意 固地
もうやめよう
反応ないし
もうあきらめよう
なんどとなくくちにするけど
期待しているかけらが消えない限り
またしてしまう
繰り返しからぬけだせない
すくわれることがあるのなら
それは自分じゃない
人からもらう優しさの糸
すがりたい
そうおもう自分をせめてしまう弱さ
泣きたいけど泣けない
もろさ
おろかもの
反応ないし
もうあきらめよう
なんどとなくくちにするけど
期待しているかけらが消えない限り
またしてしまう
繰り返しからぬけだせない
すくわれることがあるのなら
それは自分じゃない
人からもらう優しさの糸
すがりたい
そうおもう自分をせめてしまう弱さ
泣きたいけど泣けない
もろさ
おろかもの
ダイエット
おなかをつまんでため息ひとつ
どこまでがんばればいいんだろ
かわいくなるってなんだろう
きれいになるってなんだろう
我慢するってどうなんだろう
誰のため?
自分のため?
みんなが見てるから?
あのひとが気になるから
おしゃれしたいし
ほめられたいし
だけど…
なんか肝心なこと忘れてる気がする
どこか間違ってる気がする
やせたいやせたい
きれいになりたい
でものぞんでるのはそんなことじゃない
不平不満の自分がきえてくれればいいだけなのに
流されてる自分がゆるがなければいいのに
自信をもちたいだけなんだ
どこまでがんばればいいんだろ
かわいくなるってなんだろう
きれいになるってなんだろう
我慢するってどうなんだろう
誰のため?
自分のため?
みんなが見てるから?
あのひとが気になるから
おしゃれしたいし
ほめられたいし
だけど…
なんか肝心なこと忘れてる気がする
どこか間違ってる気がする
やせたいやせたい
きれいになりたい
でものぞんでるのはそんなことじゃない
不平不満の自分がきえてくれればいいだけなのに
流されてる自分がゆるがなければいいのに
自信をもちたいだけなんだ
虫歯にならないように
チョコレートひとかけら口にいれて
コーヒーを飲むこの夜中の時間が好き
甘くて苦くて
ほろっとして
誰かのことを思い出す
今頃どうしてるのかな、て考える
もし夢の中だけでも仲良くできたら
現実に一緒にいれなくてもいいな、て
毎晩夢の中で会えたなら
それは第二の人生みたいだもん
ほんのちょこっとだけそばにいたいから
あんまぜいたくしたいわけじゃないから
でもそれすら心に毒だったりすることもある
甘すぎる夢は現実世界のつらさが増すから
コーヒーの香りに願いをのせて
今夜もこれからゆっくりと歯をみがく
コーヒーを飲むこの夜中の時間が好き
甘くて苦くて
ほろっとして
誰かのことを思い出す
今頃どうしてるのかな、て考える
もし夢の中だけでも仲良くできたら
現実に一緒にいれなくてもいいな、て
毎晩夢の中で会えたなら
それは第二の人生みたいだもん
ほんのちょこっとだけそばにいたいから
あんまぜいたくしたいわけじゃないから
でもそれすら心に毒だったりすることもある
甘すぎる夢は現実世界のつらさが増すから
コーヒーの香りに願いをのせて
今夜もこれからゆっくりと歯をみがく
静かなふたりの時間 6
知った顔だった。
2コ下の後輩だ。
学生時代は細くて背の高いやんちゃな子というイメージがあったけども…
スグロ君、なんかたくましくなっとる。
がたいが良くなってるよっ。
ちょっと太ったみたいで、そこがなかなかイイかも。
男っぷりをあげてる感じ。
モロ見かけ私好みになってますが。
やだ、どうしよう。
ちょい嬉しい再開かも。
「おーっ真由先輩っ久しぶりです、こんちはっ。
昔とまったくかわってないらー、すぐわかりましたよ」
そう言って、にっこりとスグロ君は笑った。
でも、
「…それほめてないら」
「え?」
スグロ君は「すみません」、と頭をさげたので、笑ってしまった。
あいかわらずイイ子だ。
「ところで真由先輩、のぶいます?
