ケリガン殴打事件が起きたのは、いまから、もう、10年以上もむかしの話になるのですね。
1994年、リレハンメル五輪代表選抜の場でもあった、全米選手権。アルベールビル五輪銅メダリストであり、優勝候補のひとりだったナンシー・ケリガン選手が、会期中の1月6日、膝を殴打されて怪我をおい、欠場するという事件が発生します。捜査の結果、ケリガン選手のライバルであり、1991年世界選手権銀メダリスト、ケリガン選手の欠場した1994年全米で優勝を飾った、トーニャ・ハーディング選手が、事件を教唆したのではないか、という可能性が浮上してきたのでした。
ハーディング選手は疑惑を否定、リレハンメル五輪に出場します。ケリガンvsハーディングの争いは国外でも大きく報道され、競技そのものよりも注目されますが、結局、リレハンメルで栄冠を得たのは、10歳なるならずで両親を失ったあと、そのフィギュアスケートの才能をコーチに見出されて育てられた孤独なウクライナの天才美少女、オクサナ・バイウル選手だったのでした(バイウル選手を見出し、文字通り育てあげたのが、現在ジョニー・ウィアー選手が師事しているガリーナ・ズミエフスカヤコーチです)。
リレハンメル後、ハーディング選手は司法取引をして裁判を免れます。司法取引というのは、日本にはないシステムなんでわかりにくいんですけども、罪を認め、調査に協力することで、懲罰の減免をうける制度だそうです。
現在のアメリカでのスケート人気の冷え込みは、ケリガン殴打事件によるフィギュアスケートのイメージダウンに端を発するのではないか、と言われています。
現在、ナンシー・ケリガンさんは、フィギュアスケート解説で活躍。アイスネットワークの大会ウェブ中継の解説もつとめてらっしゃいますし、オクサナ・バイウルさんも、いろいろありましたが、ショースケーターとして活躍されています。
一方で、トーニャ・ハーディング選手は…。
女子フィギュアスケートに著しい人気があり、メディアでも頻々と取り上げられ、ビッグマネーを産んでいた当時のアメリカで起きた、この事件。
最近、現在のハーディングさんに取材した、長いarticleが発表されました。
こちら→ http://www.chicagotribune.com/sports/chi-26tonyadec26,1,7540021.story?ctrack=5&cset=true
記事タイトルは『Her past is her lifeblood』。日本語にすると、『過去は己が血にまみれ』とかかなあ。
今日は、こちらの記事を、ダイジェストして日本語に書き取りしてみたいと思います。
いつも言い訳していますが、灰原には英語力が無きに等しく、これからお目にかける文章は、翻訳というほどの精度があるものではなく、機械翻訳を日本語らしく整えただけのものです。わからないところは想像で補っている部分がありますし、読み取り間違いもありえます。わからない箇所などダイジェストもしてしまいますので、よろしければ、原文もお読みいただけるとうれしいです。
それでは、本文にお進みください。




