愛をうたう -4ページ目

愛をうたう

ショウジョウハイライト明香のアタマ




久しぶりの大阪は

多すぎず

不足なく

ちょうど良い大阪でした。


気を抜くとすぐ欲張りたがるのが人の常ですが

再会もあって

新しい出逢いもあって

当たり前もあって

もう無いものもあったり

なにせ愛おしい時間の連続だった。



早朝に到着した高速バスから大阪に降り立った時

6年分の今の暮らしが染み込んだわたしの中に

どれだけ大阪での日常が残っているのかドキドキしたけれど

歩き出したら意外と迷わずどこにでもいけるくらいは

しっかり残っていた。

人のあまりの多さと変わってしまったお店にキョロキョロしながら

ギターを背負って汗だくになりながら、はじめてのライブハウスに向かう道のりは

暑くてうんざりしながらも、心の中に風が吹いているようでとても爽やかだった。


お昼のライブイベントでは、歌いたい歌をうたったわたしに

いろんな方が声をかけてくれて

感想を言ってもらったり

褒めてもらったり

自身の話をしてくれたり

たくさん持って行ったやまもものジャムもイベントが終わる頃にはすっかり売り切れて

何回もありがとうを言えて幸せで、そして楽しかったな。


夕方にはフリーになり

泊めてもらう友人の元に向かい

地下鉄の改札を出た時

迎えにきてくれた顔を見て涙が出て

あぁわたしは思っていたより逢いたかったんだなとびっくりして2人で笑った。

立ち飲み屋で乾杯して

家に戻って深夜までいろんな話をして

いかに私たちがこの街で同じ時間を過ごして

たくさんの想い出があるかをひとしきり思い知ったあと

ぐっすり眠った。

朝、先に出かける彼女を見送って

ひとりマイペースに出かける準備をして

家の鍵を閉めて次の目的地に出発。



わたしの大切な先輩。

大好きなお姉さん達に会いにまた別の駅へ。

3人でカウンターに並んでらーめんを食べたあと、お腹いっぱいでお部屋に向かい早速大切な儀式を。

大阪にいた頃

ある時からその方にわたしのギターの弦の交換をお願いしていたのです。

定期的に逢うためでもあり

わたしがうたうための大事なおまじないのような。

当然会ってなかった6年の間に仕方なく自分で弦を変えた時もありましたが、やっぱりなんか物足りなくて。

会えない間に新しく変わったギターを手に

ナイロン弦ってどうすんのー?とかワイワイ言って

美味しいデザートを食べながら

たくさんのおしゃべりと共に儀式は無事終了。


また会う約束をして

高速バスに乗るために歩いて電車にのってまた歩いて。


15:30

難波からバスに乗り込んで

17:20

舞鶴駅に停めておいた車に乗り込んで家へ向かって走り出す。

家の近くのトンネルに入る前の脇道で

鹿が草を食んでいて、なんか笑ってしまった。

ほんの2時間前までの景色とあまりにも違って

まるで竜宮城から帰ってきたかのような不思議な気持ちでした。

玉手箱はないしおじいさんにはならなかったけれど

たくさんの宝物をもらったし、あの頃のわたしにも逢えた。


ただいまー!と玄関を開けた瞬間

小さい宝物たちが走ってきて

お土産を出してしまえば

ここでの日常がさらっとはじまって

夕飯の準備をしてみんなでご飯をたべて。

良いことばかりとはいかない日常ではあるけれど

まだまだわたしは途中だし何にでもなれる。

逢いたい人に逢いにいかなくては。



みなさんお世話になりました。

忘れたくなくて文章に残しました。

楽しすぎて1枚も写真を撮っていなかったので

家に着いた瞬間の、駐車場の正面の田んぼと山と空を撮りました。

それを今回の旅の写真とします。

またうたいにいきます。

ありがとう。







みなさん、ご無沙汰しています。

6月のはじめ
家の向かいの小川に今年も蛍が飛び
庭には昨年よりもたくさんの木苺が実りました。

最近では
実ものが豊作な年なようで色々声をかけてもらって
ジュンベリー、ラズベリーをたくさん摘みました。
そしていろんなところから梅もたくさんいただいて
梅仕事もしっかり。
つい先日は生まれて初めてヤマモモの実を摘みに行き
とても美味しかったのでジャムにしたり。
指を真っ赤に染めながら何時間も台所で下拵えをするのは大変だけど楽しい時間でした。
そして子どもの頃からの憧れ、和太鼓もはじめました。
先日、地域のお祭りで初舞台を踏んだのでずが最高でした!


