雨のシーンはこれでしょPART4~『小さな恋のメロディ』 | あの時の映画日記~黄昏映画館

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あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます

12年ぶりに「雨のシーンはこれでしょ」書いてみます。

 

個人的に雨って嫌いじゃないんですよね。

そりゃ、災害級の豪雨となれば話は別ですが。

 

何でもない風景が雨に濡れることによって、

とてもロマンティックに変わってしまのがとても大好きなんです。

 

映画の演出でも、

雨が降っていることによって、

何でもないシーンがとても印象的なシーンになったりします。

 

『小さな恋のメロディ』(1971)は、

11歳のダニエル(マーク・レスター)とメロディ(トレーシー・ハイド)の二人が幼い恋に落ち、

「愛しているということは結婚するということでしょ」と宣言して、

親友トム(ジャック・ワイルド)たちの協力もあり、

大人たちの大反対をも跳ね返して結婚式を行ってしまう・・・

というあらすじです。

 

この作品でもっとも有名なシーンは、

大人たちからトロッコを使ってどこまでも逃げていくラストシーンだと思うんですが、

個人的には、

雨の墓地で二人がデートする場面が一番好きなんです。

 

大人たちには反対されて、

クラスメイトには冷かされて、

だけど二人は純愛なんです。

 

雨が降る墓地で、

一つのカバンに片寄せあう二人。

もう最高なんです!


本当に名シーンですね。

 

このシーンと、

海辺でデートするシーンで窓に雨粒が写るシーンは、

最高に美しいです。

 

おススメします!

 

 

監督 ワリス・フセイン

脚本 アラン・パーカー(流石ですね)

103分(英)