個人事業主に、
デザインや翻訳等の外注をする際には、
源泉徴収をする必要があります。
今までは、この税率は原則10%だったのですが、
2013年1月より源泉所得税の税率が変わり「10.21%」になります。
単に、税率を変えればいいだけで、
他は何も変わらないのですが、
実務的には、とても面倒くさいなー、、というのが実感です。
特に面倒なのが「暗算ができなくなる」ということ。
今までは120,000円支払わないといけない場合、
12,000円の源泉ね、なんて感じで
ぱっと見で計算できたのですが。
改正後は、12,252円の源泉になります。
さらに面倒なのが、
源泉徴収が必要な外注費を
キリのいい金額で「手渡し」する場合の
源泉所得税の計算です。
例えば、音楽業界等では、
ミュージシャンに直接30,000円とか50,000円とか
キリのいい金額を手渡しにする慣行が多いのですが、
この支払いも源泉対象になります。
この場合には、
手取り30,000円ならば、
源泉徴収前の要支払額はいくらになるのか?
という逆算計算をすることになります。
かなり、複雑な計算に思えるかもしれませんが、
現在の税率であれば、
この逆算計算も簡単でした。
計算過程は省きますが、例えば、
源泉徴収前の金額は33,333円となります。
この場合は、
本来は33,333円払わないといけないのだが、
10%の3,333円を源泉徴収して、
30,000円払ったよ、ということで経理処理をすることになります。
計算結果を見て頂くと
30,000円(手取り)→33,333円(源泉徴収前の要支払額)
というように、
非常に見た目にわかりやすい(^^)計算結果ですよね?
これも、税率が10%だから、このような簡単な計算で済んでいました。
ところが、税率が変わると、この部分も非常に複雑になります。
細かい式は省きますが、
例えば、手取り30,000円から逆算すると、
源泉徴収前支給額は33,411円、源泉徴収税額は3,411円となります。
こんなの普通の人には、暗算では計算できませんよね・・。
ということで、この税制改正自体は、
単に税率が変わるだけ、なのですが、
計算やチェックにかかる手間が増えてしまう、
(個人的には)非常に悲しい改正なのでした。