さて、そんでは、全日本選手権、2日め。男子FSの感想を書いていこうと思います。
FSだというのに、SPと同じく1時間ちょっとの枠で、どれだけ放映されるものか、と思っていたのですが、コンパクトに抑えて最終グループはきっちり放映してくれて良かったです。
それでは、放映順に感想など。




FS2位/総合2位:小塚崇彦選手
織田信成選手欠場の今回大会で、2位を本命視されていた小塚選手。『ビートルズコンチェルト』。SPとは違って、FSは衣装がずいぶんフィギュア衣装っぽくて華やかです。
冒頭の3Lz+3Tは高くてきれい。つづく3Aを決めて勢いに乗りましたね。3A+2Tも決まりました。着氷に流れがあってよかったです。
つづくサーキュラーステップは丁寧な出来栄え。スピンのポジションチェンジも丁寧でスムーズ、いいかんじです。中盤でループのパンクがひとつありましたが、ほぼパーフェクトな出来栄えではないでしょうか。頑張りましたね!
世界フィギュアに向けては、3Aコンボのセカンドを確実にトリプルにできるように頑張って欲しいなーと思います。かなり順位に関わってくると思うんで…。あと、ステップもちょっと見直したほうがいいかもな、という気がします。今回全日本では、小塚選手はステップではおおむねレベル3を取っていて評価が高いのですが、なぜか国際戦では、エッジワークの美しさにも関わらずステップのレベルがそんなに出ないんですね。なぜレベルが出ないのか、テクニカルコーラーの方の助力を得て、細かく検証するのは有効なんじゃないかな。
3月のイエテボリまであいだがありますし、せっかく初出場なので、細かいところも詰めて詰めて、万全の準備で頑張って欲しいなと思います。大丈夫、小塚選手ならできますよ! 頑張って!


FS1位/総合1位:高橋大輔選手
クワド2本を宣言して挑む、『ロミオとジュリエット』。冒頭のクワドは高くて素晴らしい! 見事な着氷に感嘆した直後、4T+2Tコンボも成功! 
正直、クワドコンボのセカンドは、ちょっと危なかったかと思うんですが、しかしとにかく降りたのはお見事です!
そのつぎの3Aは、構えもなくひょいっと跳ぶ、高橋選手独特のもの。なんとGOE加点2です。
サーキュラーステップからコンボスピン、3Aコンボ、どれも綺麗。3Sの着氷がちょっと「アレ」って感じはありましたけど、もうほんとにそんな些細なミスはもはやどうでもいいというか。スピン連続からストレートラインステップへの流れは圧巻でした。
恐るべきTES。恐るべきPCS。2位以下をぶっちぎりの滑り。昨季のオペラ座と比べても、すごい実力が上がっていて驚きます。このままイエテボリまで、演技を研ぎ澄ませていって欲しいと思います。頑張って!


FS3位/総合3位:南里康晴選手
『カルメン』。登場時に表情がいくぶん硬く、緊張で動きも硬いまんま演技に入ってしまったような。3Aは着氷があやしく、3Loでも転倒。前半の雰囲気は、正直、あんまりよくはありませんでしたねー。
しかし、プログラム中盤、3A+3Tを成功させたあたりから立て直してきて、後半はとてもいい演技だったと思います。
惜しかったのはラストのキメポーズ。ちょっと音楽と合わなかったかなー。もしかして会場の応援が大きくて、音を見失ったのかもしれませんが。
昨年のように、絶好調、ノリノリ、という演技ではなかったのですが、かみ合わないものがある中で、一生懸命エレメンツをこなしている印象で、ほんとうに頑張ったなーと思います。
中庭選手との3位争いを僅差で制し、世界選手権初出場決定。おめでとうございます。頑張ってください!


FS6位/総合5位:無良崇人選手
FS『バイオリンコンチェルト』と紹介されましたが、えーと、それって形式で曲名じゃありませんよね…。 
ISUバイオを調べたところ、ベートーベンの皇帝協奏曲でした。もともとはピアノ曲なのを、バイオリンにアレンジしてあるバージョンみたい。華やかな曲調で、クライマックスでとても盛り上がる、いい選曲だと思います。
冒頭の3A+3Tは、シニアの選手たちをもしのぐ、目がさめるほどの高さ! 演技中盤、3Fの転倒がありましたが、ドンマイドンマイ。スピンにも速さがあり、素晴らしかったと思います。
ジュニアがシニア参戦すると、30秒長い後半にスタミナ切れすることが多いのですが、無良選手についてはスタミナは充分と見えました。ただ、プログラム構成がずっと練習してきたものと違うので、滑り込みの少なさがちょっと後半は出てしまったかも。
ステップのときの体の使い方、スピンの入りとか出とかの振り付けなど、細かい踊りは、全日本ジュニアのときより格段に上手くなってた気がしました。名古屋に移ってみっちり特訓した成果かな。
今大会、無良選手の演技は、SP、FS通して、いちばん灰原のツボに入りました。たしかにミスはありましたけど、表現の萌芽が感じられたというか、すごく踊れていたと思います。見ていてとても楽しかった。
桃木先生の意見によると、無良選手は、ランビエール選手のビデオを相当参考にしたんじゃないかと。ちょっとした体の使い方に、似ているところを感じたそうです。ランビエール選手はもちろんだけど、過去の名選手の演技とかかなり勉強したんじゃないかなというのは、灰原も思いました。肩の動きがものすごく垢抜けましたよね。
ステップは、まだレベル2と、見栄えのわりにレベルは抑え目だった印象ですが、なにしろ伸び盛りですし、世界ジュニアまでのあいだにどれだけ伸びてくるか、とても楽しみです。ライバルは強力ですが、表彰台目指して欲しいですね! 頑張れ!


FS4位/総合4位:中庭健介選手
FS『ブレイブハート』。冒頭の4T、着氷よろけましたが、よく踏ん張りました! 立派です!
続く3Aも踏ん張った。スピンもひとつひとつ丁寧だったし、ステップにも情感があって、すごく良かったと思います。ドラマティックで迫力のある演技でした。
3位になった南里康晴選手とはあまりにも僅差で、勝ち負けはもはや運の領域だった…と思います。南里選手とともに、中庭選手にも、世界選手権に行って欲しかった。枠があるのだからどうしようもないのはわかっているのですが、ついそう思ってしまいます。
プロトコルに現れるエレメンツだけでなくて、繋ぎのステップやイーグル、ムーブインザフィールドなども、とても見ごたえがありました。四大陸で、また素晴らしい演技を見せて欲しいです。頑張りました。いい演技を見せてくれて、ありがとう。


FS5位/総合6位:梅谷英生選手
FS『パイレーツ・オブ・カリビアン』。梅谷選手の演技を拝見するのははじめてです。手足が長くて動きに男性スケーターらしい力強い魅力があり、とても素敵でした。3Aコンビネーション、やわらかく膝を使ったランディングから3Tの流れは素晴らしかったです。
ルッツの着氷の乱れと、ループの転倒と、ミスはありましたけど、全体に演技の流れがとてもよくて、演技後、失敗の印象が残りませんでした。終盤、ジャッジに猛烈アピールしながらのサーキュラーステップは、とても物語性が感じられ、良かったです。スピンもみんなスピードがあって素敵でした。
素晴らしい演技を見る機会を得られたことを、幸運に思います。国体にも出場するのかな。頑張って欲しいです!