【過去は己が血にまみれ】


カンザスシティ。
金曜日の午後10時過ぎ。きりもなくオーダーされ、供される、1000杯を超えるビール。6種混合格闘戦が戦われているこの場所は、男性ホルモンに満ち満ちている。
明らかに2時間は飲んだくれていたひとりの男が、メインイベントの勝者にあからさまな野次を飛ばす。つぎの瞬間、折りたたみテーブルがひっくり返され、パイプ椅子が空を舞う。
酔いどれは逃げまどうが、刺青をしたファイターほどには俊敏ではない。
乱れ飛ぶ2、3のパイプ椅子が落ちてくる、その間近で、金髪の元フィギュアスケーターが、その夜、31番目と32番目の顧客の撮影のため、ポーズをとっていた。
彼女は乱闘を察して、すばやく逃げ去った。
「わたし、暴力は嫌いなの」
と、トーニャ・ハーディングは言う。
「こう言うとみんな笑うけど。でも本当よ」
国軍兵器廠を擁し、リングアナウンサーが『二重の名を持つ選ばれた都市』とうたいあげる街、カンザス州カンザスシティ。ハーディングはそこにいる。催されている、低レベルの格闘興行の添え物として、やってくる顧客たちにサインを売って、10ドルを受け取っている。もし依頼人が彼女といっしょに自前のカメラに収まることを望むならば、5ドルの受け取りになる。相手の名前のつづり間違いには気をつけなければならない。
ハーディングは120ポンドのでっぷりした身体に、『The Game of Redneck Life』と書かれた黒いTシャツ、それにピッタリしたジーンズをはいている。
それは、ほんの以前に感じられるが、もはや14年もまえの物語だ。ハーディングの元夫と、元ボディガードが、当時の彼女のライバル、ナンシー・ケリガン選手の襲撃を計画した。
実行犯のひとりだったボディガードが、2週間まえ、オレゴンで死んだ。
ハーディングは、自分は計画についてなにも知らなかったが、捜査を妨げることを憂いて、司法取引に応じたと主張する。取引の結果、彼女は160,000ドルの罰金の支払い義務を負い、米国フィギュアスケート界から永久に追われた。
時代を象る歌い手は、ブライアン・アダムスからマイケル・ブーブレに変わり、ブッシュは2代目に変わった。
あのころと同じように金色の髪をパーマさせた彼女は、いま、37歳になる。しかし『ケリガン殴打』スキャンダルによって滅多打ちにされたあの瞬間から、彼女の時は流れていない。彼女は言う。
「わたしは最高のスケーターだったわ」
ハーディングの語りは哀れっぽく、苛立たしい。聞き手は憐憫の情と皮肉な思いに駆られる。
ハーディングは、いまだに彼女の名前は事件を連想させるため、通常の仕事につけないと語る。そして、自身の名前の使用料として、数百ドルを受け取ろうとする。
彼女は、いまもスケートをしている。
「わたしは、世界でいちばん偉大なフィギュアスケーターだったわ。1991年には、誰もわたしにかなわなかった。誰もわたしに届かなかった」
1991年、ハーディングはアメリカの女子選手としてははじめてトリプルアクセルを競技会で降り、全米選手権チャンピオンとなった。彼女に続くトリプルアクセラーの出現まで、アメリカは14年待たなければならない。
ハーディングのいままでの人生には、飲酒運転、そして恋人への暴力が原因の逮捕歴が含まれている。未許可の画像をポルノ雑誌に掲載されたこともあった。
彼女の顔をコラージュしたポルノイメージが販売されたこともあると彼女は主張する。そういったことどもが、彼女を病気に追い込んだのだと。
いま、ハーディングは、場末のカーニバルの添え物となって、収入を得ている。自分の収入がまったくクリーンなことを、彼女は誇る。いつも抜け目なく、光沢紙に印画された彼女自身のポートレイトとともに旅する。いつなんどき、ちょっとした10ドルを持った顧客があらわれ、彼女のサインをもとめるか、わからないからである。
カンザスシティでの興行のまえの晩、ハーディングは夕食と食後のビールのために、メキシカンダイナーにいった。
店に客は多くはなかったが、そこで彼女は9枚のポートレイトを売った。90ドルの報酬。そして、格闘興行の見物人500人のうち、老若男女、だいたい36人がハーディングのサインか写真を買った。家に飾るために、あるいは、面白い贈り物として。
ハーディングは、フルタイムのフィギュアスケートコーチになりたいという。しかし援助者は見つからないし、過去の汚名にいまだに追い詰めらるために、それはかなわないのだという。
ハーディングはここ数年、母親と話をしていない。今後会う予定もない。父親とは若干のつながりがある。両親については、もっと自主性と自尊心をもてるように育ててくれなかったことが、若干の心残りだという。
「とにかく、生き延びなきゃいけない。みんなに好かれてるかどうかなんて、重要じゃないわ。みんなは、わたしを嫌ってて、わたしが蹴られたりひどい目にあうところを見たいのかもしれない。でもね結局わたしを見るために、お金を払うのよ」
好奇心は大衆をひきつける。
ひとりの酔いどれがハーディングに近づいて、訊ねる。
「それで、あの子をやっつけるために、大金を払ったのかい」
自分は彼女を襲っていない、とハーディングはこたえる。
「ナンシーとは友だちだったわ」
ハーディングはいまだ大衆の好奇心をひきつける。
トーニャ・ハーディングは、1500万人が視聴するゲームショーネットワークの人気番組『セレブリティ・ボクシング』において、ビル・クリントンをセクシャルハラスメントで提訴したポーラ・ジョーンズと、試合興行を行った。そしてもうじき、「トーニャとナンシー」と題されたロックオペラが、ハーディングの故郷、オレゴン州ポートランドで幕をあける。舞台にたずさわったエリザベス・サールは語る。
「たくさんの人たちが、この物語について、話をしたがっています。そこに、とてもアメリカ的な人生が描かれているから。私たちの生きる、とてつもなく競争的な小宇宙には、暗く滑稽で、人を凶暴に陥れる力がうごめいているんです」
サールは、個人的に自分はハーディングに同情を感じており、ハーディングを援助したいと語っている。しかしハーディングは、サールのことを、彼女の名前から搾取する悪臭を放つ連中のひとりであると見なす。
どこの誰が、麻薬でふらふらになっていたハーディングを、定職に雇うことができたろう?
ハーディングは、彼女のなすべきことをし続ける。つまり、低レベルの格闘興行の添え物。たまにリングに上ることもある。
いまのようなことをなにひとつする必要のない人生を、ハーディングは夢見る。だが、彼女自身の振る舞い、そして、私たちの社会の、有名人にたいする歪んだ容赦ない習性によって、いまいる場所で生きるよりない。
ハーディングのまなざしは、1994年リレハンメルオリンピックを、いまなお見つめ続けている。
彼女は言う。
「わたしを信じて」