いやのぶじゃなくても、ばーちゃんがいればいいんだけども…
ばーちゃんにうちで作ってるシイタケもってきたんすよ。
なんか九州いっちゃうっていうから急いできたんですけども」
「あーおばぁちゃんねぇ…
もう行っちゃったよ」
「えーまじでっ
たくっまいったなぁー、オレめちゃせわになったのになぁ。
くそっばかのぶのやつっ、そーゆうことオレらにてんで教えねぇーからなぁ
ホントあいつそうゆうとこ薄情だら」
スグロ君の声が聞こえたのか、のぶが奥から出てきた。
「ちぃす」
のぶがスグロ君に頭をさげた。
「のぶっ、おめーばーちゃんもう行っちゃまったんだってじゃん。
たくっなんでオレらに言わねーんだよ。
高校のバスケ部みんなおめーのばーちゃんに世話になってんのによー」
スグロ君がもっていたダンボールをカウンターに置いて、よこっこらしょ、と椅子に座った。
「いいじゃー、
別にいわなくても」
いつものそっけない感じでそういうとスグロ君の隣りの椅子にのぶも座った。
「たく、おまえなぁ…そんなんだから…
ま、いいや。
おめーはそうゆうやつだらね。
言ってもむだだら」
「ん」
のぶがそうだとうなずいたら、スグロ君は「ばかたれ」と、あたりまえのように笑った。
「てか、真由先輩ー、なんかイイ匂いしてるら~、コーヒー?」
スグロ君がカウンターからキッチンへと身をのりだしてのぞきこんできた。
「うん、そそ。 いま入れるから待ってて。
のぶ、湯飲みさ、もういっこちょうだい」
「ん」
のぶはキッチンへと入ってきて棚から湯飲みを取り出してくれた。
やはり松葉寿司の湯のみだった。
私は入れたてのコーヒーを3人分均等になるように湯飲みに注いだ。
そしてスグロ君の前にひとつ、のぶに手渡しでひとつ、
最後に自分の分の湯飲みをとって「いただきます」と一口飲んだ。
うん、うまい。
スグロ君はダンボールを郵送で送れよ、とのぶに言いながらコーヒーを一口のんで、
「すげーっ、のぶがいれるのよりはるかにうんまいっ」
と褒めてくれた。
そりゃのぶのとくらべればね。
のぶは「ん」とうなずいて飲んでるけども、なんか自分が入れました、て顔で自慢気だ。
それ、私が入れたんだし。
てか、のぶまったく褒められてないし。
しかし、こうしてまじまじみると目の前に座るスグロ君はカッコイイわ~
日に焼けてて男らしくみえる。
にっこり笑顔はカワイイし、どことなくたぬきぽいし。
農作業用の作業服がやけに似合ってるし。
彼は私の好みだ、ビンゴっビンゴ。
久々にときめいてきたかも。
30過ぎてからちょっと年下もいいかも、て思えるようになってきたし。
まー20代の子はさすがにまだ抵抗があるけども、2コ下なら30だし、いいんじゃない~。
スグロ君、ちょっとチェックいれとこ。
町に戻ってきてあんま家から出てなかったからこうゆう出会いがあると嬉しい。
知ってる顔に合うのは嫌だと思いつつ、彼氏候補ならいくらでも会いたいわ、なんてことも思っちゃう。
矛盾だろか。
刺激ない生活しすぎてるってとこもあるしなぁ。
枯れたくないんだよねぇ…
てか、スグロ君彼女とかいなきゃいいなぁ。
あとでそれとなく聞いてみるか。
のぶに聞くか。
う~んんん、これって私にとってチャンスなのか?
出会い到来なのか?
それとも。
彼氏ほしいほしい言ってるから、ちょっとタイプ見るたびに惚れそうになるという…
悪い癖がでてるだけ、なんだろうか。
うむ、悩む。
スグロ君がごついてで湯のみ持ってコーヒーすするたびにトキメキだしてる私てば…
じつに、やばいかも。
化粧してこればよかったなぁ。
服ももっときれいなの着てこればよかった。
うんうん、なんだか楽しくなってきた。
テンションあがるわ~。
「で、先輩とのぶは付き合ってるんすか?」
スグロ君が湯飲みを置いて私とのぶをにやにやしながら交互に見だした…
「それはない、それはない」
私は苦笑して否定した。
「じゃなんでここに?
てっきりいるから、付き合ってるのかと」
「のぶは私の弟みたいなもんだからさ、
ここのいるのも不思議じゃないんだよねー」
「へーそれは初耳。
のぶそうなん?」
「ん」
スグロ君は”そかそか”と納得顔でまたコーヒーを飲んだ。
私ものぶもつられて飲んだ。
「真由先輩、のぶと付き合ってみればいいじゃん。
こいつさ、いくらオレらが言っても彼女つくんないんですよー
メンドクサイとかいっちゃってさ」
そう言いながらスグロ君は笑った。
「あーそれは無理だね~」
私はナイナイと否定した。
「あーじゃ東京に男いるとか?
