福岡伸一さんの書いたおすすめ本を紹介します。著者は「生命とは?生物とは何か?」を問い続けていています。そして、読む人が面白く興味を持つように工夫して、生命・生物のことについて語ってくれます。福岡生命理論と言われるように、著者ならでは理論の展開して、知的エンターテインメントに満ちた生物学の世界にいざないます。

 

昆虫
 写真の出典: photoAC

 

秘書
     秘書    

福岡伸一(ふくおか しんいち)さんの略歴は次のとおりです。

  • 東京都生まれ。
  • 生物学者。分子生物学専攻。研究テーマは細胞膜タンパク質解析など。専門分野で論文を発表するかたわら、一般向け著作・翻訳も手がけています。
  • 京都大学卒。米国ハーバード大学医学部研究員、京都大学助教授を経て青山学院大学教授、米国ロックフェラー大学客員教授。
  • 2006年に『プリオン説はほんとうか?』で講談社出版文化賞科学出版賞。2007年に『生物と無生物のあいだ』でサントリー学芸賞を受賞。
  • 著書に『プリオン説はほんとうか?』『生物と無生物のあいだ』『動的平衡』『ナチュラリスト―生命を愛でる人―』『フェルメール 隠された次元』『ドリトル先生航海記』(訳書)『最後の講義 完全版』など一般に向けた科学書の翻訳・執筆が多数
  • ルドルフ・シェーンハイマーの提唱した「生命の動的状態」という概念を拡張し、生命の定義に動的平衡」という概念を提示し、「生命とは動的平衡にある流れである」としました。
  • チャールズ・ダーウィンの進化論に対して、完全ではないという考えを持っている、進化を説明するための一つの説としてジャン=バティスト・ラマルクの用不用説を持ち出している。
本好きおじさん
  本好きおじさん

 福岡伸一さんの最近出版の6冊を紹介します。以下、内容を本ごとにまとめています。

 

 

 1冊目  

 最後の講義 完全版 福岡伸一 単行本 

著者:福岡伸一 発売日:2020/2

 

最後の講義 完全版 福岡伸一

 

概要

 最初のおすすめ本の「最後の講義 完全版 福岡伸一」(福岡伸一著)の内容は次のとおりです。

  • 「あなたは人生最後の日に何を語りますか?」NHK BSで放送され、大反響をよんだ「最後の講義」が、本になってよみがえりました。登壇するのは『生物と無生物のあいだ』などベストセラー著書で知られる生物学者・福岡伸一教授。
  • 「生命とは?生物とは何か?」を問い続けて数十年。「1年前の自分と今は別人。実は完全に入れ替わっている…」。固定概念を揺さぶる目からウロコの刺激的なメッセージが連発します。
  • 福岡ハカセと「生命」を考える知的エンターテインメント、ここにあり!胸を打つような講義と生徒との熱い質疑応答は実に3時間にも及びました。

おすすめ点!

 「最後の講義」(NHK)未放送分を含む完全書籍化!

こんな方におすすめ!

 著者が伝えたい「生命とは?生物とは何か?」を知りたい方へ!

 

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最後の講義 完全版 福岡伸一

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最後の講義 完全版 福岡伸一 [ 福岡伸一 ]

著者:福岡伸一 本の書式:単行本 定価:1,320円

 

 

 2冊目  

 新版 動的平衡: 生命は自由になれるのか(2)(小学館新書) 新書 

著者:福岡伸一 発売日:2018/10

 

新版 動的平衡: 生命は自由になれるのか (2) (小学館新書)

 

概要

 次のおすすめ本の「新版 動的平衡: 生命は自由になれるのか (2)」(福岡伸一著)の内容は次のとおりです。

  • 身近な話題から深淵なテーマまで、さまざまな切り口で、最新のサイエンスを紹介。読者を「生命の本質とは」という根源的な問題に誘っていく。
  • 「ヒトとチンパンジーって、遺伝子はほぼ同じだというけれど、なぜ、こんなに違うのか?」「なぜ植物から動物は生まれたんだろう?」「バランス良く食べろというけど、好きな物だけ食べてはダメ?」「昆虫にフェロモンがあるというけど、ヒトにはないの?」など、多くの人が考えたことがあるような身近な質問から、福岡ハカセの「生命の謎探求の旅」はスタート。
  • 新書化にあたり、時間についての論考を追加。知的興奮が味わえる「福岡ハカセの生命理論」決定版

おすすめ点!

