八光流 道場記

八光流 道場記

京都で約30年、師範をやっております。
つれづれなるままに書き綴ってまいります。

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学童保育にも入所式と卒所式があった。


これらの日は、父兄も来るので学童の指導員は、少し緊張する。


こう言う時に何かしでかすのは、おれのように全く緊張感のない奴だ。


入所式の日 先輩の指導員がおれに「今日は、しゃきっとして下さいよ」と念を押した。


「おれは、いつだってしゃきっとしてますがねぇ」ふてくされていると新1年と父兄達がゾロゾロ入って来た。


「おっ 早くもおいでなすったか」とおれが言っていると傍に居た4年生女子に「そんな言い方しちゃ駄目!」と叱られた。


おれの服装の着こなしやヘアースタイルや言葉使いに何かとクレームを付けて来るこの少女は、何かイベントがあると おれの動向に目を光らせている。


「今日は、親の前で挨拶するんやろ?」と少女は、おれに聞いた。

「まあな」とおれが答えると「真面目に話さなあかんで」と彼女は、真剣な眼差しで言った。


「当たり前だ 父兄相手に冗談言ってもしょうがないだろ」と言っておれが自分の位置に着くと彼女はおれの横に座った。

そして「今日は、おれじゃなくぼくやで」と小声で言った。


おれも小声で「無理」と言った。



(40)に続く