アルフォンス・デーケン 生と死とは希望である | hakko1019のブログ

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今日6月17日は、私が神様と無数のご先祖様、そして人生の最大の恩人である父と母から命を授かった大切な日です。

その記念日に、尊敬する斎藤英治さんのコラムから、「アルフォンス・デーケン 生と死とは希望である」をご紹介させていただきます。

先日6月5日の過去記事「アルフォンス・デーケン 人間には4つの死(=生)がある」の続きとなります。

実はこの前ふっと思ったことですが、斎藤英治さんの下記のコラムの中の「生と死は、覚せいと睡眠に似ている。人はそのリズムを繰り返しながら、永遠に進化して行く」と全く同じことが思い浮かびました。

不思議な気がします。
一説には、私たちは毎日覚醒と睡眠の生死を繰り返し→そして輪廻転生を繰り返し→永遠に意識進化していくと考えられていますが、それが理屈ではなくストーンと腑に落ちた感覚でした。

それでは、斎藤英治さんのコラム、アルフォンス・デーケンさんの講話が少しでも皆さんの参考になりましたら幸いです。

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●斎藤英治
デーケンさんの結論:生と死とは希望である

さて、デーケンさんの素晴らしい講演に出席しての私の感想は、今日で、最終結論と致したいと思います。

ちなみに、初めての人のために、アルフォンス・デーケンさんは、ドイツ生まれの上智大学名誉教授で、「死生学」(生と死を学ぶ学問)や、「ユーモアの研究と実践」は、恐らく、日本一有名な人です。
今日は、デーケンさんの専門分野の「死の準備教育: Death Education 」(その2)について、話したいと思います。

デーケンさんは、哲学者でもあられるので、彼の著書「よく生きよく笑い良き死と出会う」(新潮社)(ここで言う「死」とは死ぬことの死です)の中で、これまでの様々な哲学者が、「死」について、どのように考えてきたのか述べております。
それを私なりに理解して、要約すれば、次のようになります。(同著182頁)

1)古代ギリシャの哲学者、ソクラテスとその弟子プラットは、「霊魂不滅説」を唱えました。
つまり、人の霊魂は永遠に不滅であり、死ぬ時には、肉体という束縛から解放され、すべての望みがかなえられる、としました。

2)ドイツの哲学者カントは、魂の不死を想定し、人間は死んだとしても、時間に制約された肉体という束縛を離れ、無限に生き続け、永遠に進んで行くとしました。

3)ドイツの文豪ゲーテは、人間の精神は本質的に不滅であり、本質的に、死を乗り越えて、永遠の自己実現を目指すべき存在ではなかろうかと推測したそうです。

4)フランスの科学者であり哲学者のパスカルは、死んだ後の生命に希望を持つことは、一つの賭けであり、それを信じて、もしなかったとしても、全く損することはなく、もしあったとすれば、死ぬ前に、希望をもって、準備しながら、死ぬわけであるから、大きな収穫が得られる、と言うようなことを述べたそうである。

どうやら、デーケンさんは、上記の哲学者、科学者の考えに賛成しているようです。

私も、ほぼ同意見であり、日本の江戸時代の哲学の第一人者、佐藤一斉がその代表的著書「言志四録」で述べているように、また、スイスの精神医学の第一人者、ユング、同じく、スイスの精神科学者、ビリー・エドアルド・マイヤーなどの考えと同じように、「生と死は、覚せいと睡眠に似ている。人はそのリズムを繰り返しながら、永遠に進化して行く」と私は考えている。

以上のようなことから、結論として、デーケンさんのようなとても優しい暖かいお人柄の講演からにじみ出てきたことは、生と死とは、共に希望であるということを言いたかったのではないでしょうか。

デーケンさんのように、人を愛し、天を愛することは、私の最も大好きなモットー、西郷隆盛の「敬天愛人」(天を敬い人を愛する)と非常に通じるものがあります。

最後にデーケンさんが上智大学の満員の最終講義の最後に歌った歌をここに紹介しておきたい。
デーケンさんのような人を愛する素晴らしいお人柄がこの歌に現れていると思うからです。
誰でもご存知のとても有名な歌ですね。

You are my sunshine
My only sunshine
You make me happy when skies are gray
You'll never know, dear, how much I love you
Please don't take my sunshine away

(日本語訳)
君は僕の輝く太陽
かけがえのない僕の太陽
空が曇っているときでも、僕を幸せにしてくれる
僕が君のことをどれだけ好きなのか、君は知らないんだろうね
僕の太陽よ、行かないで

 

 

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