icenetwork.comのサイトに、ジョニー・ウィアー選手の最新記事が上がってました。
GPF後、アメリカに帰国してからとられたインタビューを中心に構成されているみたい。原文はこちらです→ http://web.icenetwork.com/news/article.jsp?ymd=20071221&content_id=39881&vkey=ice_news  ズミエフスカヤコーチのコメントもあります。
記事によると、ジョニーは実家でクリスマス休暇を過ごす予定のようです。きょうだいやご両親に会って、美味しいものを好きなだけ、お腹いっぱい食べる予定だそうです。
「I just snack all day long; it's the one day of the year I can eat what I want」クリスマスは、自分が好きなだけ食べられる、1年で唯一の日です、というジョニー。たいへんスリムな彼ですが、ウェイトコントロールのために、食事制限を心がけているみたい。フィギュアスケート選手にとって、ウェイトコントロールって、たんに見映えどうこうでなく、ジャンプの出来栄えなどにもかかわってくるんですよね。頑張って節制しているあたり、頼もしいです。
GPFを4位で終えたことについては、ジョニーはあまり落胆していないとコメントしています。


The Final was a setback, but I got through it, which is a lot more than I did last year," he reasoned. (In 2006, Weir withdrew hours before the competition after a hard fall in practice injured his hip.)
Even though I lost to Evan there, I beat him at Cup of China. So going into U.S. Nationals, in my opinion there is no clear favorite.


今回のファイナルでは表彰台を逃がしましたけど、去年よりずっといい成果です(昨季グランプリファイナル、練習中の怪我がもとで、彼はFSを棄権しました)。
トリノファイナルでエヴァンに負けたとはいえ、僕は彼を中国杯で負かしています。全米選手権で明白にどっち有利というふうには、言えないと思ってますよ。


今回の取材にたいしてジョニーは、2005年モスクワ世界選手権のとき痛めた足が、じつはGPSシーズンイン直前に悪化、炎症を起こしていた、と告白しています。しかし、それでも死ぬほどの練習を続け、GPSに出場したんだそうです。足に痛みがあったなんて、演技からはちっともわかりませんでした。根性あるなあ。短いクリスマス休暇は、家族との再会の機会であると同時に、GPSを転戦するあいだ、酷使しつづけだった足を、休めるための機会でもあるのかもしれませんね。
ここ数年来の懸案である、クワドジャンプをどうするか、という問題について「自分自身の準備が整えば、チャレンジしたい」と、慎重なコメントのジョニーとは対照的に、ズミエフスカヤコーチは、2008年全米選手権で挑戦させたい、と明言しています。ズミエフスカヤコーチは、このように言っています。
「ジョニーには、FSでクワドに挑戦してもらうつもりです。私たちは今季まず、ジョニーが、プログラムをクリーンに演じきれることを確認しました。今度はそのクリーンなプログラムにクワドジャンプを加えるということです。ええ、段階的な進化ね。クリーンでミスのない演技にクワドが合わせられたら、最高でしょう」
ふむ。攻め気ですね。コーチのこの発言をうけてジョニーは「Galina says to do. I don't question her. 」ガリーナの言うとおりにするつもりです、彼女の判断を信頼していますから、と、こたえています。師弟の強い絆がうかがえます。
記事によれば、ビクトール・ペトレンコさんも、ジョニーの訓練にかなりの助力をくれているそうです。テクニカルコーラーとしての手腕だけでなく、非常にエモーショナルなズミエフスカヤコーチを、理論的なペトレンコさんがアシストするみたいな感じで、チームのバランスがいいそうなんですね。お互いに信頼関係もあり、うまくいっているようです。
今回の記事のさいごは、ジョニーのこんなコメントで締めくくられています。


I think our rivalry adds some interest to the sport, which is sorely needed. I had the second-highest (point) total this fall (to Takahashi), so I think Evan and I are neck and neck. I do consider us the favorites in Saint Paul, but last year, I was a victim of that thinking and I wound up third (behind Lysacek and Ryan Bradley). So I know there are other guys who are capable of challenging us.
But I think I'm better this year, mentally, emotionally and physically


エヴァンと僕とのライバル関係が話題になれば、フィギュアスケートという競技にもっと関心が集まると思うので、いいと思います。とにかくいま、フィギュアスケートに注目してもらえるってことは大事ですからね。
この秋、僕は、日本の高橋大輔選手が出したシーズン最高点の記録の、そのつぎに高い得点を出すことができました。きっと、僕とエヴァンは接戦になると思います。
僕は自分がセントポール(全米選手権開催地)で勝つ運命にあるって思っています。昨シーズンもそう信じてたけど、結果的に僕はライサチェック選手のほかライアン・ブラッドリー選手にも負けて、3位に終わりました。そのことで、僕を非難する人たちがいたのも知っています。
でも、今年の僕は去年とは違います。精神的にも、肉体的にも、はるかにいい状態です。


去年のいまごろのインタビューと比較すると、なんともまあ落ち着いているというか。たしかにエヴァン君との戦いは簡単ではないとは思いますが、昨年のようになすすべもなく崩れるというようなことは、今年のジョニーについては、もはやありえない感じですね。なんかもう別人だもの。
「僕とエヴァンとの対決が注目されれば、スケートへの世間の注目も集まるし」というくだりにも、考えさせられました。最近アメリカでフィギュアスケート人気が冷え込む傾向にある、というニュースをよく読むのですが、トップ選手のひとりとして、ジョニーは、いかに競技を盛り上げるか、にたいして、思いを致しはじめたようです。なんかこのあたりのコメントも、以前のジョニーからは考えられなかったみたいな大人っぽさで、この1年でほんと、ジョニーは急激に変わったなと思います。
ステファン・ランビエール選手は、かつて、日本のファンから寄せられた多くの励ましがモチベーション復活の原動力になった、とコメントしていましたけど、ジョニー復活の原動力はなんなんでしょうね? 気になります。
ズミエフスカヤコーチの予定では、全米選手権ではクワドにチャレンジしてくるらしい、ジョニー・ウィアー選手。エヴァン・ライサチェック選手は、当然クワドコンボに挑んでくるでしょうし、全米2トップの対決はかなり見ごたえがありそうです。楽しみですね!





ダイナバナ
女神幻想ダイナスティア は乙女のためのコミュニケーション重視のMMOオンラインゲーム。

争いのない世界にあなたも遊びに来てね。
今なら無料で遊べます!


お買い物バナ

※乙女なショッピングモール「乙女のおかいもの」でもうきうき情報紹介中!


ダイナ情報バナ

※メルマガ「ダイナスティア情報局」登録はこちらから!

