鬼滅の刃 | 愛をうたう

愛をうたう

ショウジョウハイライト明香のアタマ




私はとても恵まれている。


帰る家があって

そこには愛おしい子どもたちがいて

それを共に守る人もいる

寒さと暑さを調節できる部屋があり

料理や外食を楽しみながら

美味しいと思えるものを食べて

いつでも温かいお湯に浸かれる

読みたい本は大体読めるし

好きな食器や絵を眺めたり

着飾ることもできる

どうしているかと気にかかる人たちや

わたしの心を分かち合える友達がいて

思い出すことで力になる過去もある


そして


自分の想いを綴った歌を

友人や仲間の歌を

わたしの声でうたうことが出来て

音楽を通して知り合った人たちと

心を通わせることができる


あるものを並べてみれば

私は充分幸せだ。



愛されていることを願い続けた幼少期をやり過ごした後

いつも恋人はいたけれど

自分を愛するということを知ったのは

ずいぶん大人になってからだった。


わたしが自分の中から誕生した赤ん坊を抱いた時

初めて死にたくないなと思った。


そんな風に思ってから

色んなことやものの見え方が変わった。

自分というものを生きてきた年数を重ねたせいもあるだろうけれど

自分がいなくなった後の未来を無視できなくなったことが大きな要因だと思う。



思うことを文章にして

好きな歌をうたい

愛したり

愛されたりしながら

テーブルを囲み

色んな人たちと笑い合う


そんな未来を願うのは贅沢なんだろうか。



教科書が黒く塗りつぶされたり

歌える曲が決められたり

語り合うことが命懸けになる

そんなことを受け入れてはいけない。



ごく一部の安寧が守られるための土台を

マジョリティに仕立ててきた人たちは

色んなものを使って当たり前にその椅子に座日続ける。

わたしの願いは願いのまま

今回もわたしの中に残ったまま

マイノリティなのだということを実感した。


でも

同じように悔しい想いをしている人たちが

わたしのまわりには結構いる。

それを感じれば

険しさを増した道も進む力が湧いてくる。


子どもたちと夢中で見たアニメの序盤

主人公が言われていた言葉


「生殺与奪の権を他人に握らせるな」



わたしは絶対諦めない。