男子シングル、高橋大輔選手は、とにかくもう別格の強さでしたね。ってゆーか神がかりだった。2005年の全日本、ラフマニノフでガチガチになってたのは別の人だったんじゃないかと思いますよ。いや本人なんですけど。
けして順調に挫折なくキャリアを積んできたわけではない高橋選手が、いま、これほどの高みに上っているということは、ほかの選手たちにとっても励ましになるんじゃないかと思うなー。
世界選手権にはトップ3が派遣、そして、今年は日本も四大陸に主力を出すみたいで、ソウル四大陸代表は、高橋選手、小塚選手、中庭選手の3人だそうです。高橋選手が四大陸に出るとなると、北米組もエースを投入してくる可能性はありますね。昨季はカナダが四大陸にエースをフル投入してくると知れたあと、アメリカもエースをエントリーしてきたんですよね。
女子も、四大陸に、浅田真央選手と、安藤美姫選手、村主章枝選手を派遣だそうで。韓国開催だからヨナちゃんは確実に出場だろうし、もうこれだけでいきなり豪華メンバーなんですが。世界選手権メダリストが4人顔を揃えるってことですもんね。ぎゃー、見たい!
そんな感じで、男子シングルFS感想を終わります。
女子シングルFS感想は、明日書きますね。今日は、ひと言だけ。
由希奈ちゃん、綺麗だった!





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あのー、今日気がついたんですけどー。
もしかして、勇名トラの人、衣装のサッシュにもなんか書いてありませんか?
こちらの、NHK杯での写真→ http://photos.skatetoday.com/albums/07Bompard/VERNER20711663.jpg  を見るに。
……帯の端っこに、『役兵』って書いてあるよーに見えるんですが。
兵役の間違いかなー。
ってゆーかこの写真、ベルネル君の演技の、いつの瞬間を捉えたものなのでしょうか。灰原、しばらく笑いすぎて、キーボードが打てなくなったんですが。
帯までもが意味不明とは。ベルネル君の衣装、もはや伝説の『ライーヨー』をも超えたんじゃありませんかね。
イエテボリでもこの衣装で滑るのかなあ。
もういっそバンクーバーまでこれでいって欲しいです(無茶いうな)。
こっちの写真のほうが、衣装の文字は、はっきり映っているかな。→ http://www.figureskating-online.com/ci_5314503/big_4982159.jpg  
えーっと、コストネルちゃんは可愛いです。
コストネルちゃんは間違った日本語に気をつけて!!!





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※この記事は、「全日本選手権 女子SP感想 その1(http://ameblo.jp/haibaran/entry-10062532449.html )」の続きです。
 よろしければ、先の記事からお読みいただけると、うれしいです。




SP1位:浅田真央選手
あああああっ、衣装が変わってる!!
トリノGPFの感想のときに「SPの衣装を変えたら気分も変わるんじゃないかな」とか、テキトーなこと書いたのですが、ほんとに衣装が新調されていてびっくり! 言霊かな!?
ってゆーか、この短い期間にどうやって新しい衣装を用意したのかな。もともと用意されていたのかもしれませんが……。
新しい衣装の効果か、真央ちゃんのSPは今季最高の出来栄え。素晴らしかったです。
3F+3Loの、セカンドがちょっとツーフットになった以外は、ほとんど完璧だったんじゃないかな。このSP、ほんとに素晴らしいんだけど、じつはスパイラルのレベルが獲りにくいんじゃないかと、つねづね灰原は思ってるんですが、入りが難しいんですよね。でも、今日はポジションもとっても綺麗だったし、レベル獲れたかなと思います。
得点72.92はお見事としか言いようがないなあ。
やっぱり、衣装変えたのが、気持ちを切り替えるきっかけになったのかもしれません。
FSでも、好調が維持できるよう、祈っています。頑張って!


SP10位:西野友毬選手
ジュニアから特別参戦の西野選手。「天才少女登場!」と、紹介VTRも加熱ぎみ。事前に騒がれすぎて、疲れちゃうんじゃないかなーと、ちょっと思ってたんですが、いやいや、そんな器の小さな選手じゃありませんでしたね。氷上では泰然自若としてて、頼もしかったです。
冒頭の3Lz+2Tは、ファーストの着氷がややあやしかったのをよく耐えた。ステップインの3Loはクリア。2Aの転倒は惜しい! しかし、ビールマンスピンは美しかったし、オーラスのストレートラインステップは、リズムにのってよく音を表現できていて、ジュニアとは思えない演技でした。14歳といえど、さすがJGPF銀メダリスト。ひと味違うわー。
FSでも思い切りのいい演技を期待します。頑張って!


SP11位:澤田亜紀選手
髪を切ったんですね、亜紀ちゃん。よく似合います。かわいいです。
田村岳斗コーチとともに登場。今季は不調な試合が続き、心配していましたが、今日は元気そう。良かったです。
冒頭の3S+2Tは決まった。ステップインのトリプルはトゥーループで、丁寧に降りてきます。ビールマンスピンは、去年より格段にポジションが美しくなっていますね! いい感じです。
ルッツを跳んできた去年のSPに比べると、ジャンプの難易度を落としているのは、亜紀ちゃんも、エッジ矯正しているからかなあ…。今回のレギュレーション変更は、ほんとに罪深いというか、たくさんの選手が苦労していますが、頑張って欲しいと思います。
FSも頑張れ!


SP9位:武田奈也
冒頭の3Tは、流れもあって綺麗。そのつぎのジャンプコンボ、得意の3Loからのコンビネーションが、ファーストが2Loになってしまったのはちょっと残念でした。
解説の八木沼さんは、緊張して、丁寧に滑りすぎたのではないか、と予測してらっしゃいました。チャレンジャーとして挑めたNHK杯と違い、四大陸や世界選手権のかかった全日本選手権は、やはり無心で戦うのは難しいことですよね。絶好調というわけではなかったかもしれませんが、一生懸命最後まで、丁寧に滑りきってくれた演技には、とても気持ちを感じました。素敵でした。演技のあと、一生懸命笑ってたのも、えらかったと思います。
まだまだ四大陸派遣は射程内なので、気持ちを切り替えて、FS頑張って欲しいと思います。頑張って!