2019年に舞鶴に暮らし始めて
コロナがあったり
わたしの人生のメンバーが増えたり
泣いたり笑ったり
悩んだり諦めたり
拾ったり捨てたりしていたら
あっという間に6年が経っていました。
その間も時折、機会をいただいて
抜群のタイミングで歌を歌ってきました。

そんな中、またもやここぞというタイミングで呼んでいただいて
今週の土曜に大阪で歌うことになりました。
大阪に行くのも6年ぶり。
歌う場所ははじめまして。
お昼のライブです。


会場◼︎谷町4丁目
Bar TONE8.0 + BASEMENT GALLERY

開場12:00/開演12:30
入場料2,000円+1ドリンクオーダー
出演
すり〜ぴぃず/メジェド/シメリケ   
THE中河内家のぼるMUSIC FACTORY 
クランキンリュック
ショウジョウハイライト

わたし、ショウジョウハイライトは
14時くらいから歌う予定です。


期日前投票も済ませ、お土産がわりにヤマモモのジャムも詰めて準備はオッケーです。
愛を込めて
イベントのフライヤーと
最近シカに軽くかすった我が家の車のバンパーの写真を添えておきます。

偶然これを目にしたあなたが何かを感じたら会いに来てくれると嬉しいです。
それはもはや運命ですな。







昨年の4月から暮らしている家のあたりは

天気予報で山間部扱いの場所で

街中よりも雪が多い。

膝までの長靴でも中に雪が入ってくるくらいひと晩で積もる。

ここ2年ほどはあまり降らなかったようだが今年は割としっかり降った。

山は冷えるので気温も低く

水道管が破裂したり

玄関が雪で埋まったり

困ったことも色々あったけれど

山が白く染まる様は本当に息を呑むほど素晴らしく

冬の間、外に突っ立って何度も山を眺めた。




320

1年以上ぶりに人前で歌をうたった。

お寺の檀家さんが集まるお彼岸の法要で

いつもならその後に食事会があるところ

時勢の影響でそれは難しいので

代わりに何か楽しめるようにとのことでお話をいただいた。


長年暮らした大阪を離れ

京都北部の山奥に引っ越してから初めてのライブ。

ハラタケ工房さんで作ってもらった新しいギターで初めてのライブ。

きっとわたしのライブ史上

最もハイジェネレーションの皆さんの前で1時間ほど歌をうたった。

終わった後

わざわざ声をかけにきてくださったり

楽しかったとの言葉をいただいたり

嬉しかったと同時に

やっぱりわたしはうたうのが好きなんだなと感じて

久しぶりに体の奥から呼吸をしたような気がした。



わたしは可能性の塊であると同時に

わたしはとても無力だ


祈りとも願いともつかないものを頼りにやり過ごす時間もある


そして

わたしには

いくつかの触れる宝物と

いくつもの触れない宝物がある


それを慈しむように

それに守られているように過ごす毎日がある。




冬が終わり

山が緩みだすと

桜色がぽつりぽつりと山を染めて

柔らかい黄緑色が山を覆った。

だんだん緑が濃くなり

今はその合間から

藤の花の紫が山肌に色づいている。



自然は

肯定も否定もしない

ただそこにあるだけ


多彩な山を見ているとそんなふうに思う。


小さな頃に山を描くときは山の形を引いたあとに

濃い緑で塗り潰していたように思う。

今の家と大きく変わらないような場所で育って

毎日山を見ていたにもかかわらず

わたしの描く山は1色か2色で塗りつぶされていた。

見えていなかったんだなと思う。

そこにあって当たり前のものをしっかり見ていなかったんだなとおもう。




みんな元気でいて欲しい。

好きなことをして

笑って暮らしていてね。