2024年のプロ野球の開幕も、3月29日(金)に迫って来ました。
そんな開幕間近の20日(水・祝)。
東京の神宮球場で行われたプロ野球オープン戦
『東京ヤクルトスワローズ VS 北海道日本ハムファイターズ』
の試合となります。
前日の19日終了時点で、北海道日本ハムファイターズ(以下、日本ハムと略称)はソフトバンクと並んで首位タイ…。
東京ヤクルト(以下、ヤクルトと略称)は巨人と7位タイと言う、オープン戦の成績となっていました。
昨年から、東京ドーム開催が無くなり、都内周辺での1軍の試合を観る機会が激減した日本ハムですが…。
今年は前日の19日と20日のオープン戦2試合と、交流戦の3試合が、いづれも神宮球場での対ヤクルト戦とみと言う少なさです。
パリーグ公式戦開催後に、ZOZOマリンスタジアム(千葉)とベルーナドーム(埼玉)に行けば観られますが、管理人の地元からだと片道4時間近くかかるため、年に1度観戦できるか否かと言う状態になります。
その為、この神宮決戦はどうしても観ておかねばならない試合と言う事になります。
早い段階でチケットを確保しておきましたが、不安材料が1つ!
神宮球場が有る渋谷周辺は、朝から天気が不安定で、16時ごろから1時間程雨が降る予報となっていました。
ただ、試合が始まる13時ごろには雨が降らなそうだったので、兎も角出かける事にしました。
今回は、行程の都合で東京メトロ銀座線の外苑前から徒歩にしたのですが…。
10年以上利用しなかったら、駅も周辺のルートも様変わりしていてビックリしました…。
ただ、神宮球場へ行く道自体は変わっていなかったので、歩いて行きました。
球場の200m位手前まで差しかかった時、雨が降って来ました。
自分の腕時計で確認したところ、試合開始時刻の13時丁度でした。
この時点では、ポツポツと言う感じの降り方だったのですが、数分後に球場の正面入口にたどり着いた時には本降りに変わっていました。
神宮球場が有る渋谷近辺では、16時ごろから1時間前後雨が降ると言う天気予報だったので、
「試合中は雨は降らないだろう!」
と思って油断してました…。
(でも、一応レインコートと折り畳み式の傘は持って来ていましたが…。)
神宮球場にやって来たのは、本当に久しぶりです。
球場付近まで来たのは、2021年6月26日(土)に青山で行われたライブを観に来る際に、千駄ヶ谷駅から球場近くを通ったのですが…。
その時は、コロナの為に延期された東京オリンピックへ向けての工事がまだ各所で行われていて、重機などが動き回っていました。まだ日本青年館の建物も残っていたと記憶していますが、新しくなっていた上に、場所もレフトスタンドの真横に移動したようです。
もっとも驚いたのが、奥側に有った神宮第二球場が跡形もなくなっており、白い鋼板塀で仕切られた奥に、新国立競技場の姿が見えていました。
指定された14番ゲートから入場したのですが、中のグルメスポットの充実ぶりに目を見張るばかりでした。
そう言えば、前回神宮球場に入場したのは、コロナ渦以前のオープン戦だったか?
交流戦時の同一カードで、まだ古い国立競技場が残っている時代でした。
恐らく、10年近く経っている事でしょう…。
それは色々変わっているわな…。(汗)
スタンドの方は殆ど変わっていないようでしたが、レフト側から見えるビルと、照明塔が水銀灯からLEDに変わっていて、印象が異なる位でしょうか?
現在神宮球場は全席指定となっていて、自分の学生時代だった30年ほど前は、スタンド前方の外野指定と後方の自由の2席種だったものが、A~C3の5ランクに変わっていました。
(2024年度)
近年、転売対策等で本人確認を厳格に行う関係上、当日ぷらっと球場に行って当日券を買おうとすると、下手すると10分位かかるので、事前にネット予約・購入をしておきました。
自分は、外野ポールの内野寄りの場所(C1~C3席付近)を買ったつもりだったのですが、外野指定B席のTブロック付近でした。
ただ、自分はTのブロックの席だったので、どこだか分からず右往左往していて、その間に試合はどんどん進んでいました。
ちなみに、自分が入場した時点で1回表の日本ハムの攻撃は終了していて、ヤクルトの攻撃中でした。
係りの方にお聞きしたら、スタンド後方のネットの所に掲示されているアルファベットの辺りだとの事でした。
その掲示も消えかかっていて観にくいのですが、今後球場が取り壊されて移転する事になっているので、恐らくこのままでしょう。
席は、最後列の通路側で、この後方にはヒップバーシートと呼ばれる簡易的な座席が設置されていました。
実は、このブロックのヒップバーシートを当初は買おうとしていたのですが、売り切れだったので、この席を選んだのですが…。
このブロックのヒップバーシートは応援団が使用する事になったようで、ヤクルト側も同様になっていました。
(おそらく、旗で視界が遮られるのを防ぐための措置かと…。)
また、このブロック前方には1階エリアへのスロープがあって、以前はそこに下りられるようになっていたのですが、柵が設置されて区切られていました。
そのため、売店などに行く際に支障が出ました。
今年の交流戦は、6月に神宮球場での同一カードとなるので、その時は観やすさと売店やトイレへのアクセスの問題等を勘案し、席種や観戦エリアを変えようと思います。
それは兎も角!