IFS公式サイトに、トリノGPFエキシビジョンの写真が上がってました。
こちら→ http://www.ifsmagazine.com/forum/index.php?s=b79671fbeefd4ea143e2e2ecedf618a0&showtopic=497
いよいよ今季グランプリシリーズもホントに終わっちゃったなとしみじみしますね。いや、当然もう終わっちゃってるんですけど。余韻のさいごの一音が抜けていったってゆーか。
こうして演技写真並べると、面白いのはやっぱペアだわー。なんだかみなさん信じがたい体勢で映ってる…。ジャンジャンズは、ハオ君にダンちゃんが「獲ったどー!!」されているように見えます(ははははは)。
テッサちゃんズのエキシビは『テネシー・ワルツ』だったんですね。あのプログラム、なんだか切ないのよね。素敵なのよね。大好きなのよね。NHK杯でも、テネシーだったらよかったのに。
Niftyのフィギュアスケート特集でも、高橋大輔選手や中野友加里選手、浅田真央選手のGPF後インタビューが上がっていました。
高橋大輔選手のインタビュー、隣でインタビューされているステファン・ランビエール選手を横目で見て「イケメンですね…」と言ったというあたりで爆笑してしまいました。それにたいして、「高橋選手もイケメンですよ」と言葉を添える、インタビュアー青嶋さん。ふたりともなに言ってるんですか! 面白いけど!!
こうやって、締めくくりの記事のひとつひとつを拾っていくと、いよいよ「ああ、もうシーズン半分終わったんだな」と思えてきます。
各国国内選手権もそろそろ終わって、ヨロ戦とか、四大陸とかに、選手たちの焦点も合ってきていますよね。
ISUの告知によると、ヨロ戦と四大陸とも、アイスダンスのコンパルソリーは、抽選の結果、なんと! ヤンキーポルカに決まったそうです。わーい!
どうしちゃったんだろう。灰原の念力が通じたのかな。これで、GPSではうまいことヤンポルの呪い(呪い!)から逃れられたチームも、全員が、ファンシーキュートなヤンキーポルカにチャレンジですよ!
ISUのニュースレターはこちら→ http://www.sportcentric.com/vsite/vfile/page/fileurl/0,11040,4844-187333-204555-130347-0-file,00.pdf
今年のODはけっこう、ヤンキーポルカに匹敵する弾けっぷりのチームも多いんで、初日と2日めテンションアゲアゲで踊らなくちゃいけなくて、ある意味疲れそうですよね。いやいや頑張ってもらいたいです。





ダイナバナ
女神幻想ダイナスティア は乙女のためのコミュニケーション重視のMMOオンラインゲーム。

争いのない世界にあなたも遊びに来てね。
今なら無料で遊べます!


お買い物バナ

※乙女なショッピングモール「乙女のおかいもの」でもうきうき情報紹介中!


ダイナ情報バナ

※メルマガ「ダイナスティア情報局」登録はこちらから!



International Figure Skating公式サイトに、トリノグランプリファイナルの総括記事が上がっています。
元記事はこちら→ http://www.ifsmagazine.com/forum/index.php?s=bfb7e0fd26689951b0f13f75a2b115ab&showtopic=494
今日はほんとは、「グランプリファイナルに日本語書き取り間に合わなかったよ!」企画第2弾として(どんな企画よ)、パトリック君の古い記事でものんびり上げようかな~と思ってたんですけど、今回のIFSの記事が、選手コメントとかいっぱいあってけっこう面白かったので、頑張って全文日本語書き取りしてみようと思います! ははは、こんなに長い記事、ホントにできんのかな! ま、クリスマス特別チャレンジ企画ってことで!
というわけで、日本語書き取りに入るまえに、いつものお約束であるところの言い訳から。
灰原は英語力に乏しく、日本語書き取りは、機械翻訳を日本語らしく整えただけのものです。読み取り間違いもありえますし、わからないところは、想像の翼で補ったり、さらにわかんないと飛ばしていることもあります。よろしければ、原文もお読みいただけるとうれしいです。
それでは、本文にGOです!




【IFS article ランビエールはイタリアで金メダリストとなった】



●男子シングル

スイスのステファン・ランビエール選手は、前日SPで首位を獲得した高橋大輔選手を逆転し、IFSグランプリファイナルで金メダルを獲得しました。銅メダリストはアメリカのエヴァン・ライサチェック選手。高橋大輔選手は、銀メダルに甘んじなければなりませんでした。
ランビエール選手は、2005年のGPFで優勝しましたが、昨季2006年シーズンは、スケートカナダに出場したあと、シリーズを欠場しました。そのため、2006年GPFには出場できませんでした。ランビエール選手はコメントします。
「いまは大きな驚きを感じています。このグランプリファイナルには、きわめて多くのライバルたちがあり、世界選手権と同等レベルの戦いでした。私はかつてオリンピックの銀メダルをこの会場で獲得し、いまや、ファイナルでも優勝することができたのです。
私のプログラムはよく練り上げられていて、トリプルアクセルとクワドトゥループも含まれており、難易度が高いです。ただ、私は、今日の私に勝利をもたらした最大要因は、私にあったフラメンコの精神だと思っています」
ランビエール選手は、演技冒頭の3Aと4Tでミスをしたとき、彼のゆたかな表現力で出遅れを克服しなければなりませんでした。2度のワールド金メダル保持者である彼はそれから、3Lo、2A、3F+3T、3S+2T、もうひとつの3F、そして高速スピンと力強いフットワークを演じきりました。結果的に、エレメンツのレベルに3と4とが並びました。
3Lzはダブルになってしまったのですが、彼は2Tをコンビネーションすることによってフォローしました。そして、攻撃的に滑りました。ランビエール選手の獲得したFSの155.30点は、今季のシーズンベストです。総合では239.10点を得、高橋大輔選手をわずか0.16点上回りました。
高橋大輔選手はコメントします。
「勝つためにここに来たので、目標を達成できなかったのは残念です。僕はステップでミスをして、サルコウをダブルにしてしまったことを本当に残念に思っています。つぎの試合のために練習を続けます」
高橋選手のプログラムはチャイコフスキーの『ロミオとジュリエット』です。彼は当初計画されていた、演技冒頭の4Tを3Tにしましたが、そのつぎのジャンプで4回転を跳びました。3Lz+2T、3A、3A+2T+2Lo、3F+3Loを立て続けに決めました。しかし、サルコウはダブルになってしまいました。
コンビネーションスピンではレベル4を獲得しましたが、ほかのスピンとステップでは、レベル3獲得にとどまりました。FSの得点は154.74点。総合で238.94点を獲得し、彼の2度目のGPF銀メダルを得ました。
高橋選手は、FSについてコメントします。
「自分的に、いい出来ではありませんでした。最初のクワドとサルコウを失敗してしまったので。リンクに出る直前、僕はステファン・ランビエール選手のための大きな拍手が沸き起こるのを聞きました。彼はうまくやったのだと思いました。でも、僕は自分自身の演技に集中しました。最初のクワドでミスをしたとき、僕はたぶん、今日は勝てないだろうと思ってしまいました」
ライサチェック選手は、彼のFS『トスカ』で、4T+3Tを成功させました。
「今日は足の感覚がいまひとつだったんですが、私は一生懸命演技しました。ずいぶん緊張しましたけど、クワドコンボを降りられて気持ちが盛り上がりました。試合では単発クワドは成功してましたけど、なかなかコンビネーションが降りられなかったので、成功できたことは自分的に大きなステップでした」
ライサチェック選手はこのようにコメントしています。
彼の3Aはダウングレードされました。そのあと3Loは成功しますが、3Sではミスがありました。3A+3T、そして3Lzは成功。ストレートラインステップでは、貴重なレベル4を獲得しました。
また、フライングシットスピンとコンビネーションスピンでもレベル4を獲得し、全米王者は150.08点をマークしました。総合は229.78点。第3位。GPFでは初のメダル受賞となりました。ライサチェック選手は言います。
「ステップでレベル4が取れたのははじめてです。中国杯からファイナルのあいだ、私は自分の改善点に多く気づきました。帰国したら全米選手権が待っています。もっと上の演技を目指すために、帰国後も練習に集中するつもりです。休みはとりませんよ」
アメリカのジョニー・ウィアー選手は4位に入りました。彼は6つのトリプルを綺麗に成功させましたが、3Fで転倒、3Loはダブルになってしまいました。
カナダの16歳パトリック・チャン選手は、5位で順位を終えました。彼は8つのトリプルジャンプを成功させ、たいへん力強い演技をしました。2Aの着氷にわずかなミスがあっただけでした。
ベルギーのケビン・バンデルペレン選手は、4Tを失敗して、アクセルはダブルに。総合6位に終わりました。


