トリさん | 寝袋ぶらぶら西日本

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先週、ぼくが同窓会に出てきて、その場で言われたのは

(多分、言われると覚悟していたが…)、
“トリさん、描いてぇなぁ~”だ。


が、その場では、ぼくも飲むのに、そして
さすがに平素、愛想なしのぼくでも、周りの連中と喋るのに忙しい。


で、結局、描けず仕舞い。


“トリさん”とは何か。

松本零士の漫画に出てくる強烈な個性を発揮する大型鳥だ。


漫画を読んでいると、
どうやら多少は、人間の言葉を理解し、
人間とコミュニケーションを行うようである。

そして、いささか口が悪い(関西弁を話す)。


ストーリーにより、時には、ハーロックの肩に乗り、
時には、おいどん(『男おいどん』主人公、大山昇太)の扶養家族だ。


初期の松本零士の作品を見ると、
カラスあたりからフォルムはスタートしているが、
円熟期に至ると、ものすごく首が伸び、細くなり、
この鳥の種が判らなくなる。


ハーロックも、おいどんも、

彼(彼女ではないだろう)に対しての呼びかけは、

”トリよ。”だ。


好物は、サルマタケという、

下宿住民のパンツ(サルマタ)に生えるキノコ。


いやはや30年以上の昔といえども、当時の毎日の「手仕事」って、

しっかり身に付いて忘れないものである。

このまま、デイケアセンターに放り込まれても
同世代の人間が居れば、人気者、間違いなしだ。
(記憶ロスが周りで多くなければ、の話だが)


ところで、話が少し飛んで、ハーロックの話。

数日前、自分で、キワドいことに突然気付いた。

コミックやアニメでも何度か出てくるシーンだ。


にわかフロイディストになってしまうが…。


見た目、女性の、謎の敵艦隊「マゾーン」との闘いのハイライト、

我らの宇宙海賊船アルカディア号の先頭からは、
大きな刃が突き出され装備される。


そして、マゾーンの円形母艦の中心部に、そのまま体当りだ。


飛び散る敵艦の破片は、暗い宇宙空間に白く飛び散る。


青年向けの雑誌に連載されていた、この作品、
あらためて今、そのシーンを思い出し、
そのメタファーに、ひたすら感心していた先日なのである。


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