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⑦コミュニティ

  

 

学校を辞めて無職になり、どこに向かえば良いのかわからない状態でしたが、この頃から予想もしなかった不思議な力が背中を押し始めてくれました

 

 

 

母方の実家は祖父も亡くなり祖母も施設へ入ったので60代の叔母のみが住んでいたのですが、この叔母が急遽入院する事になったのです




今後、家に返るのは難しいという事で

「空き家で何かしないか?」

という提案を祖母から受けました

 

 

 

写真:二十代の頃、左から祖父・叔母・自分・祖母、

 

 

 

当時、既にプロ彼氏として数名のクライアントを抱えていたので、まずは女性達の為にも何かできないかと考えました

 

 

 

メンタルが回復した女性の次のステップは社会とどう関わっていくかになります




様々な人達と交流して視野を広げられる「コミュニティスペースはどうだろう?」 と考えました

 

 


興味のある事を見つける事は人生を充実させていく上でも重要なので自分の可能性を開拓できるスペースを作る事にしたのです

 

 

 

自分が「管理人」として利用者同士を繋ぎ、女性達はスタッフという形で利用者と関われば様々な世界に触れる事ができます

 

 

 

祖母の承諾も得て早速取り掛かかったのですが、ここで叔父からまさかの「待った」をかけられます

 

 

 

既に駐車場の修復などに100万円以上払っていたのですが計画は一時的に頓挫することに…

 

 

 

写真:この状態で作業は中断してしまうことに…

 

 

 

叔父には6000万円の借金があったらしく、一刻も早く実家を売却して返済に充てたかったようなのです

 

 

 

弁護士が入るほどに揉めましたが、祖父が亡くなった際に家の所有権が分割されていたので祖母の一存では使用ができない状態で諦めざるを得ませんでした

 

 

 

ただ、この機会に次の構想を得る事はできたので、感謝の思いで祖父の遺品整理だけはさせてもらう事にしたのです

 

 

 

ここで偶然とは思えない出来事がありました




それは遺品を片付けていたら思わぬ所からへそくりが出てきたのです

 

 

 

お金は母に手渡しましたが、母は開業費用として寄付してくれ、預金と合わせて付近のテナントを借りることができました

 

 

 

そして、2017年6月「CRATORS VILLAGE広島」がオープンしたのです

 

 

 

写真:ビルの案内板に看板を設置してもらいました

 

 

 

写真:祖父からの後押しを感じました、空から見ていたのかも!?

 

 

 

開業してからの運転資金は確保できずにいたのでいきなり資金難に直面したりもしましたが、多くの利用者に愛された空間はコロナで継続が困難になるまで4年間続ける事ができました

 

 

 

個人の保護活動を支えあう

「動物愛護部」

 

 

 

日常の悩みを共有しあう

「街の保健室」など

 

 

 

様々なグループが立ち上がりました

 

 

 

写真:学生同士で情報交換する就活支援グループ

 

 

 

写真:利用者の誕生会に参加させてもらったり(笑)

 

 

 

写真:スペースを支えてくれたボランティアのみなさん

 

 

 

自分は極力前に出ないようにして人々を繋ぐことに徹していたつもりでしたが、今にして思えばこのコミュニティは自分自身の次のステップの為にあったような気がします

 

 

 

スペースをオープンした事で更に予期していなかった

数々の出会いが舞い込んできたのです

 

 

 

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