アイコ十六歳 | あの時の映画日記~黄昏映画館

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あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます



あの時の映画日記

何故なんでしょうか。

急にこの映画のことを取り上げてみたくなりました。

1983年度(日)

今関あきよし監督。

製作は今やアミューズの大社長大里洋吉。

主演は当時中学三年生でオーディションで選ばれた、富田靖子。

『アイコ十六歳』


三田アイコ(富田靖子)は屋根の上に上っていろいろ空想をすることが大好きな県立高校1年生。

弓道部に所属し、毎日の勉強も適当にこなしていた。


あの時の映画日記

クラスでも人気者であるが、クラスのブリッコ(うわぁ、死語!)の紅子とはいまいちそりが合わない。

紅子はアイコと同じ弓道部に所属しているが、クラスの男子達には媚を売り男子達には人気がある。


1学期の終業式のあと、通知表をもらっての帰り道。

アイコは中学のときに付き合っていた「あいつ」が女の子と一緒にいるのを見かける。


そして夏休み。

アイコ達弓道部は、海に合宿に出かける。

紅子は相変わらずで、アイコ達の悪口攻撃にあっている。


合宿のあと、アイコは親友ゴンベに呼び出される。

ゴンベの話によると、どうやら「あいつ」は暴走族に入っているらしい。

最近会っていないとはいえ、なぜか「あいつ」の事が気になるアイコだった。


その後、アイコと紅子との衝突。

憧れの生物担当の島崎愛子先生の大人の世界を垣間見てしまう瞬間。

精一杯考える生きる事を考えるアイコ。


自殺未遂・・・


そして「あいつ」


泣いて迷って苦しんで、

アイコは屋根の上にいた。


すごく感傷的にさせてくれた映画でした。

音楽がサザン・オールスターズと原由子。

合宿のキャンプファイヤーで流れるサザンの”Never Falling Love Again”が泣かせます。

弓道部の顧問を演じる岸部四郎も好演。

合宿先の警察官の役で、笑福亭鶴瓶も出演しています。

この作品を「アイドル映画」と呼ぶ気にはなりません。

精一杯の演技をする富田靖子。

女優です。


未見の方はお勧めですよ。


がちゃん

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