関東・北関東 木版画見物旅(その2) | 寝袋ぶらぶら西日本

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次は大田区郷土博物館。


鹿沼から距離は少し遠いが、旅の道中の、前後の話は、さておき
見聞録を、まず書いてみよう。


地下鉄 西馬込駅の出口が適切ならば
道一本でアクセスできたのだが、違う出口を選んでしまい、
迷いつつ人に道を聞きながら、なんとか辿り着いた。


京都のような縦横の路地の街に住んでいると、
東京の街歩きの耐性が、とても鈍くなる。


そして、東京が坂の街というのが実感できるのも、この辺りだ。


上がり下がりで、位置エネルギーのロスが、とても勿体ない。


グチは、さておき、無事到着。


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入館無料で、館名が、”郷土博物館”。
最初、展示のクオリティは推して知るべし、とタカを括っていたが、
この予想は大きく外れる、物凄く充実した展覧会だった。


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川瀬巴水については「日曜美術館」や美術雑誌で知っていた。

オリジナルは木版画の総合展の中の一作家として、
また、京都の骨董市で数万円で売られているのを
見たことがある程度だったが、
とても緻密に制作に向き合った版画作家であったことが分かった。


完成版画とともに、彼のスケッチブックも展示されていたが、
このスケッチブックのサイズが小さかったことが印象的だった。

ポストカードをひと回り大きくしたサイズで、
このスケッチブックを参考に、
完成版画のサイズに下絵をさらに豊かに描かれていたと思われる。


満足して、川瀬巴水のエリアを後にする。


そして、別展示されていたのが首人形展。


「首人形」と言うと、
ちょっと怖ろしげなイメージを持たれるかもしれないが、
縁起物の郷土玩具だろう。


ぼくは、こういうゴチャゴチャ集めてナンボ、というアートが大好きなのだ。


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今まで、首人形=奈良井宿という印象しかなくて、
かつて年末に、雪の奈良井宿を訪れたことがあるが、
残念ながら、扱っている店が休暇に入っていて、
見ることができず、とても落胆したことがある。


今回、この展示を見ると、淡路島、三春、千葉、静岡、宮崎と多くの地方で、
また鞍馬や大津など、近辺でも存在したことが判り、
とても有意義な、ひとときだった。


(続く)