それでは、前回の続きです。
役員報酬を決めるときに、気を付けないといけないのが、
役員報酬を極端に上げたり、下げたりを繰り返さないこと。
例えば、今まで、年間1,000万円もらっていた。
これで、法人の利益はプラスマイナス0程度。
でも、繰越欠損金が800万円ある。
もったいない。
そこで、今年は年間200万円にして法人に800万円の利益を残そう。
そして、来年からは、また年間1,000万円に戻そう・・・・
こうすると、短期的には、税負担が一番少なくなります。
でも、長期的に見ると、税負担が高くなる可能性があります。
むしろ、
今年も来年も年間600万円、2年合計で1,200万円というように、役員報酬を一定にしたほうが、長期的には所得税は安くなる傾向にあります。
理由は、個人の所得税が所得に応じて税率が上がるから。
(超過累進税率という言い方をしますね。)
役員報酬を極端に高くすると、税率が上がります。
ですから、毎年、役員報酬をそこそこの水準にしたほうが、税負担が減ることが多いです。
累積赤字が一瞬で解消できそう、という場合には、役員報酬が低すぎないか、再度検討する価値はあると思いますよ。