41年前の映画日記~若気の至りが痛いなあ・・・ | あの時の映画日記~黄昏映画館

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あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます

個人的な映画資料を眺めていると、42年前の映画総括している文章を発見しました。

タイトルは『1981年を振り返って』。

今読むと恥ずかしい限りですが、現在の感覚と大分変わってきていることがわかって、これはこれで個人的に貴重な資料です。

リバイバルも含めていろんな作品を観た年でした。

以下、恥ずかしながら公開させていただきます。

突っ込みどころ満載ですので、どんどん突っ込んでください^^

 

「1981年を振り返って」

今年は数多くの旧作を観る事ができて大変幸せであった。

ベスト10のうち、上位6作までが旧作で占められたのは、新作の質の低下ではなく、旧作の名作が揃いすぎた為である。「ウエストサイド物語」「旅芸人の記録」「天井桟敷の人々」「スティング」などを同一線上に置き順位をつけるということは大変に困難なことであり、言い換えればどの作品が1位でもかまわないということである。


 

旧作の多いベスト10のうち、新作で7位に入った「ブリキの太鼓」は注目に値する佳作である。

激動の時代のドイツを子供の視点で描くというアイディアが秀逸で、また各人の演技も素晴らしい。

1982年には「Uボート」の待機するドイツ映画。ますます楽しみである。


 

「俺たちに明日はない」はやはりあの鮮烈のラストは衝撃的だった。

私の大好き監督、スタンリー・キューブリック監督の「時計じかけのオレンジ」は期待通りの傑作。好みでいえば、文句なしに1位なのだが、これだけの作品群の中では6位がいいところか。


 

キューブリックといえば、「シャイニング」も素晴らしかった。カメラが秀逸である。

ヴィスコンティは残念ながら9位。

ボブ・フォッシーの「オール・ザット・ジャズ」も良かった。芸術はすべて焼き直しであって、その作品が独立した輝きを示していれば良いと思う。


 

世間で評判の良かった「普通の人々」は23位。はっきり言って嫌いだし、R・レッドフォードの演出もそんなに冴えているとは思えない。まだ自分が若いからだろうか。

演出力は凄いと思うけど、「エレファントマン」も嫌いだ。ああいう作品を観ていると、作者の意識を疑いたくなる。


 

「殺しのドレス」は今年の収穫の一つ。ナンシー・アレンがあんなにいい女優だったとは!

「フェーム」「レイジング・ブル」「エクスカリバー」もいい映画でした。


 

「ブルース・ブラザース」は今年最高に笑った映画だった。ジョン・ランディス監督と主演二人のパワーの勝利。

「戦争の犬たち」はクズ・フィルム。


 

その他「天国の門」、コッポラ監督の「ゴッドファーザー2部作」なども触れていきたいが、時間がないので。


 

とにかく、今年は「ウエスト・サイド・物語」「旅芸人の記録」「天井桟敷の人々」「スティング」につきる1年であった。

 

いやあ、読み返すと恥ずかしいですね。

よく、映画館に通っていたなあと想い出したりします。

因みにこの年のリバイバル作品を含めたベスト10は以下の通りでした。

赤色文字はこの年の大阪地区公開の新作です。

 

1位 ウエストサイド物語

2位 旅芸人の記録

3位 天井桟敷の人々

4位 スティング

5位 俺たちに明日はない

6位 時計じかけのオレンジ

7位 ブリキの太鼓

8位 天国から来たチャンピオン

9位 ルードウィヒ・神々の黄昏

10位 シャイニング

 

旧作ばかりなので10位以下も記載しておきます(それでも旧作が多いですが・・・)

 

11位 オール・ザット・ジャズ

12位 ゴッドファーザーPART2

13位 レイジング・ブル

14位 愛と悲しみのボレロ

15位 ゴッドファーザー

16位 フェーム

17位 エクスカリバー

18位 天国の門

19位 レイダース・失われたアーク〈聖櫃〉

20位 殺しのドレス

 

ここから2022年3月28日へ~

いやあ、痛い文章ですね。

顔から火が出そうなくらいに恥ずかしいです。

でも、よく映画館に通っていました。

名画座通いがとても楽しかった思い出があります。

完全に好みによる順位ですね。

でも、大画面でこれらの作品を観れたことは幸せだったと思います

 

映画は映画館で観る。

このポリシーは一生貫いていきたいと思います。

 

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