あの時の映画日記~黄昏映画館

あの時の映画日記~黄昏映画館

あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます
不定期ですが、20時に開館いたします。

昨年10月10日より始めた、

『僕の邦画ベスト100を選んでみる!』

いよいよ本日最終回を迎えました。

日本映画ベスト100 ロゴ

4か月以上かかりましたが、

お付き合いいただき本当にありがとうございました。

 

それでは10位から発表させていただきます!

 

10位.

ニッポン無責任時代(1962)

 

♪人生で大事なものは、タイミングにC調に無責任。

とかくこの世は無責任。コツコツやる奴ぁご苦労さん!

最高の人生の応援歌じゃないか。

 

9位.

『ラヂオの時間』(1997)

 

 

三谷幸喜は、空間を広げすぎるとまとまりが悪くなる傾向があるが、

限られた狭い空間での群像劇は抜群に面白い。

本作が、彼の映画の中では最高傑作だ!

 

8位.

『仁義なき戦い』(1973)

 

じれったい男たちが歪んだ欲望を爆発させる。

文太兄ィが「山守さん。弾はまだ残っとるがよう!」とすごむラストシーンは、

時代を超えて暴力が連鎖することを暗喩する。

 

 

7位.

『遊び』(1971)

えっ、順位高すぎない?と思われる方が多いと思われますが、

テレビの深夜枠で繰り返し放送されていた時にブラウン管に写された関根恵子のでっかいパンツが、

がちゃん少年はじめて性のときめきを感じたという大事な作品なのです。

 

6位.

『洲崎パラダイス・赤信号』(1956)

 

腐れ縁という言葉がこんなに似合うカップルはいない。

二人の虚無的な表情で終わるエンディングなのに、

そこに希望を感じることができる人間賛歌になっているところが素晴らしい!

 

5位.

『天国と地獄』(1963)

 

 

前半の重苦しい室内劇から一瞬にして走る電車のシーンに変わる呼吸の素晴らしさよ。

捜査陣の描写を含めて、脚本の構成は神業だ。

先日入院していた時に3回観たが、少しも飽きなかったところに本作の実力を感じた。

 

4位.

『東京物語』(1953)

初見の時は、訪ねてこられる立場だった。

今は訪ねていく立場になった。

自分が時を刻むごとに人生を考えさせてくれる傑作。

 

3位.

『七人の侍』(1954)

 

そのダイナミズム、そのカメラ、その脚本、そのヒューマニズム。

どれをとっても超一級品で、その後の映画作品に与えた影響は計り知れず、

世界に通用する、いや世界一の活劇ドラマと自信をもって呼ぶことができる、

まさに映画の宝であります。

 

2位.

『幕末太陽傳』(1957)

 

そんな世界に対しても影響を与えた傑作に対して、

さらに上位には“日本でしか”理解されないであろう傑作喜劇を選びました。

世間を風刺し、主人公が刀に向かって歯向かうところは痛快である。

監督、川島雄三を投影したようなこの主人公は肺に病を抱え颯爽とした活躍をするわけではないが、

遂に現実逃避をして逃げ出してしまうところに、ニヒリストの面目躍如として観客は快哉をあげる。

敗戦から高度成長を遂げているあの時代をも切り取っていることで、

本作は日本映画史上の最高傑作であります。

 

そして、

1位.

なのですが、

『該当なし』とさせていただきます。

 

理由はこの先、

まだまだ素晴らしい作品と出会う可能性があるからです。

気取った終わり方ですみません。

でもこの結末は初めから決めておりました。

 

最後に、

1位から100位までタイトルを列挙して終わろ言うと思います。

 

1位:『該当作なし』

2位:『幕末太陽傳』(1957)川島雄三

3位:『七人の侍』(1954)黒澤明

4位:『東京物語』(1953)小津安二郎

5位:『天国と地獄』(1963)黒澤明

6位:『洲崎パラダイス・赤信号』(1956)川島雄三

7位:『遊び』(1971)増村保造

8位:『仁義なき戦い』(1973)深作欣二

9位:『ラヂオの時間』(1997)三谷幸喜

10位:『ニッポン無責任時代』(1962)古澤憲吾

 

11位:『愛のむき出し』(2009)園子温

12位:『鴛鴦歌合戦』(1939)マキノ雅弘

13位:『隠し砦の三悪人』(1958)黒澤明

14位:『用心棒』(1961)黒澤明

15位:『キッズ・リターン』(1996)北野武

16位:『雨月物語』(1953)溝口健二

17位:『にっぽんぱらだいす』前田陽一

18位:『蒲田行進曲』(1982)深作欣二

19位:『蜘蛛巣城』(1957)黒澤明

20位:『竜二』(1983)川島透

 