先輩たしか東京行ってたんですよね?
花さんが言ってましたよ」
花子か…。
コンビニ勤めの同級生はなんでもぺらぺらしゃべりおる。
気をつけなきゃなぁ。
「いやいや、東京にも男はいないよー
いたら向こうで結婚してるし」
「あ、そりゃそうか。
じゃのぶチャンスじゃん」
「ん?」
スグロ君がとなりに座るのぶをひじでつついてまた笑った。
だから、ないって。
のぶはない。
スグロ君はコーヒーを飲み干して携帯を取り出した。
「あーもしもし、オレだけど、いまから帰るから飯よろしく」
家に電話したようだ。
「じゃ真由先輩、オレ帰りますね。
昼まだ食ってないから腹へってきちゃって。
それに車を坂下に置きっぱだから」
「あーうんうん、気をつけて帰んなねー」
「うぃー」
スグロ君は私にぺこりとお辞儀して、のぶの頭を軽く叩いた。
「じゃな、のぶ。
ちゃんとソレ送っとけよ」
「ん。
奥さんによろしく」
「おう、じゃな」
スグロ君は手振って出て行った。
…奥さん?
私はすぐさまのぶを見た。
のぶは残念でしたね、という目をしてくすっと笑いやがった。
こいつ私がスグロ君良いなと思ったこと見破っていたようだ。
…なんか悔しい。
てか、結婚してんのかよ。
だいたい田舎の色男も結婚早いよなぁ。
のぶは別として。
こいつはたぶん性格に難があるからまだ結婚できないんだろう。
彼女がいない、てのはちょっと信じられないけどもね。
見た目だけならモテモテだろうし。
「あ~ぁ、イイ男どっかに転がってないだろうか~
もう結婚してやしなってもらいたい気分なのになぁ」
「無理無理」
「うっさい」
のぶがちらりと私を見てまたくすくす笑ったので、キッチンからでてのぶの足を軽く蹴飛ばしてやった。
のぶはさって足をのけたけども。
反射神経いいな、こいつ。
「そだ、のぶ電話かしてくんない?
うちにかけてさ、昼飯用意してもらうよ、あんたの分と私の分。
どうせ昼用意してないら? おばぁちゃんの引越しあったしね」
「うむ。」
のぶはポケットから携帯を取り出して私に貸してくれた。
こいつも久しぶりにうちの母の飯が食いたいだろう。
子供の頃はよく土曜日のお昼ごはん、うちで食べてたし。
母さんのスパゲティが大好物みたいで、くちのまわりケッチャップまみれで食べてたな、この子。
なつかしい。
「母さんにスパゲティでもお願いしてみるかな。」
そういったらなんかのぶが嬉しそうな顔をしたように見えた。
イケメンでも、そこはまだまだガキなのね。
で、私が借りた携帯で家に電話しようとしたら、玄関がガラガラと開いてスグロ君がまた顔をのぞかせた。
のぶとふたりで玄関を見ると、スグロ君がのぶを手招きした。
「のぶ、八木沢のカエちゃんきてっぞ」
「ん?」
のぶが玄関へ向かうとスグロ君の後ろからちょっとぽっちゃりとした女性がひょっこりと顔をだしてお辞儀した。
「こんにちは、のぶ君。」
2コ下の後輩だ。
学生時代は細くて背の高いやんちゃな子というイメージがあったけども…
スグロ君、なんかたくましくなっとる。
がたいが良くなってるよっ。
ちょっと太ったみたいで、そこがなかなかイイかも。
男っぷりをあげてる感じ。
モロ見かけ私好みになってますが。
やだ、どうしよう。
ちょい嬉しい再開かも。
「おーっ真由先輩っ久しぶりです、こんちはっ。
昔とまったくかわってないらー、すぐわかりましたよ」
そう言って、にっこりとスグロ君は笑った。
でも、
「…それほめてないら」
「え?」
スグロ君は「すみません」、と頭をさげたので、笑ってしまった。
あいかわらずイイ子だ。
「ところで真由先輩、のぶいます?
