台風クラブ | あの時の映画日記~黄昏映画館

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あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます


あの時の映画日記

只今、大阪に台風17号接近中!
台風が近づくとなぜかワクワクする経験をお持ちの方は多いと思います。

特にこの映画のような中学生の頃。

期待、不安、苛立ちの入り混じった奇妙な感情。

今考えると結構問題のある描写も多く、でもそれを等身大で描いてくれた作品。


1985年度(日)

相米慎二監督作品。

『台風クラブ』


あの時の映画日記

ある中学校。

夜のプール。

泰子(会沢朋子)、由美(天童龍子)、みどり(淵崎ゆり子)、理恵(工藤夕貴)、美智子(大西結花)の5人が忍び込み泳ぎに来た。

しかし、先に明(松永敏行)が泳いでいた。

彼女達は明に気づき、からかって溺れさせる。


溺死しかけた明だったが、偶然出合った同級生の恭一(三上祐一)と健(紅林茂)に助けられた。

担任教師の梅宮(三浦友和)も現われ、生徒たちを叱る。


ここまでがオープニングといったところでしょうか。


ここから、中学生達の性の衝動、自覚をなくした大人、奇妙な胸騒ぎ、乱痴気騒ぎと台風の接近にあわせていろんな感情が高ぶっていきます。


嵐の夜に学校に閉じ込められて帰ることの出来なくなった生徒達。

家出をして、大学生にナンパされ部屋まで行くが、何かに動かされるように嵐の中街をさまよう女の子。

台風の中心が上空を通過する頃、下着姿になって踊りだす生徒達。


眠りにつく生徒達。

しかし恭一は・・・


台風が去った。

明るくなった学校にまた普通の生活が戻ってくる・・・


非常に散文的に描かれた作品ですが、私は傑作だと思います。

文章にするのには非常に困難な作品ですので、未見の方はぜひ御覧頂きたいです。


工藤夕貴が自慰行為をする場面が何故か切ないです。

いい加減な教師役の三浦友和も今までのイメージをぶち壊す好演です。

相米監督独特のカメラワークも見ものです。


機会があれば是非!!


がちゃん

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