函館すずめの空想日記

函館すずめの空想日記

ちょっと空想が混じった不思議な日記なのだそうです。

遅くなりましたが、2026年第一回環境計量講習(騒音・振動)に参加の皆様、お疲れさまでした。

 

環境計量士は試験に合格しただけではなれなくて、実務経験があること、すなわち既に環境計量事業所に在籍している人、それ以外の人は、つくばで一週間の講習を受けなければならないのです。

 

日曜日、函館から飛行機に乗って羽田からモノレールで浜松町、JRとつくばエクスプレスを乗り継いでつくばセンターへ。モノレールで見ていると、東京湾岸は高層マンションと高層オフィスが密集していて大都会の迫力を感じました。昔のSFのような、ビルとビルをかいくぐるモビリティがあってもオシャレに飛べなさそうです。つくばエクスプレスは特にSF感はなく普通の電車だったし、景色も平凡な田舎の空でした。つくばセンターでは人生初の麻辣湯を食べました。あれこれ乗せたら2200円もしてしまい、値段の割には、という感じ。麺類だと思えば美味しい担担麺の方がいい。麻辣湯に麺はいらないのかも知れません。

 

バスにのって並木二丁目。つくばの研修施設は広く、バス停から宿泊棟「さくら館」まで重たい荷物を持って歩くのはかなりの苦行。よくよく地図を見ると標識通りに歩くより、まっすぐ突き抜けていった方が近道のようだし、封鎖された旧入口に迷い込んでしまって、その頃には指が千切れそうになっていました。分厚い参考書と、ノートPCと着替えともろもろが重くて重くて。実は、ノートPCは各班に支給されるので、実習上はノートPCは持ち込まなくて大丈夫です。

 

講習は、毎年改善を重ねているようで、2026年版は、月曜日と金曜日が講義で、火曜日から木曜日まで3人1班の共同作業で実習を行っていきます。講習に参加される方は、年齢層はまばらで、ただどの方も理系のエリートという感じ。私語は少なめで各自自分の役割を見つけて淡々とこなします。私も久しぶりに函館弁、函館流イントネーションをなるべく出さず、ボケやツッコミもしないようにして、研究学園都市つくばの空気に溶け込み、函館の不甲斐ない日々の自分をリセットしたいなと思い過ごしていました。

 

言葉少なめながらも理系解像度の高い東京本社勤務の若い女性や、パソコン演算力の優れた大阪の若い男性と組んだチームB3は、私がたまにテキストを読み違えたりホワイトボードを読み違えたりして足踏みすることはあっても全体的にはテンポのいいチームで楽しく過ごせました。ほんの少し、ワールドトリガーのチーム戦の雰囲気と似た気分を味わえました。チーム戦なので環境計量講習で落第することはほぼありませんが、個人戦だったら落第する可能性のある難易度の高い講習です。予習もしないで実習に参加すると、作業にほとんど加われなくて、置いてけぼりになっちゃう可能性もあるので注意。

 

宿泊棟「さくら館」に食事はなく、敷地中央にある食堂は、昼休みに行くには遠すぎて、夕食だけそこで食べますが、18時20分で終わってしまうので実習のレポートが長引くと食堂の夕食にもありつけません。食堂の食事は選択肢は少ないながらもまあまあしっかり目に食べられる量があります。コンビニで翌朝・翌昼の食事を調達。私は毎日カロリーメイトを買っていました。カロリーメイトって、昔、筑波万博があって、それを機に誕生した宇宙食みたいな携行食、懐かしい未来を感じさせるフードです。コミュ力が高ければ、実習の班のメンバーと声かけあって、施設を抜け出し、夜の居酒屋に繰り出すこともできるかも知れませんが、地図を見た感じは歩いて行ける範囲にはいいお店はなさそうなので、無理はしなくても、という感じではありました。一応、自炊はできるので、予習完璧なら毎夜、ワインとワインのおつまみみたいな生活もできなくはないです。

 

最終日は何と心理学の講義もあり、自分の心理を見直す機会を得たり、環境計量に何故それが必要なのかもしっくりくる内容でした。また、環境計量技術が今後どのようなビジネスチャンスにつながるのかについても期待を抱かせるヒントをもらいました。

 

それにしても、色々な資格がありますが、こういう風に一週間の泊まり込みの講習生活を過ごせる機会を与えてくれるなんてすごい資格です。この仕組みを考えた人はとんでもなくセンスがいい人なのでは。酒を飲まずひたすらカロリーメイトは、ちょっとやりすぎ感はあるとしても、若い頃の自分を微かに思い出し、来週からの函館の日々をもう少しメリハリのあるものにしていきたいと思うのでした。

 

つくばセンター駅でお土産購入し、高速バスで東京へ。途中「渋滞に巻き込まれて遅れる場合があります」とのことで、確かに少し遅れてつきましたし、高速バスは使わない方が良さそうです。新幹線内でつくばで何故か売っていたドイツのシュロス・フォルラーツ、隣の人に配慮してあまりグダグダ飲みませんでしたが、控えめに飲みながら、明るい未来が待っているといいなと思う瞬間でした。