●女子シングル


韓国のキム・ヨナ選手は、GPFタイトル防衛に成功しました。日本の浅田真央選手は、6位からの大逆転で銀メダルを獲得しました。パラヴェーラの観客たちの応援を一身に受けた、地元イタリアのカロリーナ・コストネル選手は、初のファイナル進出で銅メダルを獲得しました。
キム・ヨナ選手はコメントします。
「最終滑走ということで、私はナーバスになりました。ただ今回のポイントはパーソナルベストに近いので、満足しています。
去年のファイナルでの私の演技は、不完全で、満足いくものではありませんでした。フィジカルに故障も抱えていましたし。でも今年は、私のフィジカルは万全で、プログラムをクリーンに演じきることができます。つぎの大会でも、ベストを尽くします」
キム・ヨナ選手のFSは『ミス・サイゴン』。演技は印象的な3F+3Tで始まりましたが、3Loでは転倒しました。しかしミスをそのあと引きずらず、3Lz+2T、2A+3T、3Lz、3Sと2Aをつぎつぎ成功させました。すべてのスピンでレベル4を獲得し、ステップでもレベル3を得ました。
FSの得点は132.21点で2位でしたが、総合では196.83点を獲得。首位を守りました。
浅田真央選手は、6位に終わったSPの不調から回復しました。
「SPでは、ふたつ大きい失敗をしちゃって、ショックでした。まえにはSPでルッツを飛ばしちゃうことはなかったので。今日は、全部のジャンプを降りられました。クリーンに演技を終われたとき、うれしくて、ちょっと泣いちゃいました」
浅田真央選手は、ショパンの『幻想即興曲』にのせて、とても叙情的な演技をしました。3A、3F+3T、3Lz(ロングエッジがありましたが)、3Lo、3F+3Lo、2A+2Lo+2Lo。3つのスピンでレベル4を獲得、ステップではレベル3を獲得しました。彼女は、今日、非常に簡単に、軽々とジャンプして見えました。FSでは132.55のシーズンベストを叩き出し、総合では191.59点。第2位となりました。
カロリーナ・コストネル選手は、今季最高の演技をしました。
「母国のお客さまのまえで演技すると、私は、とても多くの思いを感じます。ここは私にとって特別な場所です。はじめてファイナルに参加できて、メダルまで獲得できたんですもの」
コストネル選手は、3F+3T、3Lz+2T、3Lo、2A+3T、そして3Sを成功させました。スピンで2つのレベル4を獲得。最後の2Aの着氷でもちょっと突っかかりましたが、大きなミスは3Fがシングルになったことのみです。
スコアが出たとき、パラヴェーラの6000人の観衆は大喝采しました。コストネル選手は、FSパーソナルベストとなる119.07点を叩き出し、総合では178.93点。第3位となりました。
「今回の試合はとってもハイレベルでした。世界最高のスケーターが集まったと思います。私は、自分のやりたかったことができたので、とても満足しています。たくさんの拍手をもらって、お客さまにも楽しんでいただけたのを感じたし、演技中もいっぱいエネルギーをもらえました」
アメリカのキャロライン・ジャン選手は、176.48点で4位に入りました。2007年のワールドジュニアチャンピオンは、3F+3Tを含む5つのトリプルを成功させました。
日本の中野友加里選手は、172.96ポイントで5位でした。彼女は3Aのほか5つのトリプルを成功させました。しかし、3Tで転倒がありました。
アメリカのキミー・マイズナー選手は、6位になりました。


●ペア


ドイツのアリオナ・サフチェンコ&ロビン・ソルコビー組は、ペア競技で金メダルを獲得しました。
「優勝できて、素晴らしい気持ちです」と、ソルコビー選手はコメントしています。「僕らは最終滑走でした。直前に、ライバルがミスをしたために、優勝へのドアが大きく開いているとわかって、若干のプレッシャーを感じました」
中国のジャン&ジャン組とパン&トン組が、それぞれ銀メダルと銅メダルを獲得しました。
サフチェンコ&ソルコビー組は、高さのあるスロー3Fで演技を開始。3T+3Tシークエンスでは、男性がセカンドジャンプをダブルにするというミスがありました。トリプルツイストとトゥラッソーリフトは成功、演技はスロー3Sで締めくくられました。
サイドバイサイドの3Sでもミスは出ましたが、彼らのスピンとスパイラルにはレベル4が与えられました。FS127.09、総合199.23で優勝しました。
ジャン&ジャン組は、サイド・バイ・サイド・ジャンプで苦労しました。ダブルアクセルがシングルになり、3Tも手をついてしまったのです。彼らは焦って、最後のリフトを中断してしまい、わずかにレベル1しか獲得できませんでした。FS119.80、総合191.20で2位。
「いまはがっかりしています。私たちがこんな演技をすることはめったにありません」
ハオ・ジャン選手はコメントしました。
パン&トン組は、2A+2A+SEQ、トリプルツイスト、スロー3S、難易度の高いリフトも成功させましたが、スロー3Loの予定がダブルになってしまいました。サイド・バイ・サイドの3Tでお手つきもありました。結果は、FS118.45点、総合185.13点で3位です。
「ゆうべ、私たちの就寝は遅くなってしまいました。疲労が抜けきらず、FSに挑むのは辛かったです。ええ、つぎの試合ではうまくやりますよ」
パン・トン選手はコメントしました。
カナダのジェシカ・デュベ&ブライス・デビソン組はスロー3Lzにわずかなミスが出ただけで、4位に入りました。ロシアの川口悠子&アレキサンダー・スミルノフ組は、スロー4Sに挑みましたが、転倒。5位に終わりました。
アメリカのマクラフリン&ブルベイカー組は、FSを棄権しました。男性の左足に炎症が起きているせいです。彼らはSP5位でした。