SP3位:村主章枝選手
あ、衣装が変わってる!
あ、ズーリンコーチがいる!
6分間練習の映像を見た瞬間、続けざまに叫んでしまった灰原。ズーリンさんは、とても忙しそうだし、やっぱりロシアと日本って遠いから、全日本には帯同が難しいんじゃないかと思ってたんですけど、今回、きちんと付いてきてくれていましたね。
やはりコーチがそばにいるのといないのとでは選手の精神状態が違うと思いますよねー。ついてきてくれてて、ホントにうれしいです。
『テイクファイブ』。灰原はこのプログラム大好き。スイング感のある表現も得意な村主選手に、とてもよくあった曲だと思います。
3Lz+2T、3F、と、つぎつぎにジャンプ成功。コンビネーションスピンも、珍しいポジションを入れて難なく演じ、得点が出てみれば63.50点という、素晴らしい点数です。
このプログラムに組み込まれているステップシークエンスは、ほんとに難しいですね。スピードに乗せて滑りきれれば、かなりの加点上積みはあると思います。もうとにかく明日、頑張って欲しいです!


SP4位:中野友加里選手
中野選手ったら、演技に入る以前から、ずいぶん険しい表情をしていましたね。緊張しているのかなー。これだけの大舞台ですから、緊張するなというのが無理な話ではあるけど、なんかGPFよりも緊張してる感じだなあ。
と、思ってたら、日ごろはミスしない単発Lzがダブルになってしまった! しかし、そこで気持ちを途切れさせず、スパイラルやスピンで攻める攻める攻める。表彰台に乗りたい、世界選手権に行きたいという気迫が、立ち上るような演技でした。
明日のFSでは3Aを跳ぶのでしょうか? 楽しみです。頑張って!


男子のSPを見ていても感じたことなのですが、去年の全日本選手権のときよりも、今年は選手みんなの力量が上がっていて、高いレベルでの大接戦になっており、とても見ごたえがあります。
灰原の注目選手は水津瑠美ちゃん。国内ジュニアチャンピオンとして、貫禄さえ漂う演技でFS最終滑走グループ入り。緊張するとは思いますが、またとない機会なので、頑張って欲しいです!
さて、男子シングルのほうは、もう競技が終了してるんですよね。ちょっと女子の感想で疲れちゃったので、男子の感想は、また明日に書くことにしますね。
ああ、早くみんなのFS演技が見たいな!





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いよいよ全日本選手権も中日です。女子シングルSP。ある意味GPF以上の激戦ともいえるこの試合。PB170点クラスの人たちがごーろごーろいるわけですから。もう大変!
フジテレビ地上波の枠はゴージャスに18時半から21時まで。うわ、どれだけの演技が見られるのかしらー、と思ったら、11人でした。
一気に見ると、なかなかお腹いっぱいな分量です。ただ。贅沢を言えば、石川翔子選手も見たかったなあ。
放映順に、ざらっと女子SP、感想を書いていこうと思います!!




【全日本選手権 女子シングル】



SP6位:水津瑠美選手
ぎゃー! 冒頭の3T+3T決まった!
衣装もキラキラ素敵だった瑠美ちゃん。ステップからの3Loも超クリーンな出来栄え。ここんとこループ安定してますね! スピンのポジションもきれいです。
圧巻だったのがストレートラインステップで、ほんとうに上手に音を捕まえていてキレキレでしたね! 素晴らしかったです。
なんと最終滑走入り。6位以内に入れば四大陸派遣の可能性もあります。FSは30秒長くなるので、キツくなると思いますが、頑張って欲しいです! フリーでも3T+3Tだ!


SP5位:鈴木明子選手
冒頭の3Lz+2Tはクリアに決まった!
キャメルスピンうまーい! 3Fはちょっとステップアウトぎみでしたが、ストレートラインステップは圧巻のゴージャスさ。ひとつひとつのステップが冴えていて、上体もよく動いていたし、リズムを感じる演技でした。
現在5位ですが、得点的に表彰台は射程内だと思います。世界選手権進出も夢じゃない! 頑張れ!


SP17位:浅田舞選手
NHK杯のときに体調を崩していたので、出場そのものがちょっと心配だった舞ちゃん。無事復調、出場してきてて安心しました。
冒頭の3S+2TはOK。3Fはちょっと着氷バランス崩したか。2Aは綺麗でした。
ステップもスピンもスパイラルも、丁寧に演じて、よく演技をまとめていたと思います。ただ、「やや回転が足りないかな」とか「秒数が足りないかも」とかで、ちょっとずつポイントを取りこぼしていたっぽいのがもったいなかったかなー。
昨年より、格段に表現力がついたと思いますし、自信をもって滑れば、能力はあるので、FSでもっと上位まで巻き返しもできると思います。FSのアンジェ・パッセは、舞ちゃんによく似合う、美しいプログラムですしね。頑張って欲しいです!


SP2位:安藤美姫選手
6分間練習のときから好調がうかがえた安藤選手。思い切りのいい踏切で、久々に冒頭の3Lz+3Loコンボを決めました! 
単発の3Fも、あれはエッジちゃんとしてたんじゃないかな。2Aは、「こんなところで転ぶはずないでしょ」という磐石の出来栄えです。
ステップは、なんとなくだけど、手直しあった? 上下の動きが以前より激しくなったように感じました。とても良かったです。
オーラスのコンボスピンでちょっとだけバランス崩しちゃったけど、よく堪えました。ほかは完璧! でしたよね!
キスクラでもいい笑顔。良かったです。
ついに20歳になったんですね、美姫ちゃん。
明日のFSも気持ちよく、全力の演技で終えて、打ち上げで気持ちよく一杯いって欲しいです。頑張れ!


SP7位:太田由希奈選手
冒頭の3T+2Tはしっかりと降りて、2Aも大丈夫。ステップからの3Sがすっぽ抜けたのだけ、ちょっと残念でしたけど、あとは、曲のつなぎも素晴らしい出来栄え。良かったです。
今年から、スピンの規定がまた変わって、同じ姿勢で8回転以上でもレベルが出るようになったんですよね。花がほころぶような優雅なレイバックスピン、復活してくれて、うれしいです。そして、由希奈ちゃんと言えば、なんといってもスパイラル! ポジションがほんとに綺麗。エレガントな滑りに見入ってるうちに、あっというまに演技が終わってしまいました。
目標としている四大陸派遣は、充分射程圏内ですね。明日、FSで踊るのはアランフェス。頑張って!




