「護られなかった者たちへ」(2021年10月公開、瀬々敬久監督、佐藤健主演)を観ました。
最近、映画の話題多くないネタ切れ暇なのなどと思われる方もいるかもしれませんが。
特に今月に入ってから両膝の痛みが半端なくて外出したくても出来ない状況で、結果的に、入院前の自由な生活を満喫しているところでございますよ
それはさておき。
この映画、事前情報を全く入れずに観たのですが、色々と考えさせられました。
そもそも、テーマが一つではないんです。震災や生活保護、殺人事件、命のこと、人間関係などなど、よくもまぁこれだけ2時間に詰め込みましたね、ぐらいの。
観ているこちらも、いざ、災害や戦争が起こったら、どの立場にもなり得るんですよね。
もちろん、何があっても殺人は許されることではありませんが。
自分の中では「大勢の中の、たった一人」だとしても、相手にとっては「たった一人の頼みの綱」かもしれないし、そこを見極めるには、相手としっかり向き合って、じっくり話を聴く必要があります。
疲弊していたから、自分もショックなことがあったから、なんていうのは、相手には一切関係のないことです。
そして、やはり、人は人に支えられて生きてるんだなぁと。
血の繋がりなんかなくても、どれだけ年齢が離れていても、お互いを思いやることは出来る。家族以上に深い人間関係を築くことが出来る。
その関係が、ツラくてしんどい日々に明かりを差すこともある。
(Brian MerrillによるPixabayからの画像)
観たあとに晴れやかな気持ちになる映画ではありませんが、人生と真剣に向き合いたい方、見識を広げたい方は是非。
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