●アイスダンス


アイスダンスはたいへんな接戦でした。優勝したのはロシアのオクサナ・ドムニナ&マキシム・シャバリン組、GPF初の金メダル獲得です。タニス・ベルビン&ベン・アゴスト組は、銀メダルにとどまりました。イザベル・デロベル&オリビエ・ショーンフェルダー組は3位、彼らにとってGPF初メダルです。トップ3の得点差はわずかに2.17しかありませんでした。
OD3位だったドムニナ&シャバリン組は、ハチャトゥリアンのワルツ『仮面舞踏会』で、感情的にも技術的にも訴求力の強いFDを演じきりました。金満家と愛のない結婚を強制される乙女の物語。ツィズルと複雑なステップではみごとな同調性を見せ、ストレートラインリフト、カーブリフトとリバースローテショナルリフトも成功させました。
すべてのエレメンツでレベル4、FSでパーソナルベストを更新する103.26点、総合で165.57点を獲得し、ベルビン&アゴスト組を逆転しました。
ドムニナ選手はコメントします。
「技術的にも、表現的にも、ベストを尽くせて満足です。結果は重要ですけれども、ベストを尽くすことで得られる満足感や幸福感もまた重要です。きのうの演技には、自分たち的に心残りがありましたが、今日これだけ演じきれたことを、自分たち自身を褒めてやりたいです。
今日の試合は、わたしたちのキャリアにとっていちばん重要な試合ではないと思います。でも、この試合には、わたしたちが勝ちたいと願い続けてきた最高のライバルたちが揃っていました。そこで優勝できたことは、とてもうれしく、とても大きいです」
ふたりは、シャバリン選手が膝の炎症を抱えたまま、イタリア入りしたことを告白しました。「試合に出られるかどうか、わたしたち自身にすらわからなかったんです」と、ドムニナ選手は言いました。
ベルビン&アゴスト組のFSは、クラシックで滑らかなステップシークエンスが特徴。音楽が最高潮のとき、簡単そうに見えて難易度の高い、カーブリフトが入ります。8つのエレメンツのうち7つでレベル4を獲得しましたが、サーペンタインリフトだけはレベル3でした。FDは100.50点で、総合164.14点。僅差で優勝を逃しました。トリノ五輪で銀メダルを獲得した場所で、彼らはふたたび銀メダルを手にしたことになります。
ベルビン選手はコメントします。
「わたしたちはいっさいミスを犯していません。なぜサーペンタインリフトがレベル3止まりだったのか、検証の必要があります。勝利のためには些細なことも大切にしなければなりません。母国に戻って、また頑張って練習します」
アゴスト選手は、自分たちの演技には、まだ充分な感情表現が備わっていなかったかもしれない、とコメントしました。
デロベル&ショーンフェルダー組のFDは映画『ピアノ・レッスン』サウンドトラックから。口の利けない女性と、彼女の言葉を聞き取ろうとする男性の、ラブストーリーを描いています。サイド・バイ・サイドのミッドラインステップではレベル4を獲得、ポジションチェンジしながらのローテーショナルリフト、そして素晴らしいサーペンタインリフトを見せてくれました。ただし、若干スピードが足りない部分があるように見られました。FDは100.11点のシーズンベスト、総合では163.40点で、3位に入りました。
ショーンフェルダー選手はコメントします。
「落胆を感じています。もっとうまくやれると思っていたので。今日の我々には充分なエネルギーがありませんでした。でも、ヨーロッパ選手権と世界選手権で、このプログラムで、もっといい演技をすることを望んでいます」
デロベル選手が付け加えて
「今日は私たちのベストの出来ではありませんでした。ただ、新しくしたステップで高いレベルが取れたことには、私たちは満足しています」
とコメントしました。
カナダのテッサ・ヴァーチュー&スコット・モイア組は、『シェルブールの雨傘』をロマンチックに味付けして、流れるような演技を見せました。159.40点で4位。ヤナ・ホフロワ&セルゲイ・ノビツキー組は『禿山の一夜』でダイナミックな演技を見せ、観客を熱狂させました。大胆なリフトで大喝采を得て、153.58点で5位となりました。フランスのナタリー・ペシャラ&ファビアン・ブルザ組は、彼らがテーマに選んだところの狂気をよく表現しましたが、ダイアゴナルステップで評価を落とし、140.82点の6位に終わりました。




どわああああ。終わったああああああ!!!
疲れました。やっぱ長かった。
まあ、インタビューとかよりは、日本語にしやすかったんですけど。演技の部分について書いてあるところとかは、英語でも読み取れるほど簡単だったんでー……インタビュー記事とかって言い回しとかのせいでカンペキわかんないことも数多いので。簡単は簡単だったけどとにかく長かった。
お疲れ、自分!
というわけで感想いきます。
まず、男子シングルですが、高橋大輔選手のコメント。
英語だと


Just before I went out I heard the big applause for Stephane and I thought that he had done well, but I focused on my own skating. When I made the mistake on the (first) quad, I thought that maybe I’m not going to win today.


のあたりのくだり、ランビエール選手に捧げられた大喝采を聞いたために、動揺はしなかったとご本人は言っていますが、やはり気持ちは揺れたのだなあと思いました。
そして、演技が終わったあと、あれだけ悔しそうな顔を見せた理由も、ちょっとわかる気がしました。失敗そのものよりも、『I thought that maybe I’m not going to win today』今日は勝てないと思いながら滑ってしまったことが、なにより悔しかったのではないでしょうか。って灰原が勝手にそう思っただけなんですけどね。
日本のメディアに掲載されたGPF後インタビュー(たとえばこれhttp://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/sports/news/CK2007121602072508.html とか)とは、かなりニュアンスが違うんで、もしかして通訳さんの創作!? という懸念も捨てきれないのですが…。どうしようそんなフローラン・ダバディさん並みのクリエイティビティあふれる通訳さんだったら。まあ、いちおうここでは創作じゃないってことでハナシ進めます。
何度も書いていますが、灰原は、GPFでの高橋大輔選手の演技はとても素晴らしかったと思っています。きっと全日本でもいい演技をしてくれると期待しています。すごく才能がある選手、っつーか天才のひとりだと思っていますし、オリンピックで金メダルだってぜんぜん夢じゃない、っていうか射程内、っていうかほとんど運の領域に入ってきていると思います。
で、運の領域であるからこそ、ファンとして、高橋大輔選手にただひとつお願いしたいことがあります。演技が終わったあと、笑って欲しいんです。
高みを見ているがゆえに、反省点があるのはすごくわかります。でもキスクラに座るまで、まだ得点は出ていません。審判も人の子ですし、笑顔で0.001点かもしれないけど点数が違ってくる気もします。
高橋選手に限らず、日本の選手は、女子も男子もすごくストイックで、なかなか演技後に笑顔が出ないんですよね~。自分に厳しいのはいいところでもあるんだけど…なんか微妙に損してるような気がするのは灰原だけかなあ。
笑顔のてんでは、北米の選手がやっぱり強くって、エミリー・ヒューズ選手とかジェフリー・バトル選手とか、タニス・ベルビン選手とか! 演技もすごいけどあの笑顔が、ほんとに武器ですよね。とくにベルビンちゃんとか、笑顔加点絶対ありそうだもんなー。
で、その、笑顔が素敵なベルビンちゃんですが、GPFの成績は不本意だったようですね。次戦に向けて、闘志メラメラな感じで、おお、かっこいいです! 
全米選手権は敵ナシだと思うんだけど、四大陸は出るのかな? ワールドまで猛特訓?
燃えるベルビンちゃん(とアゴスト君)の逆襲が楽しみです。頑張れ!
優勝したドムシャバのコメントは、ドムニナ選手がすごくうれしそうで、読んでてこっちもうれしかったです。シャバリン選手の怪我の具合は心配ですが、復活を信じていますよ。頑張れ!
女子シングル、カロリーナ・コストネル選手のコメントは、いつもながら、ほんわか、かわいいですねー。地元で表彰台に乗れてほんとに良かった。トリノ五輪のことを「みなさんには失望させてしまいましたが、わたしにとってはいい思い出です」とかつて語っていたコストネルさんですけど、今回のメダルで、パラヴェーラはますます素晴らしい思い出の場所になったことでしょう。
ペアでは、銀メダルを獲得したハオ・ジャン選手が、かなりがっかり風味のコメントを出している一方、銅メダルのジャン・トン選手は「今回はよくなかったけど、ええ、つぎはうまくやりますよ(We´ll do better the next time)」と落ち着いたコメントで、さすが、いいときも悪いときも超えてるベテランは違うなと、うっかりジャン・トン選手に惚れそうになりました(わはははは)。いや両方好きですけどね!
川口悠子選手は、スロークワドで転倒があったようですが、失敗しても失敗してもスロークワドに挑み続ける攻めの姿勢はグッジョブだと思いますよ! これからロシア国内選手権ですが、頑張って欲しいです!
さて、いよいよ全日本選手権が近づいていますね。今年、マスコミの注目選手はJGPF銀メダルの西野友毬選手のもよう。ただでさえ全日本は初参戦なのに、取材攻勢とかで、試合前に疲れちゃわないといいんですが。そのへん、スケ連のうまい差配を期待したいところ。
GPSに出てこなかった有力選手たちも、どこまで力を蓄えてきているのか、全日本選手権、ほんとに楽しみです!





