この日篠栗町の山あいではマユタテアカネがたくさん見られた。
マユタテアカネは暑いのがお嫌いで、林縁の日陰の小枝の先端にとまっていることが多かった。これは横浜在住時に新治で見た習性と全く同じ。胸から汗をダラダラ流して日向での自然観察を一段落して林内の涼し気なところに逃げ込んで一休みしているとふと目の前にマユタテアカネが同じように休んでいたりしたのだ。
こうした種に共通する習性は遺伝子にどのように記載されていてどのように出現するのか、いつも不思議に思っている。
暑い中、日向で飛び回る元気なトンボが多い中、マユタテアカネの習性は正しいと思う。いのち大事に。
クリの樹周辺の木陰で休んでいたマユタテアカネ♀。すごく端正に見える。翅先の黒斑がおしゃれ。顔の小さな眉斑の黒が可愛い。
黄色い体に黒の模様と茶色の複眼がシンプルだが美しいと思う。色白美人という言葉が思い浮かんだ。
8月26日、篠栗町の山あいにて