※さて、すこし長くなってきましたので、このあたりで、記事を分けます。
 よろしければ、「全日本選手権 女子SP感想 その2」も、ご覧いただけますと、うれしいです。





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icenetwork.comで、ブライアン・ジュベール選手の最新インタビューが掲載されていました。
エリック棄権のあと、ここまでまとまったインタビューが出るのは初めてじゃないかなあ。ヨロ戦に向けて、調子はどうなのか、気になります。
宿題は他に山積みあれど、ちょっと押しのけてですね、今日はこの、ジュベール選手のインタビューを、抜粋して(かなり長いんです)、日本語に書き取ってみようと思います。
元記事はこちらです→ http://web.icenetwork.com/news/article.jsp?ymd=20071224&content_id=39923&vkey=ice_news
さて、いつもの言い訳。灰原は英語力に乏しく、これからお目にかける日本語書き取りも、機械翻訳を読みやすく言葉を整えたくらいのもので、翻訳と呼べるほどのものではありません。読み取り間違いもありえますし、わからないところは想像の翼で補ってしまったり、さらにわからないと、飛ばしてしまうこともあります。よろしければ、原文もご覧いただけるとうれしいです。
それでは、本文にどうぞ。



【icenetwork.com:ブライアン・ジュベール選手 Q&A】


ブライアン・ジュベール選手は、昨シーズン、新採点法になってはじめて、1つのプログラムで3つのクワドを跳んだ選手として、歴史に名を残しました。
12月のはじめ、過労によって体調を崩してから、ジュベール選手はなんとか復活し、フランス国内選手権に出場、6連覇を飾ることができました。彼自身が8度のフランスナショナルチャンピオンであったジュベール選手のコーチ、ジャン・クリストフ・シモンズ氏は、彼の教え子を誇ります。
シモンズコーチと組むようになったから、ジュベール選手は、出場した大会で、負けナシの10連続金メダルを獲得しています。シモンズ氏は言います。「私たちは必死で訓練に励み、とにかく技術を極めようとしています。技術的に安定していれば、ブライアンは自分に自信を保つことができ、結果的に最高の演技をすることができるからです」


インタビュアー:
今シーズン、フランスナショナルで、ヤニック・ポンセロ選手は、あなたにとってかなり手ごわい挑戦者となりました。ポンセロ選手は、現在、安定した3Aとクワドを跳んでいます。


ジュベール選手:
ええ。それに加えて、アルバン・プレオベールも手ごわかったですよ。アルバンと僕は、長年の友だちなんです。10歳のころからおんなじ大会に出てますからね。ポンセロは、テクニック的に、それから表現力も、すごくいいものもってます。とくにスピンとフットワークがいいですね。
ポンセロの唯一の弱点はメンタルです。競技会を重ねるあいだに、集中して課題に取り組めてたと思いますけど、僕はポンセロのこと、もっと手助けしたいと思うんですよ。休み明けには、また会う機会があると思うんで、いくつかアドバイスをするつもりです。


インタビュアー:
どんなアドバイスしようと?


ジュベール選手:
僕が思うに、ポンセロにはチャンピオンスケーターになる才能があると思うんですよ。わかんないのは、本人が、それを望んでるのかってことです。彼の将来の夢は、理学療法士になることなんでね。
今年のフランスナショナルは、たくさんの人の注目を集めました。スケーターたち、マスメディア、そしてファンのみなさんのね。競技会のレベルは激しく高くて、ほとんどの選手はクリーンに演じきりました。
シニアでもジュニアでも、シーズンベストの演技がたくさん見られました。


インタビュアー:
スケートカナダで、あなたは素晴らしいSPを演じました。FSではクワドで転倒があり、ケヴィン・バンデルペレン選手に1位を許しましたが、総合では優勝を飾りました。しかしそのあとのエリック・ボンパールは、棄権しなければなりませんでした。そしてGPF進出は絶望的になりました。いつ、あなたは自分の健康が損なわれていると気づきましたか?


ジュベール選手:
スケートカナダの2~3日まえには、僕は非常な倦怠感を感じはじめました。はじめは、筋肉が固まっていると感じて、疲れてるせいかなと思ったんです。そうこうするうち、氷に乗って20分も練習しないうちに、疲れきってしまうようになりました。大会出場をどうしようか、判断は難しかったけど、結局スケートカナダは出場をコーチが決断しました。もちろん、あまりに僕の具合が悪いときは、コーチは僕の練習を止めますよ。
僕の今年のSPは新しいもので、お客さんとジャッジの反応を僕は知りたかったんです。僕はSPをおおむねクリーンに滑りきり、お客さんは喝采で受け入れてくれました。カナダのお客さんはフィギュアスケートに詳しいので、彼らのその反応は素晴らしい参考になりました。


インタビュアー:
フランスに帰国後、どうなったのですか?


ジュベール選手:
僕の体調は、もっとずっと悪くなっていきました。エリックに備えるために、練習に取り組もうとするんだけど、5分と滑ってられなくなったんです。とにかく筋肉が痛くて。集中することもできませんでした。僕は世界選手権のまえにかかっていた医師のもとに治療に出かけました。ええ、ブレードで足を切ったときの、手術を担当してくれた人です。診察を受けてみると、まず、僕の血圧は異常に低くて、心拍数が高かった。そして、不調は、筋肉が風邪のウィルスに侵されているせいだとわかったんです。
僕に許された唯一の選択肢は静養でした。回復には3週間かかりました。運がいいことに、フランスナショナルの直前に、僕はふたたび健康を取り戻しました。


インタビュアー:
試合で競うライバルの演技を、あなたは見るほうですか?


ジュベール選手:
場合によりますね。ライバル選手の演技始めのエレメンツをいくつか、見ることはあります。たとえばエフゲニー・プルシェンコ選手と競っていたときは、彼のプログラムの最初の2つのジャンプを見ていました。


インタビュアー:
なぜ最初の2つだけ、エレメンツを見るのですか?