ダイナバナ
女神幻想ダイナスティア は乙女のためのコミュニケーション重視のMMOオンラインゲーム。

争いのない世界にあなたも遊びに来てね。
今なら無料で遊べます!


お買い物バナ

※乙女なショッピングモール「乙女のおかいもの」でもうきうき情報紹介中!


ダイナ情報バナ

※メルマガ「ダイナスティア情報局」登録はこちらから!



オリンピック協賛の、エステティックサロン、TBCのコマーシャルを見ました。
高橋大輔選手が出演してるやつです。
CMについて報じた記事はこちらからどうぞ~→ http://www.sanspo.com/geino/top/gt200712/gt2007120510.html
高橋大輔選手は、たしか、いま、オリンピックシンボルアスリートなんですよね。だから今回のCMにも出演なんだと思いますが。ほかの選手はみんな、2008年北京五輪を目指す選手ばかり。2010年バンクーバーは遠いなあ~、とか思ってしまいました。
最近の若人のみなさんは、むかしはオリンピックというものは、冬季と夏季おなじ年に開催されてたなんて知らなかったりするのかな。冬季と夏季2年ごと入れ違いになったのはリレハンメル五輪からで、その都合で、アルベールビルとリレハンメルのあいだは2年しか空いていなかったんですよ。アルベールビル五輪はバルセロナ五輪と同年の1992年開催だったのです。
今回のTBCのCMに出演している、谷亮子選手は、そのバルセロナ五輪に出場しています。
うわあ、なんかもう、すごいなあ。





ダイナバナ
女神幻想ダイナスティア は乙女のためのコミュニケーション重視のMMOオンラインゲーム。

争いのない世界にあなたも遊びに来てね。
今なら無料で遊べます!


お買い物バナ

※乙女なショッピングモール「乙女のおかいもの」でもうきうき情報紹介中!


ダイナ情報バナ

※メルマガ「ダイナスティア情報局」登録はこちらから!



アメリカのフィギュアスケートサイト、Figureskater Onlineに、トリノグランプリファイナルを終えた直後の、ライサチェック選手とウィアー選手の談話が紹介されていました。
元記事はこちら→ http://www.figureskatersonline.com/news.html
おふたりのコメントのところだけ抜粋して、日本語にしてみます。


エヴァン・ライサチェック選手コメント
「中国杯でGPF出場を決めてから、2週間以上、私には日程的な余裕が生まれました。おかげで、改善点をはっきり見据えることができたと思います。
全米選手権でいちばんいい演技をお見せできるように、帰国したあとも、たくさん練習します。
試合当日、足の感覚が少し鈍ったかんじがあって、私は懸命に練習に取り組みました。試合に挑んで、さすがに少し緊張しましたが、クワドを降りられたことに大興奮でした。あそこで4+3のコンボを綺麗に決められたことは、今後に繋がってくると思います。それに、今回は、ステップではじめてレベル4を取ることもできました」


ジョニー・ウィアー選手コメント
「演技以前に、僕は体力的に消耗してしまってました」


ジョニーのコメント、非常に短いんだけど、この1文のみです。トリノGPFは、必ずしも望んだ成績で終えられたわけではないと思うので、言葉少なになっていたかもしれません。とはいえ、4位も立派な成績だったと思うんですけど。今年のGPFは、たいへんハイレベルだったから、ジョニーはちょっとミスしただけだったんだけど、もうそれで命取りだったんですよね。うーん、残念。
ジョニーは今季、コーチを移ったり、練習環境が変わって家を引っ越したり、いろいろあって、その中で、スパルタのズミエフスカヤコーチとの練習で、疲れが残ってしまったのかもしれません。全米でリベンジ、頑張って欲しいです。
一方エヴァン君にとっては、今年のGPSはたいへん実りあるものだったようです。
エヴァン君はGPSでは前半戦で試合日程を終えてしまって、そのおかげでGPF対策の時間をたくさん取れたと言っています。いっけん、前半日程でエントリーできたほうが有利なような気がしますけど、これまた良し悪しで、やっぱりプログラムを滑り込むのには時間がかかるし、前半に調子を合わせるのはなかなか大変。結局、どっちがいいとも言えないですよね。
その中で、エヴァン君は、よくスケアメ、中国杯と、自分のピークを保ったと思います。
エヴァン君にとっては、今回がGPF初メダルだそうです。世界選手権のメダルも持ってるのに、GPFでは表彰台に乗ってなかったなんて、なんだか意外~(そもそもエヴァン君はファイナルで滑れたのも今回がはじめて。過去2回GPFに進出していますが、2度とも棄権しちゃったので…)。そういや、コストネルさんもGPF初進出初表彰台だったそうですよね。彼女も世界選手権のメダルをもう持ってるけど。
2試合エントリーということで、ピークを2回合わせなきゃいけなくて、なおかつファイナルにもピークを持ってこなきゃいけない。一発勝負のワールドとは違った意味で、GPSにもサーキット形式だからこその難しさがありますね。
アサインからすでに戦いは始まっている……なんちゃって。





ダイナバナ
女神幻想ダイナスティア は乙女のためのコミュニケーション重視のMMOオンラインゲーム。

争いのない世界にあなたも遊びに来てね。
今なら無料で遊べます!