気が付くと嵐のような8月が無事に終わっていた。

業務では、点検現場系、現地調査系、調査分析系が錯綜し、天候不順が直撃したら何もかもが狂ってしまい破綻するようなスケジュールの詰め込み。幸い、今年は奇跡的に乗り越えたが、もう少し余裕のある工程でないと怖い。神に感謝してもしきれない。

プライベート(という名の地域との関わり)でも、行きたい場所は多かった。日曜日、恒例のムラカミヤのウニ丼を食べに行く日とし、久しぶりに自分の自転車を木古内まで運んで、木古内と知内町小谷石まで往復30㎞のサイクリング。想定では「もう歳には勝てない。往復30㎞ですらツラすぎる」というブログを書く気で走り出したが、びっくりするほどペダルが軽い。結局、ロードバイクへの買い替えはしないまま終わりそうだが、Escape Airが登場したタイミングで運よく買えてラッキーだ。やはり、ウニ丼、そしてエゾ鹿ロースト、アワビ刺し、これらを食すには適度な運動の後がいい。海岸線を走る時の爽快感は素晴らしい。微かに草の香りも都会の草と違って心地よい。ノンアルコールビールが美味い。

今、知内温泉で働いている町屋さんが、カサ・フロールで一日だけイル・ロカーレをするというので行ってきた。町屋さんの前菜盛り合わせ、具材と具材が絡み合うことまで設計済みで素晴らしい。知内温泉ではお酒飲めなかったけど、ワイン飲みながらで楽しく過ごせた。それから、北斗芯軒の八木橋さんが本町へ移転し「Al Vento」をオープンさせた。たまたま運良く初日に足を運ぶことができ、カウンターキッチンなので手際よく調理する八木橋さんを見ながら美味しいイタリアンを楽しみ、鹿部からきていた高田さん夫妻ともお話することができた。

個人的に大きな進展があったとすれば、地方都市開催は初めてという「調味料選手権函館大会」に、野菜ソムリエプロの川崎さんから誘われ一般審査員として参加。5分類に分けた36商品を順次、試食し、優れた商品2つに丸をつける。液体昆布だしはそれだけで複数商品がエントリーし、一口なめるだけで違いを判別せよというのも無理な話。そんな中で、ヤマチュウ食品さんの「きんき魚醤入り真昆布だし」が最高金賞に選ばれ、全国大会へ進んだ。果たして、きんき魚醤入りの昆布だしが色々な料理に汎用性があるかは謎だけれど、全国大会へ選出する商品としては誰も異論はないだろうという妥当な結果となった。
そんな中、野菜目線、色々な用途に使えそうな商品として、白石農園さんの「神トマト酢」、医食同源さんの「がごめピーツドレッシング」を私はいいと思ったし、その日の蔦屋書店で購入して、今、ちょっとずつ使っている。サラダにかけるのに、今まで使っていた「りんご酢」の置き換えになるし、EVOOと2つの商品を混ぜ合わせて、マリネやピクルス作りにも活躍しそうだ。
現場に足を運ぶことでより踏み込んだ情報が手に入る。今はブログが下火で現場レポートするネット民も減ってきた。インフルエンサーも「覚えたての日本語を披露する外国人」みたいなしゃべりを添えた動画をつくってありきたりなことをレポートして満足しているようだし、大事なことは自分の目で確かめたい。何にせよ、FLA野菜スペシャリストを取得してから、間髪入れずに、野菜ソムリエ主催のイベントに関われたのは非常にスムーズで良い流れがきていると思う。

函館空港を中心にJTBや東急が関わって実現したワイナリー巡りツアーにも参加することができた。今回、バスツアーが上ノ国まで足を運ぶことができ、かつ、訪問先の受け入れ体制も経験を積んでスムーズなため、密度の高いバスツアーとなった。個性の違う複数のワイナリー・ヴィンヤードを巡ることで純粋に知的エンターテイメントとしても素晴らしい。モンティーユにレストラン(ビストロ)があることで、トークショーやミニコンサートもあるディナーを楽しめた。
昨年合格したワインエキスパートの資格は、こうしたワインの話題に参加するにあたって、ほんの一歩、生産者の方々の話に耳を傾ける距離感が近いという程度のアドバンテージでしかないが、そのほんの僅かの優位性をコツコツと積み上げていき、函館・道南のワイン界隈に深く関わっていけたらなと思う。

料理もうまくなりたい。坂井鮮魚店さんでワタリガニを入手して、リゾットを作ってみたら美味しかった。サバ缶トマトと木古内産ひじきを使ったパスタは、まあまあかな。パスタは基本を練習しないといけないな。Instagramで料理系をいくつかフォローしたら次々に類似のアカウントが出てきた。本当に似たようなレシピの公開が盛んだ。坂井鮮魚店で買う魚介を刻んでマリネをつくったらどんな配合でも美味しいに違いない。スーパーで買ってきた刺身からスタートしてワインにあう最高のおつまみがつくれたらいい。

