幸せな偶然~セレンディピティ | あの時の映画日記~黄昏映画館

あの時の映画日記~黄昏映画館

あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます


あの時の映画日記-タイトル

2001年ピーター・チェルソム監督

なんとも幸せになれるラブストーリー『セレンディピティ』。


このタイトルには、3つの意味があります。

①幸せな偶然・思いがけない幸運

②偶然にも思いがけないものを発見する能力

③NYに実在する老舗カフェ


物語は、クリスマス。

5ドル紙幣と一冊の古本にたくされた、運命の恋を描きます。


クリスマス直前のニューヨーク。愛する人へのプレゼントを買う人々でにぎわうデパートで、二人は出会う。

それも、一組しかない黒いカシミアの手袋を取り合うというひょんな偶然からだった。


二人の名前はジョナサンとサラ。


名前も知らないまま、二人は惹かれ、見つめあう。

そして二人はもう一度訪れた”偶然”をおきざりにしないために、楽しくロマンチックなひと時を過ごす。


急速に熱を帯びる気持ちと裏腹に、お互い恋人がいる事もわかっていた。


別れを惜しむジョナサンに、セレンディピティ(幸せな偶然)を信じているサラは、ある提案をする。


ジョナサンは5ドル札に名前を書き込み、サラは持っていた本に連絡先を書く。

そしていつの日かその連絡先を見つけることができたなら、”運命”の扉は開くであろうと。


運を天にまかせようとするサラにジョナサンは困惑するが、二人にはまだ、そんな無謀な賭けを楽しむ時間があった。


しかしお互いの連絡先はわからずじまいで、無常にも時は過ぎていった。

結婚というゴールが目前に迫る二人は、思い続けていた”偶然”のありかを探すには、今こそ最後のチャンスだということが判っていた。

果たして二人に、運命の女神は微笑みかけるだろうか?そして、”偶然”を”運命”へと昇華させ、永遠の愛を得る事が出来るのだろうか・・・


あの時の映画日記-シーン1

この映画は、ニューヨークをものすごくロマンチックに見せてくれます。

イギリス出身の監督とは思えないくらいです。


あの時の映画日記-シーン2


小雪の舞うスケート場にひとり寝そべって、物思いにふけるジョナサン・・・

いいシーンです。

私も、今幸せな偶然に立ち会ってます。

いつも、読んでくれてありがとう。