お買い物バナ

※乙女なショッピングモール「乙女のおかいもの」でもうきうき情報紹介中!


ダイナ情報バナ

※メルマガ「ダイナスティア情報局」登録はこちらから!



うむむ。ちょびっとまた残念なニュースです。
トリノGPFで初優勝を飾った、ロシアのドムニナ&シャバリン組ですが、シャバリン選手の膝の調子が思わしくなく、治療に専念するため、直近のロシアナショナル、及び、ヨーロッパ選手権には欠場するそうです。ニュース元はこちら→ http://www.sport-express.ru/art.shtml?151549
つい先日、ファビアン・ブルザ選手が故障、外科的治療(手術?)をうけるというニュースに接したばかりなのですが、今季はアイスダンス有力カップルに故障が続いていますね。船越さん(シャバリン選手)はとくに、東京ワールド直後から足に故障が続き、シーズンイン直前には盲腸の治療もするという、なんだか病院通いの続くシーズン。一方で、ロシア杯、GPFと優勝が続き、評価も急激に上がってきていて、まさしく、禍福はあざなえる縄のごとし、という。福はいいけど禍はあんましありがたくないですよね。
しかし、足が痛いのに、あれだけのコサックダンスを踊りまくってくれていたのですか。さすがです、船越さん!
ドムシャバの場合、おそらくGPF優勝の成績をもってイエテボリワールドは内定していると思われます。ヨロ戦には出ずに、体調を万全に保ってイエテボリの表彰台を目指したいということでしょう。
ドムシャバ欠場となると、今季ヨロ戦、アイスダンスは、デロベル&ショーンフェルダー組のひとり勝ち(ふたり勝ち?)っぽいなあ。もちろん、ほかのチームの頑張りは期待できますけど。
ペシャブルの出場も微妙ということで、荒れそうだと思うのは表彰台争いで、イタリアの若手カッペリーニ&ラノッテ組とかも、ことによったら上がってこれそうですよね。灰原的にはヤナさんたちに頑張って欲しいなあ。
昨季から気になってはいたヤナ・ホフロワ&セルゲイ・ノビツキー組ですが、今季入ってやたらとヤナさんにZokkon命(古い)の灰原です。イチオシのカップルはテッサちゃんズだったはずなのに。ヴァーチュー&モイア組は、いまも大好きなんですよ! しかし、彼女たちは、灰原が念力を送らなくても平気というか、なにしろ彼らはアイスダンス界のアンファン・テリブルだから。
だけどヤナさんには、念力を送ってあげなきゃという気になるんですよ! なにしろパートナーの野比ノビツキー選手が! ちょっとアレ(ぐはー)な感じだから!!
NHK杯のFD、ラストで不思議なミスしてましたよね、ノビ太選手。ああヤナさん…頑張って…(涙)。これからもテッサちゃんズも熱烈応援しますけど、一方で、どんどんホフノビワールドに引き込まれていきそうです。
灰原、どうもカップル競技だと、女性が頑張ってるチームが大好きっぽいです。井上&ボルドウィン組も好きですもの。
そういや、井上&ボルドウィン組は、全米選手権には出てくるんですかね? 全米選手権、公式サイトはできてるけど、さすがに1カ月も先の開催だから、エントリーページはまだないなあ。気になります。





ダイナバナ
女神幻想ダイナスティア は乙女のためのコミュニケーション重視のMMOオンラインゲーム。

争いのない世界にあなたも遊びに来てね。
今なら無料で遊べます!


お買い物バナ

※乙女なショッピングモール「乙女のおかいもの」でもうきうき情報紹介中!


ダイナ情報バナ

※メルマガ「ダイナスティア情報局」登録はこちらから!




ロシアのフィギュアスケートポータル『FS-news』に、ジョニー・ウィアー選手のインタビューが上がっています。
じつはちょっとまえの記事で、ロシア杯直前に採られたもの。GPFまえにエントリーを作ろうと思ってたら、GPF終わってしまった(ははは)!
今日は、このインタビュー抜粋の日本語書き取りをやってみようと思います。
原文はこちら→ http://weir.ru/page-id-73.html
いつもの言い訳ですが、灰原は英語力に乏しく、これからお目にかける文章は、原文を機械翻訳にかけたものを日本語らしく直しただけのものです。読み取り間違いもありうるし、わからないところは想像の翼で補っていたり、さらにわからないと飛ばしてしまったりもしています。よろしければ、ぜひ、原文もお読みいただけると、うれしいです。
それでは、日本語書き取りにお進みください。




【FS-news ジョニー・ウィアー選手インタビュー】



―こんにちは、ジョニー。調子はどうですか?


「いいですよ。ちょっと疲れてはいますけど」


―今回モスクワに、あなたはとても芸術的なプログラムを持ってきてくれました。
私たちはボリショイ劇場で『ユノナ&アヴォス』を見たことがあるんですよ。『白鳥の湖』も。


「ロシアには奥深く多様な芸術が根付いていますね。あなたがたロシアのみなさんは、素晴らしいレベルのロックオペラやバレエを頻繁に鑑賞することができます。モスクワの舞台は、全部最高です」


―ロシア杯でいい演技ができれば、あなたは鼓舞されますか?


「もちろん! 僕はつねにロシアではいい演技をしたいと願ってますけど、とくに今年は、僕は絶対に勝てると思っています。僕はいままでロシア杯に勝ったことがないので、ここで勝てれば、今後に繋がる気持ちを得られると思います」


―より素晴らしい演技をするために、あなたはどんなモチベーションをお持ちでしょうか。


「僕、負けるの嫌いなんですよ」


―中国杯では、2004年シーズン以来、久々に国際試合の金メダルを獲得されましたね。あなたにとって、どんな意味合いを持つ試合でしたか?


「SPとFSをクリーンに揃えられたのは、僕にとって大きな前進でした。しかも優勝できて、ほんとに素晴らしかったです。
ライサチェック選手に勝てたことも重要な収穫です。ステファン・ランビエール選手に勝てたこともね。でも、ナショナルタイトル奪取のために、そして世界選手権の表彰台争いのために、僕らライバルなんで、ライサチェック選手を打倒できたことが僕にとってはより重要でした」


―エヴァン・ライサチェック選手に勝つためには、なにが重要でしょうか。クワドか、クリーンなスケートか?


「まず、いい演技をするのが一番だと思います。たしかに、クワドを降りることも素晴らしいけど、フィギュアスケートというスポーツの、クワドは一面でしかありません。音楽、コスチューム、表現力、そしてもちろんスピン。すべてにおいて優れていなければなりません。
たしかにライサチェック選手はクワドを跳びます。でも、僕にとってクワドは、いちばん重要なものではないんです」


―ロシアカップではクワドに挑戦しないのですか?


