▽エイビーロード 大人の女の贅沢旅行
http://www.ab-road.net/osusume/200708woman/
ガイドが取る手数料を批判した地元の共産党機関紙への反発が発端だが、「観光都市・桂林」のイメージ悪化を懸念する市政府は「異例の早さ」(地元旅行会社幹部)で事態収拾に乗り出している。
騒動のきっかけは、7月26日付の市党委機関紙・桂林日報が、観光地の入場料をガイドが不当につり上げ、差額を着服しているとの批判記事を掲載したこと。ガイド側は「記事は事実に反する。正当なガイド手数料だ」と猛反発。関係者によると、ガイド数千人が市政府に押しかけ、警官隊が400人以上を一時拘束する事態になった。
桂林日報は29日、「記事に不適切な部分があった」と謝罪記事を掲載したが、ガイドの怒りは収まらず、8月1日からのストを呼びかける携帯メールが飛び交った。結局、黄丹副市長がスト前日になって「不適切な報道」を認め、実態調査も約束したため、ガイド側はストを見合わせた。
だが、ガイドの怒りはくすぶり続けており、「政府の素早い対応は評価するが、今後の展開次第では騒動が再燃する」(30代の男性ガイド)との声は強い。
ガイドの不満は、旅行ブームに伴う行き過ぎた値下げ競争という中国旅行業界の構造的問題に根ざしている。
旅行会社は「桂林3泊4日で550元(1元は約16円)」などと赤字覚悟の低価格で客を集め、現地でのオプショナルツアー参加費や客を紹介した土産物店からの礼金で利益を出す。桂林の女性ガイド(26)は「本来4時間350元の漓江(りこう)下りを30分から1時間で終わらせ、何も知らない中国人客につけ込んでそのまま金を取る旅行会社もある」と明かした。
格安のツアー費はガイドの給料を直撃する。オプショナルツアーへの参加や土産物店での買い物が少ないと、ガイドの給料も増えない。四川省からの団体客を案内していた男性ガイド(28)は「旅行業界の構造的問題を批判せず、手数料だけを批判するのは、ガイドに死ねと言うのと同じだ」と語気を強めた。
男性の基本給はわずか月300元。これに、オプショナルツアー参加者数や旅行会社指定の土産物店での買い物実績に応じて会社から「奨励金」が支払われるが、それでも手取りは1000元ほどという。
ツアーの値下げ競争に伴うガイドの低い給与水準は中国各地で問題化している。海南省や四川省などの観光地ではガイドが実際にストを行った。外国人旅行者を主に扱う桂林の旅行会社幹部は「世界的に有名な桂林でのストは普通の観光地でのストとは意味合いが違い、中国の観光業全体のイメージ悪化を招きかねない」と指摘している。
ANAの海外旅行「ANAハローツアー」(企画実施:ANAセールス)は、定員を最大8名としたヨーロッパの添乗員同行の周遊旅行「ANAハローツアー 少人数で行くヨーロッパ(2007/10-2008/3 成田発)」を発売する。
ANAハローツアーでは、年間で3万人を超える旅行者がヨーロッパの旅を楽しんでいるが、ツアーに参加した旅行者の声を受け、参加人数を20名、26名に限定したツアーを実施しているという。
今回発売する「少人数で行くヨーロッパ」では、参加人数をさらに少ない「8名」に限定。少人数だから実現可能となる観光や宿泊、食事などを用意し、今までとは一味違った「プレミア感」あふれる旅を提案するという。
例えば、南仏の観光では、大型のバスでは入ることができない「フランスで最も美しい村」を訪問。人口2000人以下で、歴史的建造物や古い街並みが残る村での穏やかな人々の暮らしを垣間見ることができるという。宿泊は、客室数が少なく限られた旅行者に最高のおもてなしを提供するホテルを用意。フランスのシャトーホテルや、スペインのパラドールなど憧れのホテルでの滞在が楽しめるとのこと。また、食事は大型グループの予約を受けないこだわりをもったレストランなどでの食事が楽しめるほか、セットメニューではなく旅行者の要望に応じた食事が選べるという。
なお、6名1グループで申込の場合は、ツアーを貸し切り、単独でツアーを催行することが可能とのこと。移動のバスも貸し切り、添乗員も旅行者のグループだけのためにアテンドするため、ほかの旅行者に気を遣うことなく旅行が楽しめるという。一部コース・都市では、希望に応じて観光内容をアレンジすることも可能とのこと。
「少人数で行くヨーロッパ」は、10月から来年3月の期間中、南仏、イタリア、スペインの3コース・26出発日を設定。旅行日数は8~9日間で、夫婦での参加の場合には、各地の名産ワインを滞在中にプレゼントするキャンペーンも実施する。
[旅行代金]59万8000円~73万8000円
楽天は7日、持ち分法適用関連会社で中国の旅行サイト運営会社、シートリップ・ドットコム(ケイマン諸島)の保有株全株を売却すると発表した。シートリップは米ナスダック市場に上場しており、楽天は米国を中心とした海外市場での売り出しにより売却する。
楽天が保有するシートリップ株の簿価は約120億円で、株式の売却価格は未定。ただ現在の株価は取得時を上回っており、売却で得た資金は事業資金や、借入金の返済などに充てる。
シートリップは2000年の設立。上海に事業拠点を置き、中国で宿泊・航空券予約サイトを運営する。楽天はシートリップの成長性などを評価して04年に発行済み株式の約20%を取得した。取締役1人を派遣しているが、取引関係はなかったという。