ジュベール選手:
そこで転倒があれば、精神的に少しは楽になりますし、逆に、エレメンツがクリーンに決まるようなら、自分の演技のレベルを上げようと、モチベーションが高まりますし、どっちにしても、自分にプラスですから。


インタビュアー:
カート・ブラウニングさんと組むことになったいきさつを教えてください。


ジュベール選手:
スケート界で育ってきたのに、いままで、僕はカート・ブラウニングさんと会う機会があんまりなかったんですよ。ライブでスケートをしたところも見たことがないし、テレビで演技を見たこともあまりなかったんです。それでも、いろんな人が、ブラウニングさんを「世界最高のスケーターだ」って教えてくれて、僕はずいぶん彼のことを知っていました。彼は、世界ではじめて、クワドを競技会で降りた人物です。クワドは僕にとって、大きな意味を持つものです。
2006年のカルガリーワールドを2位で終わったあと、僕は彼と電話で話す機会を得ました。僕は非常にナーバスになってました。けれど、ブラウニングさんはとても気さくに、自然に接してくれました。僕は彼と組みたくなりました。
それで、その夏、僕はカナダのトロントに向かいました。
そのとき僕にはコーチがいなくなってて、ひとりぼっちでした。僕は、滑ってみたい曲のいくつかを持っていきました。ブラウニングさんもその曲を気に入ってくれました。
ふたりで初めて氷の上に立ったとき、ブラウニングさんはこう言いました。
「いいかい、僕らは働くためにここにいるんじゃない。遊ぶためにいるんだよ」
そのとき作られたのが、2006年~2007年のあいだ、僕をずっと勝たせてくれたフリープログラムです。


インタビュアー:
どんなカタチでカート・ブラウニングさんの影響を受けられたのでしょうか。


ジュベール選手:
僕は、カート・ブラウニングさんに好まれるだろう雰囲気に、自分のスタイルを変えようとしたんですよ。でも、彼は、すばやい変わり身なんか望んでなかったんです。
「君はいったい誰なんだい? 焦らなくても、僕らは2010年のオリンピックに向かって鍛えようとしているんだよ」
僕は、教えられたことをどんどん吸収したので、ブラウニングさんは驚いて、喜んでくれました。彼と練習すると、限界をどんどん超えていけるんです。それはすごくうれしいことで、もっと懸命に練習したくなります。
ブラウニングさんに出会うまえ、僕にとってスケートとはジャンプでした。でも、彼は僕に、滑りを楽しむ方法を教えてくれました。
練習を見てもらいはじめたばかりのとき、ブラウニングさんは僕に言いました。「君はあまりにスピードが遅い」。僕は落胆しました。いままでは、フットワークを褒められたことしかなかったんですよ。
僕がエッジを直して、より楽にステップを踏めるように、トレーニング方法を、それからうまい体の使い方を、ブラウニングさんは伝授してくれました。
昨シーズンが終わったあと、再会したとき、ブラウニングさんは、僕がすごく速くなっていて驚いた、と言ってくれました。
僕は、良質なスケーティングの習得は、スピードが手に入れられるというだけでなく、スタミナを温存しての演技を可能にすると学びました。


インタビュアー:
今シーズンいままで、あなたを驚かせたことはありますか?


ジュベール選手:
大会ごとにトップの入れ替わりが激しかったので、世界選手権は面白い展開になりそうだと思います。
僕は、多くのスケーターが、SPにクワドを組み込んできていないことに失望しています。技術的なレベルは下がってきていると思います。みんなが3+3しか跳ばない傾向は、僕には残念です。でも僕には、クワドなしの世界チャンピオンが誕生するとは思えません。
僕は2002年ソルトレイクの激闘を覚えています。いまとは次元の違う戦いでした。ティモシー・ゲーブル、エフゲニー・プルシェンコ、アレクセイ・ヤグディン、本田武史……彼ら全員が素晴らしいクワドを持っていました。ジャンパーの黄金時代でした。


インタビュアー:
採点システムに問題があるとお考えですか?


ジュベール選手:
いまの採点方法には、改善の余地があると思います。ジャンプはきちんと報われなければなりません。一部のスケーターは、SPではクワドを飛ばず、FSでだけクワドを跳びます。彼らはリスクを冒さず、クリーンなトリプルトリプルを選ぶのです。そのやりかたは、スポーツマンらしくないと思います。
スポーツマンは、人間の肉体の限界を超えるために存在しています。過去の世代は上回らなければなりません。スポーツマンは、安全や安易さを望んではいけないと思います。表彰台への道は、安全でも安易でもないんですから。



はい、書き取り終了です。お疲れさまでした。
記事中、ジュベール選手のプライベートに関するコメントとかは、ダイジェストしちゃいました。可愛がってるペットのわんこ『ブレード』くんの話題も出てきます。よろしければ、原文をお読みくださいね。
それから元記事のおしまいのほうには、ジャン・クリストフ・シモンズコーチのインタビューもちょっとだけついています。こちらの日本語書き取りは、またの機会に。
病気が心配されたジュベール選手ですが、ずいぶん元気になったようで、ひとまず安心しました。ヨーロッパ選手権のころには、万全になっていそうですね?
風邪の菌が筋肉に回ったということですが、稀にそういうことがあるそうで。回復して、ほんとうに良かったですね。そういえば、ランビエール選手も、中国杯直前に風邪で体調を崩したといっていましたっけ。
しかし、フットワークに目覚めたとはいえ、やはり4回転にこだわる、ジュベール選手らしいインタビューでしたね。SPでクワドを跳んでこない選手が多いって、それは誰のことを言いたいのとちょっぴり訊いてみたくなりますが(ははは)。だってランビエール選手やライサチェック選手は、SPでクワド跳んでるもん!
――世界王者に挑発されるとは、日本王者も出世したなあ――とちょっと思いました。
2002年ソルトレイク五輪に、まだ10代だったジュベール選手は、出場しているんですよね。そのとき感じた衝撃が、いまも彼を突き動かしているのかもしれません。史上最高の空中戦時代。ステップやスピンはいまのほうがレベル上がってると思うけど、ジャンプはたしかに当時のほうが上でした。
ところで、やたらポンセロくんの世話を焼きたがるあたり、ジュベール選手ってなんだか兄さん気質ですね。ポンセロ君は、ジュベール選手より2つ年下なんだけど(アルバン君は1歳下)、いまはライバルだと思うんですよね。それもかなり強力な。それでも、アドバイスしたいとか思うんだなあ。ほんと、長男っぽい…っていうか、頑固親父みたいな風情があるよなあ、ジュベール選手。若いのに…。