「ガリーナ(ズミエフスカヤ女史。ジョニーのコーチ)と僕は、ロシア杯のためにまだ練習しています。最初はあんまりよくなかったんだけど、ロシア入りして4~5日たって調子が上がってきました。残りの練習日程で、エレメンツの出来栄えを確認して、クワドについては決めようと思っています」


―ステップシークエンスはどうでしょう? SP、FS、双方で、もっと難しくレベルアップするつもりはありますか? 現在、ステップのレベルは、いくつを取れたのでしょう。


「ステップには梃子摺っていますね。まえにもらえたレベルは低かった。僕が入れなきゃいけないステップをすっ飛ばしちゃったせいです。エッジもクリーンじゃなかったしね。
練習どおりに僕が演技できたなら、ステップではレベル3を取れるはずです。レベル4はとても獲得が困難ですね。ステップでレベル4を取れたのは、いままででプルシェンコ選手と、日本の男子選手(原文はJapanese boyってなってるんですよー。たしかにジョニーより高橋大輔選手はちょっと年下ですが)がそれぞれ1度ずつ、それだけです。加点のとれるレベル3を目指すことは、レベル4を目指すより重要だと思います」


―以前のコーチとズミエフスカヤコーチと、トレーニングに違うところはありますか?


「ガリーナは僕に、より正確さをもとめます。彼女の指導は方向性ややり方がはっきりしていて、僕のモチベーションを上げるのも上手いです。通しの練習は完全になるまでやります」


―彼女は厳しいですか。


「ちょっとね。でも、僕は厳しさをもとめてコーチを移ったわけなので。以前のコーチ、プリシラは、僕には親友であり、母でもありました。ガリーナは違いますね、僕を怠けさせないし、おふざけも許してくれません。彼女は、いつでも、僕が競技のために最適な振る舞いをするように望みます」


―振り付けについてお聞きします。あなたの今季のプログラムは、技術的な難度が低いと思われるというのが、中国杯のあとのおおかたの見解です。


「SPでは、当初予定されていたハードなステップシークエンスとスピンを、満足に演じきるのが僕には難しかったので、だいぶ当初のプランとは変えました。ルールにのっとったプログラムにするためには、1箇所変えると、ほかの部分も変えていかなければなりません。SPの演技時間は2分50秒ですけど、ギチギチです。振り付けは本当に大変でした」


―SPのコスチュームも当初とは変えたんですよね。


「はい。日米対抗のときは、衣装にもっと白いパーツが多かったんだけど、すごい太って見えたんで」


―あなたはとても痩せていますよ、ジョニー!
 それで、あなたはいまのプログラムについて満足ですか?


「僕は一生懸命練習してるし、練習ではいい演技ができています。もちろん、いまのプログラムに満足です」


―デザインに携わる夢については、どうなりましたか?


「実現中ですよ。今年の僕の衣装は両方自分でデザインしたものだし、今年はメリッサ(グレゴリー選手)とデニス(ペチュコフ選手)の衣装もデザインしました」


―素晴らしいですね!
 それでは、モスクワでの時間を楽しんでください。あなたの勝利を願います。


「ありがとう!」




はい、書き取り終了です。お疲れさまでした。
記事の後半は、なんかイラスト心理ゲームみたいなのをやってたりするんですけど、ダイジェストしてしまいました。興味がおありの方は、ぜひ、元記事をご覧ください。ジョニーの描いたイラスト……つーか悪戯書きも見られます。
このインタビューのあと、ジョニーはロシア杯でまたしてもステファン・ランビエール選手に勝ち、優勝します。
ジョニーは、やっぱり、ランビエール選手よりライサチェック選手に勝ちたいのですね。実績的にはランビエール選手のほうがはるかに上(世界選手権2連覇ですもん)なんですけど、やっぱりふたりは宿命のライバル!? なのかしら。GPF終わって1勝1敗で星取りはタイですが、全米選手権でどんな決着が着くのか……楽しみですね。
今季のジョニーのプログラムが、芸術的には優れているけども、やや難易度的に単純なのではないか? というのは、中国杯で優勝したときからたしかに言われていたことで、しかしジョニー陣営が、意図的にそれを選択したことが、インタビューからわかります。もともとのプログラムは相当に厳しいもので、それを不完全に滑るよりも、できることをクリーンに仕上げていく、という作戦。今年はとにかく復調が目標だと思うので、それで正解なのかもしれないですね。
とはいえ、テクニカルコーラーの資格を持つペトレンコさんが陣営に付いているせいか、闇雲に難易度を落として得点を取りこぼすということではなく、計画的にプログラムが手直しされている様子なのは、いい感じだと思います。
ただ、ステップのレベル4については、たぶんいま時点ではジョニーの認識も変わってきているとは思うんですが、今年は、ステップの規定がハッキリしたせいか、非常にレベル4が出やすいんですね。NHK杯で、トマシュ・ベルネル選手が、サーキュラーとストレートライン両方でレベル4取ってますし、ライサチェック選手のGPF『トスカ』のストレートラインステップもレベル4。おそらく今季いっぱいはこの流れだと思います。ただし、出来ないハードなステップでレベルを取りこぼすよりは、レベル3を狙って加点をもらったほうがいいという作戦はジョニーに限ったことではなく、たとえばブライアン・ジュベール選手のFSも、おそらくレベル3狙いだと思われます。
GPFでは、失敗が響き、惜しくも表彰台を逃したジョニーですが、ライバルライサチェック選手との一騎打ちとなる全米選手権は、GPFより燃えるはず。昨年は演技後、痛々しい姿でしたが、今年のキスクラでは笑顔でいてくれることを願います。ライサチェック選手ともども、いい演技、いい勝負になるとうれしいなあ。頑張って!





ダイナバナ
女神幻想ダイナスティア は乙女のためのコミュニケーション重視のMMOオンラインゲーム。

争いのない世界にあなたも遊びに来てね。
今なら無料で遊べます!


お買い物バナ

※乙女なショッピングモール「乙女のおかいもの」でもうきうき情報紹介中!


ダイナ情報バナ

※メルマガ「ダイナスティア情報局」登録はこちらから!



International Figure Skatingの最新記事として、GPFエキシビジョンの、リハーサルのときの写真が上がっていました。
こちら→ http://www.ifsmagazine.com/forum/index.php?s=c73c52e9cabdf73c2cb0a06c4a7dd8c3&showtopic=496
いちばんはじめの写真→ http://www.ifsmagazine.com/forum/index.php?act=Attach&type=post&id=1699  は、野比ノビツキー選手(嘘。ほんとはセルゲイ・ノビツキー選手)の目つきがなぜか虚ろだったり(お腹が痛いのかなあ←子どもじゃないんだから)、船越さん(マキシム・シャバリン選手。もう灰原の中ではすっかり船越さんで定着…)の微笑みが意味ありげだったり面白いです。写真手前にいるのは中国のパン&トン組、写真中央左に中野友加里選手がいます。中野選手のまえに、ファイルを手に持ったスタッフっぽい女性が立っているのですが、じつはこの人は、かの、バーバラ・フーザルポリさんです。どうも、GPFエキシビの舞台監督というか、構成を担当なさってったっほいです。
フーザルポリ姉さんも、ある意味パラヴェーラに消えない歴史を刻んだ方。ここにもGPFでパラヴェーラにリベンジよカモンな方がいらっしゃったのだなあと感慨深い。
あと一歩でトリノ五輪に届かなかった人も。トリノ五輪に素敵な思い出がある人も、思い残しがある人も。今回はみんないい試合ができて、トリノ五輪への思いを供養できた……みたいな気が、今回のGPFについては、灰原はすごくします。
来季のGPFはどこでやるんでしょうね。バンクーバーのパシフィックコロシアムは、来季の四大陸には内定してるけど、GPFも招致しちゃったりして。……まさかねえ。





ダイナバナ
女神幻想ダイナスティア は乙女のためのコミュニケーション重視のMMOオンラインゲーム。

争いのない世界にあなたも遊びに来てね。
今なら無料で遊べます!


