのぞく。

「友達?」(初、”友達”という単語)

「最近越して来た、宮腰くん」

「これ、ロック?」

(この時はまだ、文は宮腰をガン無視)

 

 

 

 

 

床屋(昼)

主人に、どこで坊主刈り習ったか聞かれる福元。

 

 

 

海辺。

「羊の木」のプレートを拾う栗本。

のろろ様を見る栗本。

飛行機の音。

 

 

 

床屋(夜)

チャリで通りかかって通り過ぎて、ちょっとバックする月末。

福元に連れ込まれる。

カーキのTシャツの日。

「髭が伸びたって・・・」福元が取り繕うと、すぐほほに手をやる月末。

「俺も年だなぁ。でも、人を見る目はまだあるつもりだよ?」

(この場面、何度見ても私は笑えない。。。怖い、刃物怖いし福元の手の動きもやっぱり怖い)

主人に福元は刑務所帰りだとバレている。

即、謝る月末。

「福元さんの居場所がなくなってしまい・・・」

自分も刑務所帰りだと告白する主人。

「大事なのは居場所があるって事だよなぁ」

 

 

 

ホーム。

月末父の口元についたご飯粒を食べる太田。

2人の密会シーン。

BGMは奇妙な音。

 

 

 

 

 

ラーメン屋前。

(実在するラーメン屋さんだそうですよ、ちゃんと営業しているそうです。監督も行かれたと。餃子が美味しいそうです、魚津市役所からすぐだと)

文と偶然会う月末。

文に新しいラーメン屋の話をするも、誘わない(誘えない、か)月末。

 

 

 

 

 

栗本自宅。

魚2匹。

1匹だけ食べる栗本。

残りの1匹はそのまま墓を作って埋める。

(このシーン見ていて思ったんですが。栗本が2匹魚を買ったのは、1匹は殺してしまった彼氏の分だったのではないかと。それか、普段2匹買っていたからそのクセが残っていたとか。とにかく、栗本にとって、あの1匹は殺してしまった彼氏の代わり?)

彼女のシーンはやっぱり生活音多い。

電車の音。

 

 

 

 

 

バンドシーン。

ダメージジーンズにグレーのTシャツの月末。

ギターを買って現れた宮腰。

(宮腰のギターはEpiphoneのレスポール)

上手くギターを弾けない宮腰。

「だから違うって」

最初はムッとした顔だったが、笑顔になる文。

Cの音が綺麗に鳴る。

ケーブルを片付けながら、2人が気になる月末。

(私の考えを語っていいですか?w

私は、宮腰は文にほとんど執着はないと思っていて、惚れたのは文の方だと思っているのですが。

彼女が宮腰に初めて笑顔を見せたこのシーン、ここから始まったと思っていて。

彼女は宮腰の、ちょっと幼稚な感じのところに惹かれたのかな、と、思っております)

 

 

 

 

 

 

 

ちょっと長くなったので。

続きます〜!!