jokegirl -15ページ目

夢のとびらの向こうがわで

 愛しているからとささやけば

 どこからともなくついてくる仔犬

 しっぽをふってかなしげに

 どことなくあいつの顔みたい

 恋しいからって誰にでも

 甘える仔猫がひざにのる

 安心しきってゆだねてる

 だまされ上手なあたしみたい

 夢のとびらを今宵ひらきましょ

 一夜のあやまちをおかしましょ

 さびしさでなきさけぶ森の中

 つめたさかくすためよりそいましょう

 ほのかなぬくもり安らぎにかえて

 ふたりでまるくなりましょう

 明日の朝にはしまるとびらに

 なんの未練も持たないように

 今夜は優しく激しくなであいましょう

 別れのときがつらくなるから

 キスはしないでおきましょうね

 月夜の下でいとしくても

 きっととびらがしまれば憎みあう

 別れも楽しみのひとつでしょ?

 生まれたときからケンカがたえない

 犬と猫

 わかりあえるのは寂しい夜の

 夢のとびらがひらかれたとき…

 夢のとびらが今宵もひらく

 夢のとびらが今宵もひらく

 静かに誘いあうひとときの、夢の中
 

だめでよわいけど…

 ずるいひとがいる

 わすれたころに連絡よこすひとがいる

 さびしときに限ってあらわれるひとがいる

 わかれてひさしいのに優しくしてくるひとがいる

 どうでもいい、て、つき離したいのに

 だれかとむしょうに話したいからさけれない

 弱さにはいりこんでくる過去のひと

 どうせまた都合よくわかれていくひと

 なのにうけいれてしまうなさけなさ

 かなしいよほんとうにかなしいんだよ

 かなしいけどぬくもりをおもいだしてしまうんだ

 もうあわないてわかれて何回目?

 たちきれないのは自分のおろかさ

 かわっている

どうでもいい人

 こんなつまらない自分のものを

 なんで誰かが知ってるんだろう

 こんなつまらない思いのたけを

 どうして誰かがわかるんだろう

 隠れていたはずなのに

 どうして見つかるのかな

 自己主張なんてしてないつもり

 だけどなにかひっかかるみたい

 好きとか嫌いとか言うより先に

 遠巻きに見られてる気がして

 はがゆくて

 恥ずかしいし悔しいし

 目隠しされて笑われてる気がするよ

 やっぱどうでもいいなと素通りされるね

 なら知らないままでいてほしい

 見つからないままで

 かってに世の中にらみつけてる

 ばかなやつのままでいたかった

 誰かが自分のこと見つけても

 見つけてないそぶりで過ぎてく

 そんな現実が冷たいとか

 悲しいとか

 そんなんどうでもよくて

 けっきょくなにもどこにも届かない

 自分の想いがつらいんだ

 誰かが受け取ることを期待して

 隠れてるからこそ
 
 知られたくない、流れ行く人たちには

玉手箱

 海からもらった玉手箱

 そっと開いて屋根の上

 すっかり寝転び空を見る

 あの雲は亀の背の

 ちょっとかわいい柄に似てる

 竜宮城を抜け出してきた

 乙姫様もおどりだす

 ふたりで散歩にでかけましょ

 春のうかれた昼下がり

 たこ焼きほおばる橋の上

 たい焼きがぶりと僕は食う

 ふたりならんで桜道

 さんごのような美しさ

 歳をとった僕を愛してくれますか?

 無償の愛をくれますか?

 優しく微笑む乙姫様に

 僕はすべてをうけいれた

 命の長さはいらないよ

 どれだけ愛が必要か

 ふたり手を取り海の中

 世間は気にせずふたりの世界

 僕と乙姫様との人生に

 歳の差なんて関係ない

 どれだけ愛が必要か

 僕は僕の気持ちにしたがうだけ

 愛していますといえるだけ

 それでふたりは永久(とわ)になる

 乙姫様の玉手箱

 僕を試した玉手箱

 今もどこかで誰かが開いてる

ヴォイス

 どうしても もう あえないの

 ゆずる気持ちはなかったんだけどもね

 あの人はするりと遠ざかり

 遠くで見つめるだけの日々より はるかになりました

 そばで笑いあえる人たちが羨ましいよ

 近くにいけない自分が情けないよ

 この切ない想いはどこへでも

 飛んでゆけるのに とどまる

 あぁ涙流すほど孤独に好かれちゃって

 あの人ながめてた頃がなつかしい

 知らず知らずに過ぎていったけども

 幸せな時だった 気がする

 手にはいらなかった 愛情は

 誰かのもとにふりそそぐんだね

 もう見つめることすらしたくない

 もうすべてを忘れてしまいたい

 出会いも愛しかった日々も思い出も

 今度のあの子にすべてあげたい

 自分は必要ないから

 どうかもっていってほしいよ

 あの人のおもかげ 

 やすらぎ

 耳に残った声の切なさ
 
 ささやき

 そして 自分のみっともない つぶやき