憧れ~アメリカングラフィティ | あの時の映画日記~黄昏映画館

あの時の映画日記~黄昏映画館

あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます


あの時の映画日記-アメリカングラフィティ
1973年度、ジョージ・ルーカス監督作品

『アメリカングラフィティ』

1960年代初めのカリフォルニア北部の街が舞台。

たった一晩の物語。


ハイスクールを卒業したスティーブ(ロン・ハワード)とカート(リチャード・ドレイファス)が、東部の大学へ出発する前夜、友人のテリー(チャールズ・マーティン・スミス)とビッグ・ジョン(ポール・ル・マット)と4人で遊びまわろうとする。


それぞれ、4人は別行動をとることになり、スティーブは恋人のローリーとハイスクールのダンスパーティーへ。


ビッグ・ジョンはませた小娘キャロルにつきまとわれて苦労する。


テリーは、スティーブから借りたマーキュリーを自分の車のように乗り回し、デビーという女の子と仲良くなる。


カートは、ふと見かけたサンダーバードに乗る金髪美人に何事かささやかれ(音声は出ないが、口の動きではI LOVE YOU とみえる)その女性を探し回る。そのうち、暴走族の連中に脅されるも見事な機転で一目置かせたりする。


主に、この4つの話がそれぞれ散文的に描かれ、場面ごとに60年代ポップスが流れる。


あの時の映画日記-アメリカン

開巻の、「ロック・アラウンド・ザ・クロック」で始まり、

ビッグ・ジョンの車で流れる「シックスティーン・キャンドルズ」。

街で車を流してる時に流れてる「悲しき街角」。

ダンスパーティーに出かけたものの、喧嘩をしてしまったスティーブとローリーが「煙が目にしみる」の曲で踊る場面。


あの時の映画日記-アメグラ3

失敗続きのテリーとデビーにかぶさる「涙のチャペル」等次々と曲が流れます。


あの時の映画日記-ameura4

そして、極めつけは、カートが人生とは何かをD.Jのウルフマン・ジャックに聞きに行き、そこでリクエストしたオンリーユー」が夜明け前の街で流れる場面。感涙物です。


ラストで、その主要人物たちのその後がテロップで流れるんですけど、ジンとします。

私の18歳の時とは考えられない世界。

あんな青春に憧れました。


そのあと、アメリカは暗い時代に入っていくんですね。



がちゃん