イマジン/ジョン・レノン(1988) | あの時の映画日記~黄昏映画館

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あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます

 

 イマジン/ジョン・レノン(1988)

 

劇場公開されたのは日本のみだという、ジョン・レノンの伝記映画。

 

膨大に残された実在のジョンのフィルムと肉声でその生涯を顧みる。

 

多感な少年時代に2度も母親を失って世間を斜に見るようになったころエルビス・プレスリーがきっかけで音楽を知り、ポール・マッカートニーやジョージ・ハリスンを呼び寄せビートルズを結成。

その人気は爆発的なものになり世界を席巻し、ジョンの発言や一挙手一投足が若者文化に計り知れない影響を与ることとなるが、オノ・ヨーコと出会ってから徐々にカリスマから一人の人間に変わっていく様子やエピソードは、ファンならすでに知っていることなので、特に新しい発見はありません。

 

しかし、史実として彼の最後を知っているので、後半になるにしたがって胸のざわつきと緊張感が止まりませんでした。

 

凶弾に倒れた彼を偲んで、『All Need Is Love』をファンたちが合唱する場面ではやはり号泣してしまいます。

 

ジョン・レノン。

享年40歳。

彼の年齢を大きく超えてしまった今の自分に、

彼は語りかけてかけてきます。

 

Imagine there's no Heaven

 

It's easy if you try

 

No Hell below us

 

Above us only sky

 

Imagine all the people

 

Living for today...

 

彼は『You may say I'm a dreamer』と自分のことをこう思っているんだろ?と聞いてきます。

 

そうだよなと、変に擦れてしまった自分をいつも追い込んでくれる、そして魂を揺さぶってくれる歌詞。

 

難しい言い回しがないので、ズンときます。

 

ちょっと作品レビューから外れていってしましましたね・・・

 

 

『イマジン/ジョン・レノン』 Imagine: John Lennon(1988)

アンドリュー・ソルト監督 106分

1988年10月日本公開