新年 | 函館すずめの空想日記

函館すずめの空想日記

ちょっと空想が混じった不思議な日記なのだそうです。

あけましておめでとうございます。

私は正月はいつも湯倉神社へお参りに行く。今年は元旦。御神酒は深夜も午前も振る舞っていると事前に教えてもらっていたが、深夜の市電が運行していなかったので、朝の9時に湯倉神社へ。

湯倉神社では、奉納して、返礼の昆布をいただく。宮司さんには「これは売りものではないのだけれどね」と苦笑されたが、確かに、手順を省略して「昆布ほしいです」と言ってお金を出したのは、宮司さん相手にはかなり失態だったかも知れない。までも、毎年昆布欲しさで奉納していることを宮司さんには認識されてしまっている。

足湯に移動した。足湯は昨年11月にリニューアルし、歩道の整備と色調を揃え、バリアフリーのスロープも設け、やや開放的な雰囲気に変わっていた。そこで私は、足湯に浸かり、ベンチに移動してカップ酒を飲んだ。

昼間、小公園のベンチで飲むカップ酒はいい。いいぞ。

何というか、カップ酒は絶妙にリーズナブルな味がするので、気持ち良く酔える。

美味しすぎてもダメだ。

つまみもなく、カップ酒を一本飲んだ。

ああ、できれば、函館や七飯の日本酒も、カップ酒にならないかな。

午後からは、サイレンが鳴り響いた。

北陸の震災と、そして、津波の脅威である。

予定では行きつけのお店を回る作戦だったが、結果的に翌日となった。

駒場町イル・ロカーレでワインを飲み、本町シノン館コンコルド21へ。

コンコルド21では、知り合いの経済人に遭遇し、

「すずめ君はこのままでいいのか?」

みたいな説教をかなりされた。このままでいいのか?と言われながらも、言外には、まあいいんじゃない?というニュアンスも混ぜ込んでくるから困惑する。頑張って地域のために貢献しようなんて思わなくたっていいじゃないか。自分を大切にして生きよう。

それもそうだな、と思いつつも。それでいいってことなのかな?っていうのは不明なニュアンスだった。私はその方を賢者の1人ではないかと思っている。

コンコルド21でくじら汁をいただいた。ていうか、年始恒例のそれを目当てにきていたのだった。

震災・津波注意報の影響もあって人が少ない。

「てことで、アイリッシュコーヒーいただいてもいいですか?」

アイリッシュコーヒーが美味しかった。

結局、店は混み始めてきたが、早々に退散した。

土曜日は鮮魚店でごっこセットを買った。

家ににらがあるので、ごっこセットを、豆板醤やコチュジャンを使ったスープに入れよう。