八光捕りと永字八法 | 八光流 道場記

八光流 道場記

京都で約30年、師範をやっております。
つれづれなるままに書き綴ってまいります。

八光捕りは、八光流柔術の技で一番最初に習う技だ。


手首を掴まれた時 如何にしてその掴んでいる手を放させるかと言うだけの技で型的には極単純な1、2秒で出来る技だが実はその単純な型の中に八光流柔術の技に応用出来る基本の術理が数多く備わっている。


書道の練習には永字八法と言う原理がある。

永の一字には、全ての漢字に応用出来る8種の基本的筆使いが備わっている。


おれは、八光捕りは書道で言う永字八法のような技だと思っている。


そしてこの八光捕りを深く追求しながら修練を積んで行く事は、八光流上達のキーポイントと言えるだろう。