いやのぶじゃなくても、ばーちゃんがいればいいんだけども…
ばーちゃんにうちで作ってるシイタケもってきたんすよ。
なんか九州いっちゃうっていうから急いできたんですけども」
「あーおばぁちゃんねぇ…
もう行っちゃったよ」
「えーまじでっ
たくっまいったなぁー、オレめちゃせわになったのになぁ。
くそっばかのぶのやつっ、そーゆうことオレらにてんで教えねぇーからなぁ
ホントあいつそうゆうとこ薄情だら」
スグロ君の声が聞こえたのか、のぶが奥から出てきた。
「ちぃす」
のぶがスグロ君に頭をさげた。
「のぶっ、おめーばーちゃんもう行っちゃまったんだってじゃん。
たくっなんでオレらに言わねーんだよ。
高校のバスケ部みんなおめーのばーちゃんに世話になってんのによー」
スグロ君がもっていたダンボールをカウンターに置いて、よこっこらしょ、と椅子に座った。
「いいじゃー、
別にいわなくても」
いつものそっけない感じでそういうとスグロ君の隣りの椅子にのぶも座った。
「たく、おまえなぁ…そんなんだから…
ま、いいや。
おめーはそうゆうやつだらね。
言ってもむだだら」
「ん」
のぶがそうだとうなずいたら、スグロ君は「ばかたれ」と、あたりまえのように笑った。
「てか、真由先輩ー、なんかイイ匂いしてるら~、コーヒー?」
スグロ君がカウンターからキッチンへと身をのりだしてのぞきこんできた。
「うん、そそ。 いま入れるから待ってて。
のぶ、湯飲みさ、もういっこちょうだい」
「ん」
のぶはキッチンへと入ってきて棚から湯飲みを取り出してくれた。
やはり松葉寿司の湯のみだった。
私は入れたてのコーヒーを3人分均等になるように湯飲みに注いだ。
そしてスグロ君の前にひとつ、のぶに手渡しでひとつ、
最後に自分の分の湯飲みをとって「いただきます」と一口飲んだ。
うん、うまい。
スグロ君はダンボールを郵送で送れよ、とのぶに言いながらコーヒーを一口のんで、
「すげーっ、のぶがいれるのよりはるかにうんまいっ」
と褒めてくれた。
そりゃのぶのとくらべればね。
のぶは「ん」とうなずいて飲んでるけども、なんか自分が入れました、て顔で自慢気だ。
それ、私が入れたんだし。
てか、のぶまったく褒められてないし。
しかし、こうしてまじまじみると目の前に座るスグロ君はカッコイイわ~
日に焼けてて男らしくみえる。
にっこり笑顔はカワイイし、どことなくたぬきぽいし。
農作業用の作業服がやけに似合ってるし。
彼は私の好みだ、ビンゴっビンゴ。
久々にときめいてきたかも。
30過ぎてからちょっと年下もいいかも、て思えるようになってきたし。
まー20代の子はさすがにまだ抵抗があるけども、2コ下なら30だし、いいんじゃない~。
スグロ君、ちょっとチェックいれとこ。
町に戻ってきてあんま家から出てなかったからこうゆう出会いがあると嬉しい。
知ってる顔に合うのは嫌だと思いつつ、彼氏候補ならいくらでも会いたいわ、なんてことも思っちゃう。
矛盾だろか。
刺激ない生活しすぎてるってとこもあるしなぁ。
枯れたくないんだよねぇ…
てか、スグロ君彼女とかいなきゃいいなぁ。
あとでそれとなく聞いてみるか。
のぶに聞くか。
う~んんん、これって私にとってチャンスなのか?
出会い到来なのか?
それとも。
彼氏ほしいほしい言ってるから、ちょっとタイプ見るたびに惚れそうになるという…
悪い癖がでてるだけ、なんだろうか。
うむ、悩む。
スグロ君がごついてで湯のみ持ってコーヒーすするたびにトキメキだしてる私てば…
じつに、やばいかも。
化粧してこればよかったなぁ。
服ももっときれいなの着てこればよかった。
うんうん、なんだか楽しくなってきた。
テンションあがるわ~。
「で、先輩とのぶは付き合ってるんすか?」
スグロ君が湯飲みを置いて私とのぶをにやにやしながら交互に見だした…
「それはない、それはない」
私は苦笑して否定した。
「じゃなんでここに?
てっきりいるから、付き合ってるのかと」
「のぶは私の弟みたいなもんだからさ、
ここのいるのも不思議じゃないんだよねー」
「へーそれは初耳。
のぶそうなん?」
「ん」
スグロ君は”そかそか”と納得顔でまたコーヒーを飲んだ。
私ものぶもつられて飲んだ。
「真由先輩、のぶと付き合ってみればいいじゃん。
こいつさ、いくらオレらが言っても彼女つくんないんですよー
メンドクサイとかいっちゃってさ」
そう言いながらスグロ君は笑った。
「あーそれは無理だね~」
私はナイナイと否定した。
「あーじゃ東京に男いるとか?
