去年あたりから、FX取引を個人でやっているのを、法人化したい、
という問い合わせがちらほら来ています。
実は、私は、こう見えて(?)
FXとか株式とか、
果てはオプション・スワップ等のデリバティブまで含めた
金融商品好き(^^)なので、
こういう問い合わせが来ると、
ちょっとうれしくなってしまうところがあります。
ちなみに、ちょっと話は逸れてしまいますが、
FXや株式、オプション等のトレーディングをメインにしている場合に、
申告を税理士に頼もう!という場合には、
それらの商品に詳しい税理士さんに、申告業務を依頼されることをおすすめします。
こういったトレーディングの記帳・申告業務は、
慣れていれば、一瞬で終わるのですが、
慣れていないと、かなり手間取ります。
ということで、話を元に戻して、
税金の面から見た場合に、FX取引を個人でする場合、
法人でする場合に何が起きるのか、まとめてみます。
- (1)個人でFX取引をする場合
- 税率20%固定(※平成24年1月以降)
- 年末までに実現した利益・損失だけ申告すればいい
- 損失は3年間繰越可
- 損失は、通常の事業と通算不可
- 申告書作成が比較的簡単
- 経費を計上しにくい
- (2)法人でFX取引をする場合
- 個人に支払う給与の税率は10%~45%程度
法人の利益の税率は25%~40%程度 - 期末時点で全て決済したものとみなして申告しなければいけない
- 損失は9年間繰越可(※平成24年4月以降)
- (同じ会社で営んでいる)他の事業の損益と通算可
- 申告書作成は大変。その他、細々とした雑務も増える
- 経費を普通に計上できる
- 個人に支払う給与の税率は10%~45%程度
こうやって見ると、個人・法人で、一方的に有利、というものでもないようです。
法人のほうが税負担は大きい。
ただし、損失が出た場合の利益相殺の柔軟性は法人のほうが上。
この、どちらのメリットを取りたいかにより、
個人・法人を選ぶといいのでは?と思います。