新高校生ブルース | あの時の映画日記~黄昏映画館

あの時の映画日記~黄昏映画館

あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます

新・高校生ブルース

1970年(日) 帯盛迪彦監督作品

 

新・高校生ブルースというタイトルですが、

前日レビューした『高校生ブルース』とは、

監督、主演が同じだけで物語に関連性はない。

 

『高校生ブルース』が、

非常に重く陰性の作品だったのに対し、

こちらは全く正反対。

童貞少年たちのくだらない(本人たちは真剣)青春コメディです。

 

とちかくセックスがしたい水谷豊ら高校二年生3人組。

彼らは、

“フラレタリア同盟”なる徒党を組み、

学園祭までに童貞を捨てるという目標を立てる。

 

三者三様、

いろんな手段で女の子をくどく、

フラレタリア同盟の三人だったが・・・

 

少年が初体験をするためにいろいろ騒動を起こす作品は、

現代にいたっても次々と作られるテーマで、

この作品が作られた当時でもさほど新鮮ではなかった。

 

関根恵子は、

いわば助演的な扱いで、

他の大映作品のようなきわどいシーンはない。

観客がそれをどう受け止めるかはそれぞれ。

 

少年たちが挙げる理想の女性像が、

フェイ・ダナウェイやソフィア・ローレンだったりするのが、

映画ファンとしてはちょっとうれしい。