先輩たしか東京行ってたんですよね?
花さんが言ってましたよ」
花子か…。
コンビニ勤めの同級生はなんでもぺらぺらしゃべりおる。
気をつけなきゃなぁ。
「いやいや、東京にも男はいないよー
いたら向こうで結婚してるし」
「あ、そりゃそうか。
じゃのぶチャンスじゃん」
「ん?」
スグロ君がとなりに座るのぶをひじでつついてまた笑った。
だから、ないって。
のぶはない。
スグロ君はコーヒーを飲み干して携帯を取り出した。
「あーもしもし、オレだけど、いまから帰るから飯よろしく」
家に電話したようだ。
「じゃ真由先輩、オレ帰りますね。
昼まだ食ってないから腹へってきちゃって。
それに車を坂下に置きっぱだから」
「あーうんうん、気をつけて帰んなねー」
「うぃー」
スグロ君は私にぺこりとお辞儀して、のぶの頭を軽く叩いた。
「じゃな、のぶ。
ちゃんとソレ送っとけよ」
「ん。
奥さんによろしく」
「おう、じゃな」
スグロ君は手振って出て行った。
…奥さん?
私はすぐさまのぶを見た。
のぶは残念でしたね、という目をしてくすっと笑いやがった。
こいつ私がスグロ君良いなと思ったこと見破っていたようだ。
…なんか悔しい。
てか、結婚してんのかよ。
だいたい田舎の色男も結婚早いよなぁ。
のぶは別として。
こいつはたぶん性格に難があるからまだ結婚できないんだろう。
彼女がいない、てのはちょっと信じられないけどもね。
見た目だけならモテモテだろうし。
「あ~ぁ、イイ男どっかに転がってないだろうか~
もう結婚してやしなってもらいたい気分なのになぁ」
「無理無理」
「うっさい」
のぶがちらりと私を見てまたくすくす笑ったので、キッチンからでてのぶの足を軽く蹴飛ばしてやった。
のぶはさって足をのけたけども。
反射神経いいな、こいつ。
「そだ、のぶ電話かしてくんない?
うちにかけてさ、昼飯用意してもらうよ、あんたの分と私の分。
どうせ昼用意してないら? おばぁちゃんの引越しあったしね」
「うむ。」
のぶはポケットから携帯を取り出して私に貸してくれた。
こいつも久しぶりにうちの母の飯が食いたいだろう。
子供の頃はよく土曜日のお昼ごはん、うちで食べてたし。
母さんのスパゲティが大好物みたいで、くちのまわりケッチャップまみれで食べてたな、この子。
なつかしい。
「母さんにスパゲティでもお願いしてみるかな。」
そういったらなんかのぶが嬉しそうな顔をしたように見えた。
イケメンでも、そこはまだまだガキなのね。
で、私が借りた携帯で家に電話しようとしたら、玄関がガラガラと開いてスグロ君がまた顔をのぞかせた。
のぶとふたりで玄関を見ると、スグロ君がのぶを手招きした。
「のぶ、八木沢のカエちゃんきてっぞ」
「ん?」
のぶが玄関へ向かうとスグロ君の後ろからちょっとぽっちゃりとした女性がひょっこりと顔をだしてお辞儀した。
「こんにちは、のぶ君。」
ずるずる、と
なにか意味をもたないと
なんだか生きづらい世の中だ
なんも意味もない人生に
なんか意味求めてなきゃ
自分が自分でいるのが不安だよ
そんなもんないよ、とせせら笑うけど
目的なくいるのがつらくって
ぽつんといるだけの生き方は
こわいくらいに無駄な悩みをうみだしてくる
自分の中からこんこんと
なにもしてないやと嘆きつつ年月だけが過ぎてゆく
つまらないと考えても
夢みてる
なんだか生きづらい世の中だ
なんも意味もない人生に
なんか意味求めてなきゃ
自分が自分でいるのが不安だよ
そんなもんないよ、とせせら笑うけど
目的なくいるのがつらくって
ぽつんといるだけの生き方は
こわいくらいに無駄な悩みをうみだしてくる
自分の中からこんこんと
なにもしてないやと嘆きつつ年月だけが過ぎてゆく
つまらないと考えても
夢みてる