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今日から全日本選手権ですね。
男子SPとアイスダンスコンパルソリーはもう終了。男子上位選手にはほとんど転倒もなく、全力の戦いになりました。
高橋大輔選手のTESが、いつにも増して高いので驚きます。3+3までしか跳んでないんですよね。ステップレベル3で揃えて、スピン全部レベル4と考えても、プログラムもともとのベースバリューは40点そこそこのはずなのに、こりゃ相当GOE加点があったなあ。PCSも、国内試合とはいえ、ありえない高さです。5コンポーネンツのうち、4つが8点代っていったい(呆然)。
国際試合に比べると、国内試合は点数が高めに出やすいとはいえ、今回の高橋大輔選手の得点、トリノGPFのときの得点から1点くらいしか高くありませんし、むしろ抑えめについたくらいなんではと思います。これでSPにまたクワドコンボ入れるようになったら、高橋選手、SP90点代に到達しちゃうんじゃないの? すごすぎ…。
ほかの選手たちのレベルも、素晴らしいです。高橋大輔選手の得点がとんでもないので、冴えないように見えるかもしれませんが、70点台を出せれば、GPSなら、充分トップ3で折り返せます(ほかの出場者によりますが)。素晴らしい得点ですよ。
ジュニアから参戦の佐々木彰生選手も、よく善戦しています。羽生結弦選手が出場できなかったのが、つくづく惜しいなあ。あれだけスピンが上手いと、あんがい上位に入ったかもしれませんよね。まだ3Aはないけども。
テレビ放映のあった選手について感想をちょろっと。



柴田嶺選手:3Aに挑戦の予定が2Aになりましたが、雰囲気のあるいい演技だったと思います。もったいなかったのはドーナツスピンとビールマンスピンで、せっかくポジション綺麗だったのに回転数が足りなかったっぽいとこかなあ。FSでも3Aにはチャレンジするのでしょうか。思い切った演技が見たいです。頑張って!


小塚崇彦選手:スピードがあっていい演技だったと思います。ジャンプコンボのセカンドがダブルになったのが惜しいなあ。スピンはどれもポジションが綺麗でスピードもあり、とても良かったです。
気になるのがステップのレベル。小塚選手はフットワークがとても上手なのに、なぜかステップでレベルを取れない状態が続いています。今回はどうだったのかなあ。早くプロトコルが見たいかも。FSも頑張って欲しいです。


南里康晴選手:『月光』。灰原はこのプログラムとても好きなんですよね。しっとり落ち着いていて、深みのある表現ができていると思う。3Aの着氷は残念でしたけど、この緊張する場面で頑張ったなーと思います。
惜しいと思ったのが最後のキメ。キメポーズの止めの秒数がちょっと短いかなあ。もっとガツンとポーズとってアピールできると、印象が変わると思うんですよねー。FSでは、アピールも頑張って欲しいです。


中庭健介選手:いい演技でしたね。今季一番じゃないかな。ほんとに冴えてました。
NHK杯では靴のトラブルもあったみたいですが、新しくした靴がうまく合っているのかな、ジャンプも安定したかんじで、スケーティングも伸びていて、とても良かったです。
FSではクワド挑戦だと思いますが、思い切っていって欲しいです。頑張って!


無良崇人選手:冒頭のコンボのファーストを3Aにしなかったのは、シニアの試合では単発アクセルをトリプルにできるからですね。無良選手の場合、今年はジュニアのSPのほうが、得点は稼げないのに(ステップからのジャンプが今年はループ縛りだしね)、シニアバージョンのSPより難しいかも。3Aは幅があってよかったです。
キャメルスピンが上手になっていたし、全体的に演技にスピードがついてきていて、驚きました。ステップがかーなーりー良くなってた! 表現力、アピール力という意味でも、バーンと成長してきましたね! すごい。
FSは演技時間が長いので、たいへんだとは思うんですが、SPの演技を見ると期待してしまうなあ。頑張って!



5位から2位までは非常に僅差ですので、FSの結果次第で、誰がきてもおかしくはありません。勝負に絶対はないとはいえ、高橋大輔選手は、相当のセーフティーリードを確保したと思いますので、FSでは点数のことは考えず、心のままに躍って欲しいです! みんな、頑張って!





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毎度おなじみ『Golden Skate』に、なんと、武田奈也選手の特集記事が登場しました!
おおっ。やったあ、奈也ちゃん! 出世しました!
ページはこちら→ http://www.goldenskate.com/articles/2007/122307.shtml
タイトルは『Takeda Sticks to Seniors for 2007-08 Season 』
日本語にすると『武田選手は、2007-2008年シーズン、シニアに突入する』とかかなあ。
記事には、奈也ちゃんのジュニア時代のキャリアや、5歳からスケートをはじめたことなど、日本のファンにはおなじみの経歴が語られていきます。
ちょっと「おっ」と思ったのは奈也ちゃんのペットについて紹介した箇所で


She keeps a turtle as a pet.


カメを飼ってるんだそうです。わはは。なんか可愛い。
記事中には、奈也ちゃんの、現在のジャンプ習得状況についてのコメントもあります。


【原文】
"I don't have a triple Lutz in my program because I have been taking off on the wrong edge. I have landed the Lutz in practice, but I am working more on my triple flip now. I'm not consistent in doing it with the music. I'm also working on the triple toe-triple toe and triple loop-triple toe. I hope to land them in the programs later this season. I also need to make my jumps more consistent and skate better in the short program."


【灰原不正確訳】
わたしはいままで間違ったエッジでルッツを跳んでいたので、わたしのいまのプログラムにルッツはありません。練習ではルッツを降りているんですけども、ルッツより優先して、いまは3Fの練習に取り組んでいます。音楽に乗せて演技に組み入れるということでは、まだフリップは安定していません。
ほかに、3T+3T、3Lo+3Tの練習にも取り組んでいます。シーズン後半では、いま練習してるこういうジャンプを、プログラムに入れられるとうれしいですね。
とにかく、ジャンプをもっと安定させて、ショートプログラムの出来栄えを上げたいです。


武田奈也選手は、5種類のトリプルを揃えるより先に3+3を手に入れることになるかもしれませんね。もともとスピンなどでは加点がもらえていますし、ジャンプのグレードが1段上がれば、相当点数がアップする気もします。頑張って欲しいです。
記事の締めくくりは、こんな1文です。


first she hopes to compete for the next two Olympics, and then do some skating shows.


