そして目指したのは、ここ。
日本一の秘境駅「小幌」。
日に停車する列車は数本。
駅の左右は、すぐトンネル、前は海、後ろは山。
駅に道路が繋がっていないので、
この駅へのアクセス手段は列車のみという
驚きのロケーションで有名な駅だ。
ダイヤの乱れがあったので、
行って戻れないというリスクもあったが、
滅多に来れない北海道、ここまで来たら、もう少し先だ。
思い切って、洞爺から、
やって来た長万部行きの列車に乗り込んだのだ。
車内には、それらしき(鉄ちゃん風の)乗客がチラホラ。
(”みんなも小幌駅に行くんだね。ワクワク”と、
ぼくの心の声)
カメラをスタンバイしている乗客もいて、
秘境駅に向かう冒険魂は高上してくる。
小幌の駅名コールがあって、降りるスタンバイ。
”みんなも降りるよね…”と振り返ると、
なんと降りるのは、ぼくだけ。
”エッ!みんな、
降りないの?”
”ホントに降りるの?”
”オマエ、大丈夫かよ?”
”降りるヤツ、いるよ!”
という他の乗客の視線やSNS投稿の予感をバシバシ感じて、
去っていくワンマン列車の後姿を見送った…。



