味園ユニバース ネタバレあり感想 | 好きなコードはEadd9

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錦戸亮
SixTONES
Snow Man(岩本照)
好きなモノいろいろ
そして7人→6人の関ジャニ∞の記録

ネタバレしてます。
思いっきり!






















だめだな。
若干恋する乙女になっちまってるんですよ(笑)
渋谷すばるが演じる、後半のポチ男と茂雄にキュンキュンしてしまった私なので。
冷静な感想が書けそうにありません。
(じゃ、書くな!というツッコミはなしでお願いします。笑)


なので。
茂雄が”クズ”になった経緯ばかり、最近の私は考えているんですよ。
(重傷だよそれ)
それも含めて、よくわかんない感想を書きます。
ちゃんと映画の感想を書ける自信なし(笑)







まずは、音楽映画ってのは、きちんと音楽さえ成立していればいいんですね。
すばるのボーカルは、説得力ありますもんね、それだけで。
「アクが強い」という渋谷すばるのボーカルが、こんなに活きちゃう映画!
さすが当て書きです。


そう。
当て書きで思ったんですが。


すばるが「ポチ男」と「茂雄」を演じ分けていたんですが。
(これは素晴らしかった)
両方とも、すばるっぽいなと思ったんです。
記憶をなくしてオドオドしているポチ男からも、渋谷すばるを感じたし。
凶暴な茂雄からも、渋谷すばるを感じました。


かといって、すばるが2面性あるのか?って言われるとよくわかんないんだけど。
両方の側面を持った人なんじゃないかな、って。


そう考えると。
ラストの「ココロオドレバ」を歌っているシーン。
あそこは茂雄のハズなのですが。
(すばらしい笑顔を見せてくれてたシーン)
あそこは渋谷すばるに見えてしまった。完全に。


うーん。でもいいのか。
茂雄が歌うとすばるになるのか。
(わからん。もんもん。。。)







1度目で勘違いしてて、もう1度見るハメになった私。
どこを勘違いしていたかというと。


ポチ男の記憶が戻るシーン。
おじいが茂雄のカセットテープを聴いているシーンですね。


あそこはちゃんと、豆腐屋から貰って来た、グレーのビニールからおじいが勝手に出して聴いてた描写になってたんですが。
1度目に見たときは見落としていて。
「古い日記」の歌声が誰の声かわかってなかったんですよ。


なので、1度目はすばるが全てを思い出すシーンをしっかり見てなくて。
なので、2度目はバッチリすばるの表情をガン見してきました。


ポチ男の記憶が蘇る瞬間はとても良かったです。






で!
茂雄に戻って、まず最初にしたのは、子供に会いに行くことでした。
記憶が戻って、速攻で行ってる。
(偶然にも息子の誕生日だったようだから、余計かもしれないけど)


息子を見る茂雄の眼差しが、超優しかった。


そもそも彼が傷害事件を起こして刑務所に入ったのは、お金のためですよね?
真面目に工場で働いていたって、工場長さん言ってましたし。
(19あたりで働き出して、傷害事件を起こしたのが27才。そこまで結構長いです)


ポチ男がだんだんカスミとの生活に慣れた後は、
「よく働く男」
って雰囲気でしたし。
(ポスターを2人で張ってるシーンもとても好き)


お父さんの借金のせいで大金が必要になり、ヤクザな世界の仕事を引き受けたと思うのですが。
刑務所を出所して、まず息子に会いに行くつもりだったと思うんですよ。
(だって即ピストルのおもちゃ買ってるもんね!)
お金が手に入った事だし。
やっと息子に会えるって思っていたと思うんです。


なのに記憶をなくしてしまって。


ほらぁ。
茂雄ったら。
根っからクズじゃないっすよ。
(一体私は何を弁護しているのだろう。笑)
もうね。
その茂雄の気持ちを考えたら。



ですよ!







だから。
ラストで全うな生き方をおそらく茂雄が選んで、良かったです。
私。
(私がな!笑)
あのラストの笑顔はずるい。


あとは、茂雄が襲われそうになったラスト。
カスミが代わりに茂雄を襲い、その後どうやって味園ユニバースまで戻ったかというのは。
あそこは「無理だろ!」ってツッコむところですよね?(笑)
ファンタジーなんだと納得しました。


だからあの映画はファンタジーな面もふんだんにありつつの、私にとっては暗さを感じない映画でした。
(赤犬の曲を作るシーンも凄い良いし、すばるのカラオケも最高!)

だから。
私は1度もこの映画を見て泣きませんでしたよ。
だって映画自体が面白かったもん。







とにかく。
すばるの演技がとても良くて。
すばるがカッコ良くて。


カスミのパンチを受け止めて
「カスミ!」
って言うところとか。


「トマト食われへんやろ?」
のシーンとか。


ただただカッコ良かったです。
(なんだよその感想は!ってツッコミはなしでお願いします。笑)
ただいま重傷中ですから。







あとは。
赤犬のボーカルの彼が非常に切ないですね。
この後彼はどうするのだろう。
そこだけは、ハッピーになりきれませんね。







大阪の町並み。
大阪の匂いとかも感じそうな風景。


ポチ男が最初、公園で野宿してるところを子供が見に来るシーンがあるじゃないですか。
あそこで子供が
「生きてる」
って言うのが、ああ、大阪だなぁって思ったんです。
なんかちょっとボケてて。
東京だったら子供が寄って行かないんじゃないか、とか思ったり。


あと。
レントゲンの大きな袋をポチ男が持って歩くシーンも大好き。


マキちゃんも。
赤犬の皆さんも。
ホームレスも。
おじいも。
お医者さんも。
みんないいし。
ショウの胡散臭さも最高。


そしてやっぱりカスミが良かった。
これからも二階堂ふみさんの出演作は要チェックだわ。
(「私の男」見れば良かった~原作は読んだんだけど)
あ。
でも。
カスミはなんでセーラー服のコスプレして、PAの仕事してるんだろな。


彼女がパンフレットの中で「カリスマ性がある」とすばるを評していたんだけど。
その言葉も嬉しかった。







そういえば、すばるはこの映画を撮るからボウズにしたんですよね。
そこはやはり、刑務所から出てくる男って設定だったからなのかな?
とにかく。
すばるのボウズはカッコいいので。
(あの先っぽだけ尖った頭はやめて、ちゃんとボウズにしてほしい。笑)
そこも含めて。


この映画に巡り会えて、こんな素敵な演技仕事してくれて。
本当に良かったです、私が!(笑)


いつからこの映画の構想を、J女史が練っていたのかわかりませんが。
10周年をひとつの目安にしていたのは間違いない気がする。
これをやるのにここまでかかったって事だし。
ここまで来たからこれがやれるって事だとも思う。