もうこのタイトルだけでほとんどの方は思い出されると思います。
ブライアン・デ・パルマ監督の出世作、
『キャリー』の名場面です。
いじめられっ子のキャリー(シシー・スペイシク)が、
いじめっ子のクリス(ナンシー・アレン)の策略でプロムパーティーの女王に選ばれ舞台に上がったところに、
バケツ一杯の豚の血を浴びせようとするのです。
舌なめずりしながらタイミングを見計らうクリス。
異変を感じたキャリーの友達のスーの視線の先にバケツを引っ張るロープが見える。
スーはキャリーをイジメたことが原因でプロムパーティーには出入り禁止になっており、
悪事を阻止しようとするが担任に止められてしまう。
そしてイタズラは実行され、
全身に豚の血を浴びることになってしまうキャリー。
信頼していた担任の教師にまで嘲笑されたと感じたキャリーは、
彼女の持つ超能力で会場の体育館を燃やしてしまう・・・
デ・パルマ監督のカメラワークと編集が凄いんですよね。
誰もがグッと息を呑み手に汗を握ったはずです。
スーの視線が次第にバケツに向かっていくところなんて本当にうまいよね。
あと、怒りに燃えたキャリーが、
それまで見せなかった恐ろしい視線で次々と標的を睨むシーンなんかも凄かった。
ピノ・ドナッジオの不協和音を前面に出した音楽と相まって、
忘れられない恐怖シーンになりました。
不意にこのシーンを思い出して、
書き出してみました・・・・
詳しいレビューはこちら。
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ストーリーはほとんど同じなのに、
駄作となってしまった2013年リメイク版のレビューはこちら。
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