21位:『巨人と玩具』(1958)増村保造

22位:『マルタイの女』(1997)伊丹十三

23位:『天城越え』(1983)三村晴彦

24位:『冷たい熱帯魚』(2010)園子温

25位:『ガキ帝国』(1981)井筒和幸

26位:『青春の殺人者』(1976)長谷川和彦

27位:『追悼のざわめき』(1988)松井良彦

28位:『陸軍残虐物語』(1963)佐藤順彌

29位:『パプリカ』今敏

30位:『ウィークエンド・シャッフル』(1982)中村幻児

 

31位:『津軽じょんがら節』(1973)斎藤耕一

32位:『スウィング・ガールズ』(2004)矢口史靖

33位:『地の群れ』(1970)熊井啓

34位:『カルメン故郷に帰る』(1951)木下恵介

35位:『告白』(2010)中島哲也

36位:『砂の器』(1974)野村芳太郎

37位:『しとやかな獣』(1962)川島雄三

38位:『赤ちょうちん』(1974)藤田敏八

39位:『東海道四谷怪談』(1959)中川信夫

40位:『地獄でなぜ悪い』(2013)園子温

 

41位:『豚と軍艦』(1961)今村昌平

42位:『田園に死す』(1974)寺山修司

43位:『泥の河』(1981)小栗康平

44位:『夜のピクニック』(2004)長澤雅彦

45位:『狂った果実』(1981)根岸芳太郎

46位:『青春デンデケデケデケ』(1992)大林宣彦

47位:『真空地帯』(1952)山本薩夫

48位:『影の車』(1970)野村芳太郎

49位:『河内カルメン』(1966)鈴木清純

50位:『㊙色情めす市場』(1973)田中登

 

51位:『西鶴一代女』(1952)溝口健二

52位:『浮雲』(1955)成瀬巳喜男

53位:『リンダ・リンダ・リンダ』(2005)山下敦弘

54位:『雁の寺』(1962)川島雄三

55位:『絞殺』(1979)新藤兼人

56位:『疑惑』(1982)野村芳太郎

57位:『赤目四十八瀧心中未遂』(2003)荒戸源次郎

58位:『肉弾』(1968)岡本喜八

59位:『炎上』(1958)市川崑

60位:『妻は告白する』(1961)増村保造

 

61位:『帰らざる日々』(1978)藤田敏八

62位:『狂った野獣』(1976)中島貞夫

63位:『ゆれる』(2006)西川美和

64位:『コミック雑誌なんかいらない』(1986)滝田洋二郎

65位:『絞死刑』(1968)大島渚

66位:『四畳半青春硝子張り』加藤彰

67位:『馬鹿が戦車でやって来る』(1964)山田洋二

68位:『バタアシ金魚』(1990)松岡錠司

69位:『Go』(2001)行定勲

70位:『となりのトトロ』(1988)宮崎駿

 

71位:『書を捨てよ町へ出よう」(1971)寺山修司

72位:『ラブ&ポップ』(1998)庵野秀明

73位:『君よ憤怒の河を渉れ』(1976)佐藤順彌

74位:『独立愚連隊』(1959)岡本喜八

75位:『網走番外地』(1965)石井輝男

76位:『屋根裏の散歩者』(1976)田中登

77位:『沖縄の民』(1956)古川卓巳

78位:『台風クラブ』(1985)相米慎二

79位:『ゴジラ対ヘドラ』(1971)坂野義光

80位:『裸の十九歳』(1970)新藤兼人

 

81位:『破れ太鼓』(1949)木下恵介

82位:『破戒』(1962)市川崑

83位:『アイコ十六歳』(1983)今関あきよし

84位:『天使の恍惚』(1972)若松孝二

85位:『フランケンシュタインの怪獣サンダ対ガイラ』(1966)本多猪四郎

86位:『博奕打ち 総長賭博』(1968)山下耕作

87位:『ゆきゆきて神軍』(1987)原一男

88位:『サード』(1978)東陽一

89位:『女囚さそり 第45雑居房』(1972)伊藤俊也

90位:『高校大パニック』(1978)澤田幸弘・石井 聰亙

 

91位:『薔薇の葬列』(1969)松本俊夫

92位:『不良少年』(1961)羽仁進

93位:『アヒルと鴨のコインロッカー』(2007)中村義洋

94位:『風、スローダウン』(1991)島田紳助

95位:『ガス人間第一号』(1960)本多猪四郎

96位:『モーニングムーンは粗雑に』(1981)渡辺正憲

97位:『嗚呼!花の応援団』(1976)曽根中生

98位:『進め!ジャガーズ敵前上陸』(1968)前田陽一

99位:『病は気から病院へ行こう2』(1990)滝田洋二郎

100位:『暴力戦士』(1979)石井輝男

 

我ながらいいラインナップ!。

1位から100位までどの作品もみんな愛しています^^

ここまでお付き合いいただきありがとうございました!