彼女のいちばんの願いは、つぎのオリンピック、つぎのつぎのオリンピックまで目指して競技生活を続けて、そのあとショースケーターになること……。
おおっ。ソチまで目指す宣言ですね! 頼もしい。応援します!
ショースケーターのほうは、問題なく叶う夢じゃないかな? 見ている人たちを魅了する爆発的なスマイルと、見栄えのする踊りは、競技の世界にあってもすでにお客さまを楽しませていますもん。
シニアデビュー年、いきなりGPS初メダル、海外メディアからも注目されるなど、本人たち陣営が思ってたより高いレベルで滑り出してるんじゃないかと思われる奈也ちゃん。全日本選手権も緊張すると思いますが、頑張って! みんな、奈也ちゃんの演技と、笑顔を、心から楽しみにしていますよ。





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ISUに、ブライアン・ジュベール選手の可愛い記事へのリンクがありました。
こちら→ http://www.lanouvellerepublique.fr/dossiers/journal/pdf/20071220/16268752_NR_86N.pdf
ジュベール選手の故郷、ポワティエの町の中央に、いくつかの企業が出資して、特設リンクが現在置かれているそうです。現在、合宿特訓中のジュベール選手ですが、クリスマスのイベントなのかな、ポワティエの町に一時帰郷して、郷里の子どもたち相手にサインセッションを行った、という記事です。
サンタ帽子を被った子どもたちに囲まれたジュベール選手の表情、柔らかいですね。いーいお顔!
記事はフランス語なんで正直なんだかさっぱりわかんないんですが(ははは)、この記事へのリンクを紹介してくれたdeltask8erさんの有志英語翻訳によると、記事のおしまいのほうで、ジュベール選手は「現在は健康を取り戻しているし、調子も上がってきています」と語っている模様……です。たぶん!
そのジュベール選手も昨年は参加していた、ロシア、赤の広場での年末アイスショーですが、今年も開催されたもよう。ゲストとして今年は、エマニュエル・サンデュ選手が招待されていたようです。
ロシアの動画ニュースサイトで、ほんの一瞬ですが、先輩の演技その他が見られます。こちら→ http://www.russiatoday.ru/sports/news/18737/video
スケートの演技のほかに、持ち歌も披露(…)したみたいですね、サンデュ先輩…。
ニュース映像には、サンデュ先輩のほか、ほかの出演者の演技も映っています。ホフノビの演技もちらっと。毎度露出の激しい衣装がセクシーキュートなヤナさんですが、さすがに屋外ってことで、ちょっと厚着っぽいのがかわいいです。まあ、ようするにいつもヤナさんはかわいいんですけどね!
ヨーロッパ選手権では、いやおうもなくヤンキーポルカを踊らざるを得ないヤナさんですが(ノビ太くんもだって)、ヤンポルのメルヘン衣装も、やっぱり露出が激しいのだろうか。アンナ・ミラーズのユニフォームみたいな格好でも似合いそうだなあ。
そういや、去年、赤の広場のアイスショーに招待されたジュベール選手は、ホテルチェックアウトするときに、うっかりパスポートを忘れて出てしまったために、えらいことになったんでしたよね。なんだか懐かしいなあ。
ジュベール選手は、パスポート不携帯で出国管理事務所に連行され、フランス語どころか英語もよくわからないロシア出国管理官を相手に、自分がなにものであるか、を説明するのに、ジェスチャー交えて丸1日悪戦苦闘するという、不条理コメディ映画さながらの気の毒な状況に追い込まれたんでした……たしか。
ジュベール選手が災難に遭ったと聞いて、ロシアって、いまだに、パスポート不携帯の外国人を問答無用で逮捕したりするのか! というてんで、驚いたものでした。
サンデュ先輩は、トラブルなく出国できたのでしょうかね? 赤の広場のショーに出たあとは、スイスやドイツのアイスショーに参加するそうです。
復帰戦だと言われてきた、カナダ国内選手権は1月16日からのはずですが……出る気はあるのかな。サンデュ先輩は、あい変わらずよくわかんないな。





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今日こそパトリック・チャン選手の記事を日本語書き取りしようかしら、それとも、1年前(1年前!)のホフノビのインタビューに挑戦しちゃおうかしら……とつらつら思いながら、日課のフィギュアスケートポータル廻りをしていた灰原。
……あら。
またうっかり見つけちゃったよ別の記事。
Golden Skate Forumに、ステファン・ランビエール選手のコーチ、ピーター・グルッター氏の、GPF後に採られたインタビュー記事が、英語翻訳されて上がっているのを見つけてしまいました。翻訳してくださってるのはkrensebyさんという方。
グルッターコーチといえば、あれですよ。中国杯でたれぱんだに埋まりながらニコニコしてた人!
どんな内容なんだろー、と読み始めたら、これがけっこうまた面白かったんです。
ごめん、パト君。
また後回しだわ。
GPFまでに書き取り間に合わなかったのがそもそもアレなんですけどー……。
というわけで、本日はピーター・グルッターコーチインタビュー、日本語書き取りいってみたいと思います。
原文(フランス語)こちらです→ http://www.romandie.com/infos/ats/di...000_brg503.xml  
Golden Skate Forum有志英語翻訳版こちらです→ http://www.goldenskate.com/forum/showthread.php?t=18566
さて、それでは、いつものがらの言い訳。灰原の英語力は無きに等しく、これからお目にかける文章は、機械翻訳を日本語として整えたていどのものです。
読み取り間違いもありえますし、わからないところは想像の翼で補ったりもしてますし、もっとわからないと、飛ばしていたりもします。よろしければ、原文もお読みいただけるとうれしいです。
それでは、本文にお進みください。




ピーター・グルッターコーチインタビュー:
『ランビエールはとるに足らない理由で動揺し、また、奮い立つ』



絶不調から一転、トリノグランプリファイナルで優勝を飾ったステファン・ランビエール選手は、この水曜日にアイスショーに参加すべくサンクトペテルブルクに渡り、そして、伝説的名コーチ、アレクセイ・ミーシン氏の特別レッスンを受けます。
ランビエール選手の短期間での驚くばかりの変化について、メインコーチであるピーター・グルッター氏にお話をうかがいました。


インタビュアー:
グルッターさん、ステファン・ランビエール選手は、ときどき我々を狼狽させます。シーズン序盤は絶不調でファンを失望させ、トリノのファイナルでは突如よみがえった。彼はなぜ、ああ極端に不規則なのでしょうか?


グルッターコーチ:
ステファンが最高の演技をするか、あるいは最低の演技しかできないかは、そのときの彼の精神状態で決まります。その日の環境、よくない天気予報や……彼は、きわめてとるに足らないことで動揺したり、あるいは奮い立つこともある、とても繊細な部分を多く持つ人物なんです。
トレーニングのはじめに、彼が、よくない気分に引っかかってしまっているようなら、その日のうちに挽回するのは非常に困難です。
トリノ入りしてすぐ、彼は、とても心地よい思いに包まれたようです。リンクの氷は非常に良質で信頼が置け、ジュネーブの練習拠点でよりも高くジャンプすることができましたしね。
それから、ステファンはいつもビッグチャレンジを必要としていますね。


インタビュアー:
ランビエール選手は、競争以外のものにたいして、どうやら、とても敏感なようですね。


グルッターコーチ:
そのとおり。だからこそ、彼のチームは穏やかでなければなりません。
よくステファンを知らない人は、簡単に地雷を踏んでしまいます。
ちょっとしたコメントが、彼を絶望に突き落とすかもしれないのですよ。彼に関わる人間は、いつ、なにを言うべきか、どんな瞬間でもわかっていなければならないのです。


インタビュアー:
とても精神力が必要とされるお立場のように思えます。くじけそうになるときはないのですか?


