1970年度ステュアート・ハグマン監督作品
『いちご白書』
1968年4月に起こったコロンビア大学の学園闘争を一学生の体験記に基づいて映画化した作品。
とはいえ、イデオロギー的要素はほとんどなく、主人公のボート部学生ブルース・ディーヴィスンが、好奇心に駆られてカメラ片手に構内を歩き回るうちに、活動家の女子大生キム・ダービーと親しくなって闘争に参加していく。映像感覚がみずみずしく爽やかで、開巻シーンから映像的魅力が一杯!
オープニング
遊園地をつぶして軍事関係の建物を作ろうとする大学当局に学生たちが反発。
ストに突入して構内にバリケードが作られる。
主人公らが闘争に参加してから徐々に緊張が高まり、闘争中の学生全員でジョン・レノンの「平和を我らに」を合唱しはじめたところに当局の一斉検挙が始まる。
このシーンがものすごい迫力でカメラワークが大変新鮮です。
エンドシーン
とにかく、こんなにみずみずしい映像感覚を見せてくれる映画はそうあるもんじゃありません。
先ほども触れましたが、一斉検挙のシーンは映画史に残る名シーンです。
未見の方、ぜひ御覧下さい。
がちゃん