鯨肉も入れたチゲ鍋風のごっこ汁は普通に美味しかった。
普通にというより、かなり美味しいやつだった。
知内産のニラが出てきたら、また食べたいと思い、鯨肉を冷凍してある。
ニラは先入れにしたが、後入れがいいとの説もあった。
後入れの方がシャキシャキ感があっていいのか?
ユッケジャンクッパのレシピだと、肉の次にはニラを炒めている。
どっちなんだい?
日曜日は、シエスタハコダテの地下のベジ旨マルシェで買ってきた七草粥セットで、簡単に七草粥をつくって食べた。アンチョビづくりに失敗した副産物で、イワシを漬け込んだ塩がある。これをちょっと使うとスープに風味が出る。
SNSで「七難即滅、七難即生」と聞こえてきたので、唱えて食べた。
世の中がだいぶ混迷しているので、こうした縁起(今風でいうスピリチュアル)の引き出しを増やしたい。
次の日、2個目のセットは、カレーのルーをお湯に溶かして七草を突っ込んだ七草カレー汁をつくって食べた。
別にカレーのルーを使ったレシピだからって、ニンジン、じゃがいもが入ってなくてもいいだろう。カレー汁スタイルには色々可能性があるような気がした。
新月がきて、タロットを引いた。
うちのタロットは毎回意味深なメッセージを伝えてくれる優秀なガイドだ。
言いづらいことに、あまり現実に大きな期待は禁物とのことだ。
SNSでは、能登半島の災害復旧のさなか、限界集落の復興のあり方について雑な討論が始まっている。ロジハラすると会話がはかどらないので、誰も彼もが雑に議論して、叩いて叩かれての水掛論の応酬だ。
想像するにAIは、こうしたバトルを読み込ませることでどんどん学習していき、自由自在に言論空間に干渉できる言語技術を近々身につけるだろう。昔はやった、脳内メーカーみたいなのは、そうしたツールが裏ではすごく進化していて、その簡易版なのだ。
近々身につけるだろう、と書いたのは、私はもっと進んでいると思ったのだけれど、今SNSで見かけるAIっぽい挙動というのは、私の思ったよりは原始的な状態にとどまっている。あるいはその方が状況にストレスをかけるのに都合がいいということなのか。
七草粥で、草の魅力に取り憑かれた私は、引き続き草が食べたいと思った。
仙台方面では、セリ鍋と言って、セリは根っこの苦みなんかも好んで食べるという。しかもそれはお酒にあうということなのだ。
函館でセリは売っているのか?
ダメ元でシエスタのベジ旨マルシェに行ったら普通に宮城産のセリが売っていた。
隣の売り場で新しい高級昆布だしも買ってしまった。