グルッターコーチ:
とても面白くやってますよ。ある教授が言うことには、ステファンは非常に知的であると。なおかつ、自分が達成すべき技術についても、理解していると。
ただし、彼自身の心から起こったのでない動きについて、彼の身体はいっさい応じないのです。ほんとうに全然動かなくなってしまうんですよ。
ステファンは、同じことを何度も繰り返しさせられることが、好きではありません。
彼は、私のアドバイスにこたえて、即時に動いてみせることができます。その飲み込みの速さ、反応の良さに、私はいつも感嘆しています。


インタビュアー:
3Aを修正するために、ランビエール選手はほかのトレーナーの助けを得ているそうですね。うまくいきそうですか?


グルッターコーチ:
我々は、ジャンプの助走からテイクオフにかけての動きを修正したいと考えています。
ステファンのいまのフォームは、完全なエッジ使いでテイクオフする3Aではなく、成功率が低いのですよ。ステファンは正しいエッジ使いを学ぶ必要があります。
ただし、ステファンが3Aをマスターしていない、という意見には異論があります。ソルトレイク五輪以前に、彼はあらゆるエレメンツを習得していました。


インタビュアー:
ステファン・ランビエール選手は、今後、どのような成長を見せてくれるのでしょうか。


グルッターコーチ:
彼は、単純なエレメンツですらも非常に人の心に訴えるものに変えることができる、素晴らしい才能の持ち主です。毎年、彼の芸術的手腕は向上しています。
それは、つねにクワドを跳べる才能よりも、貴重で素晴らしいと私は考えます。たとえステファンが、ときとしてクワドを失敗し、トリプルになってしまうのだとしてもね。
観客のみなさんにとって、クワドとトリプルを見分けるのは、難しいことですし。


インタビュアー:
イエテボリワールド、また、ザグレブのヨーロッパ選手権に向けて、抱負をお聞かせください。


グルッターコーチ:
私は、ステファンが、彼自身の水準にまで調子を戻してくると予測しています。失望の予測は、裏切られることでしょう。いま、彼は春先よりも調子がいいです。
もしステファンの3Aとクワドが安定するのなら、私は、彼にたいしてなんの不安も抱きません。ジャッジも、観客も、彼のプログラムが大好きなんですから。




はい、書き取り終了です。お疲れさまでした。
なんかインタビューのタイトル読んだ瞬間、お茶吹きそうになったんですけど、「とるに足らないことで動揺し、奮い立つ」って。あまりに歯に衣着せぬ物言い。インタビュー中にも「天気が悪いだけで調子を崩すことがある」とか「朝、気分が悪いと、もう1日じゅうダメ」とか、ものすごいことをいろいろおっしゃるんですが、それでも結局グルッターコーチは、ランビエール選手の才能に惚れこんでらっしゃるんですね。
「精神的にキツそう。くじけませんか?」という、インタビュアーのあんまりな問いかけに「面白くやってますよ!」と明るく答えていらっしゃるのに、ホッとしました。
グルッターコーチのコメントは、選手を訓練するコーチのそれ、というよりも、芸術家を研究する学者のそれのようにも思えます。芸術作品を愛でるようにランビエール選手を愛でていらっしゃるというか。
ようするに、天才だってことですよね。ランビエール選手も。ある意味、グルッターコーチも。
ランビエール選手は、ミーシンコーチのもとに3Aの練習に行ってたみたいで、たしかにヨーロッパでいちばん3Aを跳ばすのが上手いコーチは、おそらくミーシンさんだから。正しい選択だと思うけど、もしプルシェンコ選手が本気で復帰してきてたら、たぶん、ミーシンコーチがランビエール選手に教えることはなかったと思うんで。帝王不在がこんなところにも影響を及ぼしてるんだなと思ったり…。
しかし、3Aとクワドが安定していれば、教え子に不安は感じていないって、グルッターコーチのコメント…おそらく、モロゾフコーチも大ちゃんについてそう思ってると思うし、シモンズコーチもジュベール選手についてそう思ってると思いますよ…。バトル選手にたいして、バーケルコーチやアルトゥニアンコーチも…それが安定しないから難しいんであって。
ま、KVDPみたいに、ジャンプサイコーでも、スピンはレベル1とかいう猛者も世の中にはいますけどね!(←今年はレベル4も取れてるよ! と一応フォロー)
ああー、それにしても、男子トップ選手は、全員、どこか突き抜けているというか、フツーじゃありませんね。ジュベール選手は5回転跳びたいとか言ってるしさ。エヴァン君の男らしさへの追及も行き過ぎてるし、ジョニーのロシア好きもやり過ぎ感たっぷりだし、高橋大輔選手は異様なまでに自分に厳しいし、KVDPはスピン5分しか練習しないしベルネル君は勇名トラだし。
みんな面白すぎる。
女子は、もうちょっと、人間らしい感じがするんですが。彼女たち、まだ若いからなあ。キャリアを重ねると、どんどん濃くなってくるものなんですかね…。
ジュベール選手も復調しているみたいですし、ヨーロッパ選手権、ほんとに楽しみです。
グルッターコーチ、サロメ先生ともども、頑張って欲しいです。
今日はこれで終わります。





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織田信成選手が、復帰戦の予定だった全日本選手権を欠場するというニュースを見ました。こちら→ http://www.yomiuri.co.jp/sports/winter/news/20071224i512.htm?from=navr
織田選手の伸びやかな滑りと再会できるのを、楽しみにしていたので、少し残念ですが、フィギュアスケートは華やかに見えてとても危険なスポーツです。なにしろあの猛スピードで跳ぶんだし、回るんですから。心身が不調な状態で試合に出ると怪我とかの危険性もありますし、まず万全に体調などを整えて、戻ってきてくれるとうれしいです。
織田選手の復帰を待っているのは日本のファンだけではありません。海外のファンボードにも、応援の書き込みがいっぱいありました。
去り行くイノシシちゃんに、今年の厄は全部持っていってもらいましょう。もうすぐ新しくやってくる年が、織田選手にとって楽しい、いい年になりますように!





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