儚月の詩  -2ページ目

儚月遺作 今日 Ⅴ

あなたにとって僕は

別にどうでもいいのか

一番言われたくない言葉

星はそんなこと言わないさ




(故儚月のノートより)

儚月遺作 今日 Ⅳ

もしも出会えたなら

ごめんねと伝えて欲しい

いつも言えなかったから

夜になっても言えないから





(故儚月のノートより)

儚月遺作 今日 Ⅲ

毅然とした後姿

悲しみを見る

微笑みの中の切なさ

もう二度と会えないね



(故儚月のノートより)

儚月遺作 今日 Ⅱ

偉そうな事を言っても

たいした人間ではない

僕も君も誰も

生きることに精一杯なのだから



(故儚月のノートより)

儚月遺作 今日 Ⅰ

頼まなくてもやってくる

無表情でドアを叩く

待ってはいなかった

楽しみにはしていたよ



(故儚月のノートより)