環境計量士試験に合格した2月からしばらく時間があいた。

 

この間、note記事やX記事の執筆に挑戦してきたが、X記事に関しては今のところ「書くことに意味があるのか?」といったような寂寥感がありながら、函館で今盛り上がりを見せつつある「二地域居住」「二拠点生活」「二拠点居住」に関する側面支援的な記事を蓄積したいと考えているところ。それにしても、何故用語が一個に統一しきれなかったのか。

 

7月はユーキャンの「野菜スペシャリスト」(FLA)の資格を獲得した。ユーキャンの通信講座というと、「ああ、ユーキャンね」というくらいの知名度はあるものの、名乗って誇れる資格のように思われていない節もある。FLAという団体の「食生活アドバイザー」資格の方は歴史があり評価も高く、その経験も活かして野菜に特化したカリキュラムというわけだ。「JSAワインエキスパート」を保有している人がライフシステムを強化するための補助資格として取得するには非常に有益。教材が充実しているし、あと半年は質問メールにも回答してもらえるそうだから有効活用したい。

 

端的にいうと、講師として活躍したい、地域のコミュニティに参画して活動したいなら「野菜ソムリエ」、ワインを飲むための食事をつくったり、ワインを飲みながら会話する話題の下地にしたり、SNSで発信したりするなら「野菜スペシャリスト」が適している。今のところ、Xで見ると、#野菜ソムリエタグはゴチャゴチャしてわかりづらいが、#野菜スペシャリストタグは閑散としていてブルーオーシャン。個人的には資格のありなしにこだわるつもりはなかったが、「会話」を期待できないSNS環境で、ひたすら黙々と発信し続ける上で、プロフをしっかり固めておくことに意味はある。

 

その後、奥田政行氏と一緒に旅するガストロノミーツアーに参加。非常に有益な時間を過ごし、圏外から函館におこしの教養ある方々との会話も楽しめた。この頃、函館では世界料理学会が開催されていて、私はプロの料理人でもないし、生産者でもないのでそこには参加できないが、これを機に、私は素人ガストロノミーの概念に興味を持ち始めた。中島れんばいにある、野菜ソムリエのいる川崎青果店に行き、神トマトとズッキーニを買ってきてソアーヴェクラッシコとあわせる夏野菜料理をつくってみたりした。

 

ガストロノミーツアーもそうであるが、バーで居合わせた夫妻は、毎月東京に足を運んでいて、東京の有名寿司店にも顔が利くという。今や東京の有名レストランは、一般の人は予約もとらせてもらえない所が多い中で、10年来通ってどこかのお店との信頼関係が構築されると、お店同士のネットワークで紹介されて、そういうお店にもどんどん行けるようになるという。私なんかはそういう世界とかすりもしないが、函館では似たような努力をしてきたような気はする。「すずめさんが野菜ソムリエとってくれてコミュニティに参加してくれたらいいのに」と言われたりもした。SNSでは反応が薄い中ではあるが、積み上げてきたことに対する何らかの手ごたえはあるといった状況かなと思う。

 

一方、二地域居住もそうだし、副首都構想もそうだが、世間の話題として技術士用語でいうところの「都市及び地方計画」の話題が増えてきた。私は今年試験を受けたが、既に取得している「道路」と違って「都市及び地方計画」は業務としての関わりがないわけではないが、職場の書庫にはそっち系の資料がおいていないし、詳しい先輩技術者もいない。独学で挑戦していて、今年はかなり手ごたえがあると思っているが、何か思い違いをしていて判定がB止まりになる可能性もあるといったところ。資格がとれればなお良いが、ちょっとずつ自分の話題に「都市及び地方計画」を組み込んでいきたい。

 

つまり生活の質(ウェルビーイング)の向上、そのための都市構造の再編、小さな拠点群の整備、つなぐ交通ネットワーク、都市を運営する官民連携の組織づくり等々が「都市及び地方計画」のテーマとなる。そこに付随してガストロノミー(地域の風土に根差した食文化酒文化)であったり、高龍寺で坐禅したり、サウナで瞑想したり、湯の川エリアでシラサギとアオサギが子づくりしていたとか、そういう「一歩踏み込んだエピソードの蓄積」が重要だ。学生時代をオタクとして過ごした身としては、中年期の後半を迎えていつまでもアニメを見て「このアニメ覇権とれるかな?」みたいなことを気にしているよりは、日々の日常の中にSFやファンタジーやスピリチュアルを感じ取っていきたい。

 

都市及び地方計画、マインドフルネス・ウェルビーイング、スピリチュアル、ガストロノミー、栄養学、野菜、日本酒・ワイン、SF・ファンタジーのドラマツルギー、何だかゴチャゴチャしているね。どう構造化したらいいだろうか。AI君達に聞いてみようか。