名画座・大毎地下劇場など | あの時の映画日記~黄昏映画館

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あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます

 

 名画座・大毎地下劇場など

 

今、ブログネタを探そうとしていたら、昔の映画日記が出てきました。

日記といっても、○月○日に○○劇場で○○という作品を鑑賞したという程度のものなんですが、

昔、大阪の西梅田というところにあった『大毎地下劇場』の文字が飛び込んできました。

 
主に新旧問わず名作を2本立てで上映してくれる劇場だったので、

当時、高校生で使えるお金も限られていたため大変よく通っていました。

基本、二本立てで、独特のラインナップで印象的な作品ばかりでした。

確か600円くらいだったと思います。

因みに、ラインナップは

 

「ゴッドファーザー」&「ゴッドファーザーPARTⅡ」

「ロッキー」&「ロッキー2」

「フェーム」&「ザナドゥ」

「エデンの東」&「理由なき反抗」

「スティング」&「天国から来たチャンピオン」

「郵便配達は2度ベルを鳴らす」&「カッコーの巣の上で」

「マンハッタン」&「アニー・ホール」

「タイタンの戦い」&「エイリアン」

「ロミオとジュリエット」&「ウエストサイド物語」

「アメリカン・グラフィティ」&「スティング」

「家族の肖像」&「山猫」

「地球に落ちてきた男」&「博士の異常な愛情」

「レイダース・失われたアーク」&「スターウォーズ」

「スーパーマン」&「スーパーマンⅡ冒険編」

「アメリカン・グラフィティ」&「さらば青春の光」

「黄昏」&「炎のランナー」

「フットルース」&「ストリート・オブ・ファイヤー」

etc...

とにかく組み合わせがユニークでした。

会員制度もあり、割引料金で鑑賞出来て、何回か観ると1回無料とかいうシステムもあったように記憶しています。

 

どうです?魅力的なラインナップでしょ。

会報のようなものも発行されていましたね。

新旧あらゆる作品に触れあうことのできたこの劇場が、私の人格形成に与えた影響は大変大きかったと思います。

 

この劇場もいつの間にか閉館してしまいました・・・

(1997年閉鎖)

 

そして、ミナミ(大阪の人にはわかりますよね)には

『戎橋劇場』という同じような名画座もありましたし、

『梅田ロキシー』という名画座もありました。

神戸には『ビッグ映劇』

『毎日文化ホール』という映画館もありました。

 

戎橋劇場 大阪ミナミの中心道頓堀の戎橋にありました。

戎橋劇場オリジナルチラシ
ビッグ映劇ラインナップ

こういう名画座で観た作品達は、十代の私の心の中の思い出として今でも残っています。

リアルタイムで観る事のできなかった昔の名作も、これらの劇場のおかげで観る事ができました。

40年以上の思い出話です・・・

 

今はシネコンばかり増えてしまって、

こういう旧作・名作をじっくりと味わうことができる劇場が(大阪には)なくなってしまったのが哀しいですね。

 

がちゃん

文中の画像はお借りしました

(*2009年11月24日掲載分・加筆、訂正)