中断する程では有りませんでしたが、強く降っていたので100均で買ったレインコートを取り出して着用。
ようやく落ち着いて状況確認出来るようになりました。
ヤクルト先発は高橋、日本ハムは根本投手の両先発投手でした。
1回裏ヤクルト3番のオスナー選手が、1アウト3塁の場面からレフトへの先制タイムリーヒットで1点先制!
その後満塁になるものの無得点に抑え、ヤ1-0日で2回表の攻撃となります。
2回表、1アウト1,3塁から日本ハム 7番のスティーブンソン選手がタイムリーヒット!
1-1の同点に追いつきます。
その後1,2塁とランナーが残っていたものの追加点は奪えず、1点止まりとなってしまいました。
3回表の攻撃辺りから雨はやみ、気温が少し上がって来ました。
この日はレギュラーシーズン並みのお客さんが入っていて、ビール等の売り子さん達も忙しそうに働かれていました。
半袖で寒そうだなと思っていたのですが…。
「雨が上がったので、少しは暖かくなってきました。」
とは、とあるビールの売り子の女性の方の談でした。
3回表は0点に終わり、裏のヤクルトの攻撃では、ノーアウトでこの日2回目の満塁のピンチを迎えます。
この日の根本投手は調子が良くなかったようですね…。何とか2アウト1、2塁までおさえたものの、ヤクルトの北村拓選手に打たれ2点追加されてしまいました。
更に4回裏にも赤羽選手にソロホームランを打たれ、4-1で3点リードされると言う苦しい展開となりました。
日本ハムは5回表にマルティネス選手が2アウト満塁からの押し出しで1点追加したものの、結局この1点にとどまってしまいました。
その後、ヤクルトは6回裏と8回裏に2点づつ追加し、9回表の日本ハムの攻撃前…。
丁度16時ごろの事なんですが、外野スタンドから見て右側にある日本青年館の後方辺りから、真っ黒な雲が押し寄せて来ていました。
天気予報通りに雨が降って来そうでした。
その為、レフトスタンドのファイターズファンの方の多くが8回裏攻撃終了後にお帰りになり始めていました。
周りのお客さんは、レインコートを再び羽織はじめました。
日本ハム郡司選手がヒットを打って1塁に出たものの、この頃から雨が再び降り始め、次第に勢いが激しくなってきました。
アッと言う間に土砂降りになり、後続も断たれてゲームセット!
試合終了と同時に、皆さん雨から逃れるように球場を後にされたのでした。
試合後の感想ですが、ヤクルトの良い所ばかりが目立った試合でした。
特に、ヤクルト先発の高橋投手の出来が素晴らしく、抑え込まれてしまったのが敗因の一つかと思います。
日本ハム先発の根本投手は打たれ過ぎましたね…。
2回も満塁のピンチに陥ったので、ちょっと心配ではあります。
29日(金)の開幕日まで残り少ないので、対策を採って下さる筈なので、シーズンに期待しましょう。
個人的には、関東チャンテが歌える場面が有ったので、ヨシとする事にします。
<試合結果>
2024年3月20日(水・祝)13時開始 神宮球場
観客数:28,371人
東京ヤクルト 8-2 北海道日本ハム
【責任投手】
勝利投手…ヤクルト 高橋(1勝0敗0S)
敗戦投手…日本ハム 根本(0勝2敗0S)
本塁打:赤羽 2号(根本)
盗塁:田宮 (4回)
失策:根本 (1回)、レイエス (1回)、マーフィー (6回)
【バッテリー】
北海道日本ハム…根本 , 生田目 , マーフィー , 河野 , 福田俊 , 中山 – 田宮 , 郡司
東京ヤクルト…高橋 , 木澤 , 嘉弥真 , エスパーダ , 大西 , 清水 – 中村 , 松本直
試合時間:3時間15分
【審判】
球審:笠原昌春 塁審(一):津川力 塁審(二):小林和公 塁審(三):石山智也