 新書化にあたっては、最新の研究成果に基づいて、大幅な加筆と修正を実施し、新章も追加。

こんな方におすすめ!

 知的興奮が味わえる「福岡ハカセの生命理論」決定版を読みたい方へ!

 

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新版 動的平衡: 生命は自由になれるのか (2) (小学館新書)

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新版 動的平衡(2) 生命は自由になれるのか (小学館新書) [ 福岡 伸一 ]

著者:福岡伸一 本の書式:新書 定価:902円

 

 

 

 3冊目  

 ツチハンミョウのギャンブル 単行本 

著者:福岡伸一 発売日:2018/6

 

ツチハンミョウのギャンブル

 

概要

 3冊目のおすすめ本の「ツチハンミョウのギャンブル」(福岡伸一著)の内容は次のとおりです。

  • 4000匹のうち生き残れるのは1匹か2匹。ツチハンミョウという地味な虫は壮絶なギャンブル人生を生きています。それに比べたら、私たち人間なんてーーという昆虫バナシが本書のタイトルとなりました。
  • NY、久しぶりに戻ってきたトーキョー、ノーベル賞を受賞したカズオ・イシグロ、アメリカのインテリ層を震撼させたトランプ大統領旋風といった世の移り変わりから、変わらず偏愛のフェルメール、大人になっても楽しい昆虫採集、ハカセ独壇場のわかりやすく面白いサイエンス・コラムまで。どこから読んでも、いつ読んでも楽しめる極上のコラム集。

おすすめ点!

 あれもこれも、興味のあるものに注釈を加え、自分の考えに発展させるのが得意な著者のコラム。

こんな方におすすめ!

 福岡ハカセの大胆なる仮説・珍説・枝葉末節を読みたい方へ!

 

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ツチハンミョウのギャンブル

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ツチハンミョウのギャンブル (文春文庫) [ 福岡 伸一 ]

著者:福岡伸一 本の書式:単行本 定価:869円

 

 

 

 4冊目  

 動的平衡3 チャンスは準備された心にのみ降り立つ 単行本 

著者:福岡伸一 発売日:2017/12

 

動的平衡3 チャンスは準備された心にのみ降り立つ

 

概要

 4冊目のおすすめ本の「動的平衡3 チャンスは準備された心にのみ降り立つ」(福岡伸一著)の内容は次のとおりです。

  • 動的平衡組織論/水について考える/老化とは何か/科学者は、なぜ捏造するのか/記憶の設計図/遺伝子をつかまえて/「がんと生きる」を考える/動的平衡芸術論/チャンスは準備された心にのみ降り立つ/微生物の狩人 など(目次より)
  • 生命現象の核心を解くキーワード、それは「動的平衡」。
  • 哲学する生物学者が問う生命のなりたち、ふるまい、ありよう―流麗な文章でつづられる、福岡生命理論の決定版

おすすめ点!

 6年ぶりのシリーズ第三弾!著者のライフワークのひとつ。

こんな方におすすめ!

 本当にくだらなくて楽しい第二弾エッセイ集を読みたい方へ!