お買い物バナ

※乙女なショッピングモール「乙女のおかいもの」でもうきうき情報紹介中!


ダイナ情報バナ

※メルマガ「ダイナスティア情報局」登録はこちらから!



フィギュアスケート界のさまよえる台風ことカロリーナ・コストネル選手のHPを見に行って、面白い画像を見つけました。
こちら→ http://www.carolina-kostner.it/pictures/modelshots/cavalli_adv.jpg
眼鏡っこコストネルさん。かわいい!
コストネルさんは、イタリアの眼鏡メーカーとスポンサー契約を結んでいるようです。スタイリッシュなサングラスをかけた、大人っぽいポスター画像もあり。しかし灰原は、スクールガールテイスト漂うこっちのポスターのが好きですねー。
ところで、コストネルさんの公式HP、久しぶりに行ったら、今年のFSのステップシークエンスを、ローリー・ニコルさんとふたり、丹念に少しずつ作っていく映像が追加されていて、ホームビデオの映像らしく手振れがすんごいんですけど(ははは)、ああ、こうやって作っていくのねととても勉強になりました。浅田真央選手ともこうやって丁寧に、『幻想即興曲』の、あの素晴らしいストレートラインステップを作ったのですよね。
この丹念な作業を、依頼をうけたすべてのスケーターに対してローリー・ニコル女史は、ひとりずつの個性に合わせて違う振り付けでやっていったんだと考えると、気が遠くなってきます。GPFに出場している選手たちに限定したって、キミー・マイズナー選手にカロリーナ・コストネル選手、浅田真央選手(FS)、エヴァン・ライサチェック選手がローリー振り付けですよね。
ローリー・ニコルなくしては、いまのフィギュアスケート界はありえません。フィギュアスケート界最大の巨人かも……すごすぎ。





ダイナバナ
女神幻想ダイナスティア は乙女のためのコミュニケーション重視のMMOオンラインゲーム。

争いのない世界にあなたも遊びに来てね。
今なら無料で遊べます!


お買い物バナ

※乙女なショッピングモール「乙女のおかいもの」でもうきうき情報紹介中!


ダイナ情報バナ

※メルマガ「ダイナスティア情報局」登録はこちらから!



フィギュアスケート日本代表男子ガイドブック、『カッテング・エッジ』を買いました。
いやいや、時がたつのは早いもんですね。創刊号から持ってるけど、つまりあれから丸2年ってことですもんねー。
『カッティングエッジ』名物の、お姉さん選手から男子選手たちへのメッセージ企画、今回の号には、以前の号から引き続き登板の村主章枝選手とともに、中野友加里選手が登場して「おおお」と思いました。以前の号にはたしか、恩田美栄選手が参加していて「日本の男子はいつも仲が良すぎる! 女子はふだんは仲良くても、競技会となると、緊張感があったりメリハリがある。男子もこれからは、お互いにもっと勝負に厳しく挑んでみて!」みたいな、かなりストイックなコメントをしてたのですよね。いかにも努力家の恩田選手らしくもあり(!)、男前で素敵でした。
今年初登場の中野友加里選手は、男子選手たちにどんな言葉を贈るんだろう? と、楽しみに読みました。
恩田選手のストイックさ、村主章枝選手の、しっとりと優しい雰囲気とも違い、中野選手のコメントはピリッとしたユーモアがありますすね。「じつはみんなのファン。男子のプログラムにも、隠れてチェック入れてます」と、言うだけあって、中野選手、アドバイスやコメントが鋭い! 
男子選手のみなさんにとっても有益なアドバイスであろうのはもちろん、この選手のここがカッコイイ、と具体的に教えてくれていて、ファンとしても、男子の試合の観戦のとき、お勉強になるなと感じる、とっても面白いコメントでした。
一方で、村主選手のコメントは、ふんわりと男子選手の性格を包み込んで、あなたのこういうところもこういうところも素敵だし、いっしょにいて学べました、というスタンスで、男子選手ご本人も自信がつくだろうし、読者も、読んでいるだけでほんわかした気持ちになれる、癒される雰囲気。これまた素敵。
このおふたりのコメントが同時についているというのは、絶妙だと思います。
高橋大輔選手を筆頭に、選手べつに贅沢に紙面を割かれたロングインタビューの内容も、いつもながら充実していてうれしかったです。
織田信成選手の情報として、今年のSPはローリー・ニコル振り付けだと知ることができたのは、収穫でした。
織田選手がローリー・ニコル!!!
いままで、デヴィッド・ウィルソン振り付けの、リズミカルな演技の印象が強いだけに、意外ですが、ハマりそうな気もします。ウィルソンプログラムは、FSの『ミッションインポシブル』に残りますし、SPでは違う個性を見せてくれそうで、いまからとても楽しみです。
今回のインタビューの中では、灰原的には、小塚崇彦選手の記事が、興味深かったです。男子はジュニアからシニアに上がるのが女子より難しいと言われているんですけども、その中でいろいろ悩みながら、成長していっているんだなあという感じがとても清清しかった。笑っちゃったのは、インタビュー中
「無良くんは、ジャンプの安定感がいいなあと思います。見てて安心」
と、小塚選手がせっかく褒めているのに、同席した無良選手が
「でも僕、お腹がやたら出ていますから」
と、わけのわからない謙遜をするところ。無良選手のお腹がガッチリしてるのは腹筋でしょ! べつにメタボじゃないのにー! 先輩に目の前で自分のこと褒められて、照れてしまったのかな。可愛かったです。
男子シングルは、どうしても、女子に比べるとメディアでの扱いが少なくて、インタビューなどの媒体が少ないだけに、『カッティング・エッジ』はほんとうに貴重。ぜひ、来年も出していただきたいです! いまから気が早いけど、来年は、ちょっとノービス君たちの記事も欲しいなあ、と思ったり…。期待します!





ダイナバナ
女神幻想ダイナスティア は乙女のためのコミュニケーション重視のMMOオンラインゲーム。

争いのない世界にあなたも遊びに来てね。
今なら無料で遊べます!


お買い物バナ

※乙女なショッピングモール「乙女のおかいもの」でもうきうき情報紹介中!


ダイナ情報バナ

※メルマガ「ダイナスティア情報局」登録はこちらから!