 

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動的平衡3 チャンスは準備された心にのみ降り立つ

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動的平衡3 チャンスは準備された心にのみ降り立つ [ 福岡伸一 ]

著者:福岡伸一 本の書式:単行本 定価:1,650円

 

 

 

 5冊目  

 生命科学の静かなる革命 (インターナショナル新書) 新書 

著者:福岡伸一 発売日:2017/1

 

生命科学の静かなる革命 (インターナショナル新書)

 

概要

 5冊目のおすすめ本の「生命科学の静かなる革命 」(福岡伸一著)の内容は次のとおりです。

  • 失われた矜持を取り戻すために/大切なものはすべて対になっている/生命科学は何を解明してきたのか?(ヒューベルとウィーゼルの出会い/幸運な冒険者 ほか)/ロックフェラー大学の科学者に訊く/ささやかな継承者として など(目次より)
  • 25名のノーベル賞受賞者を輩出してきたロックフェラー大学。同校で研鑽を積んだ著者が、その歴史と偉業を繙(ひもと)き、生命科学の本質に迫る
  • さらに、ノーベル賞受賞者三人を含む、研究者五人との対談も収録。ベストセラー『生物と無生物のあいだ』の執筆後に判明し、科学誌『ネイチャー』に取り上げられた新発見についても綴る。

おすすめ点!

 「社会利益を実現し得る学問」ばかりを偏重する現代の科学研究に警鐘を鳴らしています。

こんな方におすすめ!

 生命科学の道のりを今一度振り返りとその警鐘を読みたい方へ!

 

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生命科学の静かなる革命 (インターナショナル新書)

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生命科学の静かなる革命 [ 福岡 伸一 ]

著者:福岡伸一 本の書式:新書 定価:770円

 

 

 

 6冊目  

 生物と無生物のあいだ (講談社現代新書) 新書 

著者:福岡伸一 発売日:2017/5

 

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

 

概要

 最後のおすすめ本の「生物と無生物のあいだ」(福岡伸一著)の内容は次のとおりです。

  • 「生命とは何か」という生命科学最大の問いに、いま分子生物学はどう答えるのか。
  • 歴史の闇に沈んだ天才科学者たちの思考を紹介しながら、現在形の生命観を探る。ページをめくる手が止まらない極上の科学ミステリー
  • 生命とは、実は流れゆく分子の淀みにすぎない!?分子生物学がたどりついた地平を平易に明かし、目に映る景色がガラリと変える!

おすすめ点!

 分子生物学がたどりついた地平を平易に明かし、目に映る景色をガラリと変える。

こんな方におすすめ!

 生きているとはどういうことか―謎を解くカギを知りたい方へ!

 

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生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

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生物と無生物のあいだ (講談社現代新書) [ 福岡 伸一 ]

著者:福岡伸一 本の書式:新書 定価:968円

花の帯

本好きおじさん
  本好きおじさん

 福岡伸一さんは「e-hon」サイトのインタビューの中で、「科学を語る文章、思考のコツ」を聞かれ、

啓蒙をしようとは考えておらず、自分のしていることが自分にとってどういう意味を持っているかを整理するため、自分のために書いているところがあります。だから、体験を軸に表現する文体、「私はこう思う」というふうに書くわけです。

と言っています。生物学の世界を、体験・歴史などを交え、多くの人が身近に感じる分かりやす視線で物事を見て解説することができる著者らしい答えです。 

 今回は、福岡伸一さんが書いたおすすめ本を紹介しました。もし、自分に合った本があったら、手に取ってみてください。本好きおじさんからの紹介コーナーでした。じゃあまた!

 

 

その他のおすすめ本

 

ノスタルジックに描かれるセンス・オブ・ワンダーの気づきも深い余韻を残す、傑作科学エッセイ。

 

 

福岡の生命科学をとおして西田哲学の「絶対矛盾的自己同一」が理解でき、西田哲学によって福岡生命科学の「動的平衡」がより深くわかる。

 

読んだら世界がちがってみえる。哲学する分子生物学者が問う「命の不思議」。

 

 

働きバチは幸せ? 進化に目的はない? 福岡ハカセが明かす生命の神秘。知的好奇心を心地よく刺激される66の冒険譚。

 

 

最後のお礼

 

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