記事終了です。お疲れさまでした。
いつも書き取りをしている選手インタビューなどと異なり、この記事を読んで、日本語にしていくことは、少し気が重い作業でした。
ケリガン殴打事件については、もう司法の決着はついていますし、ほんとうの『真実』はどこにあるか、ということについては、灰原の理解の及ぶ範囲のことではありません。
それなのになぜ、この記事に取り組もうと思ったかといえば、記事の最終盤に出てくるパラグラフ


She wishes she didn't have to do any of it, but this is where she is now, both because of her own actions and the strange and unrelenting way we treat celebrities.


のためです。
我々の社会の、有名人にたいする歪んだ容赦ない習性。
きのうも書きましたが、アメリカ社会は、スポーツヒーローにたいして、スーパーマンを期待する雰囲気があると思います。品行方正、頭脳明晰、ボランティアなど慈善活動にも熱心、非の打ち所のない、完璧な存在であって欲しいと望むのです。
最近は、日本でも、アスリートを理想化しようとする動きがあるよーにも思います。
……望みすぎじゃない?
と、灰原はつねづね、思っていました。もちろんアスリート本人が、社会の規範たろうと志すのは美しいのですが、社会がそれを求めるってどうなんだろう。頑張ったことで、勝利とともに社会的評価を得たアスリートが、それゆえに、完全無欠の優等生であるべきプレッシャーをも抱え込む結果になるって、なんだか理不尽なよーな。
有名人の中でも、とくにアスリートにたいして、世間の風は厳しいように思うんですよねー。
スケーターに限らず、それぞれに分野でトップに上り詰めるほどのアスリートであれば、生来の才能だけでなく、才能を生かすための努力をも重ねてきたはずです。うちで寝っころがってテレビ観戦している灰原とは根性の根本からして違うわけです。選手の成果を楽しませてもらうファンとして、灰原、それだけは忘れたくないなあ。
まあ、ハーディングさんについては、殴打事件のことは置いといて、そのあとに逮捕歴もあるなど、本人の行動にまったく問題はない、とはちょっと言えないようにも、記事を読む限りでは、思えるんですが…。
世界で2番めにトリプルアクセルを降りた人。ハーディングさんがスケート界を去ったあと、2002年、中野友加里選手がスケアメで成功するまで、女子選手のトリプルアクセル成功者はいませんでした。参考記録として、全米選手権でのキミー・マイズナー選手の成功例はありますが、ISU認定の国際大会での3A成功者としては、トーニャ・ハーディングさんは、いま現在、日本人以外のただひとりの選手です。
ケリガン殴打事件で運命が狂ったひとりに、ミシェル・クワン選手がいます。
リレハンメル五輪にアメリカ女子シングル枠は、2枠しかありませんでした。選考の全米選手権、2位に入った13歳のミシェル・クワン選手は、事件で出場辞退したケリガン選手が特例として代表に選出されたために、補欠に回ります。その11年後、故障で全米選手権を欠場したクワン選手を、全米スケ連は、特例として代表に選出しますが、リレハンメルのときのことがあったからかなー、と、灰原はちょっと思ったりもしたのでした。
結果的に、クワン選手はトリノに出場叶わず。補欠のエミリー・ヒューズ選手が出場することになったんですけど。
ただ、選手個人の晴れ舞台というだけではない、たくさんの人の思いが集中する場としてのオリンピック、オリンピックのメダルが持つ魔力について、そして、世間がアスリートに求めるイメージについてなども、つくづく考えさせられる記事でした。
うーん、灰原がこんなとこで叫んでもしかたないのかもしれないけど……アスリートたちには、幸せになって欲しいよー!!!





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お正月のお楽しみ、箱根駅伝。
往路では、早稲田大学が、12年ぶりに優勝を飾りました。
12年ぶり!!!
灰原が「箱根」を見始めたのは、早稲田駅伝部の黄金時代のころでした。櫛部、武井、花田の早稲田三羽烏とかいてね。櫛部、涙の大ブレーキとか、懐かしいなあ……って、昔すぎ! 現早稲田監督の渡辺康幸さんの選手時代より昔のハナシだから! ホントすみません。
早稲田大学、5区走者のキャプテン、駒野亮太選手は「山の神」今井正人選手の区間記録に8秒差、5人抜きの激走でライバルをごぼう抜き、見事芦ノ湖のゴールテープを切りました。すごい!
今井選手の記録、去年見たときには、このコースでこんなとんでもない記録は、しばらく破られまいと思ったわけですが、いやあ、あとちょっとのところまで迫りましたね!
キャプテンの底力を見せていただきました。素晴らしいレースでした。
残念だったのは、順天堂大学。あと500メートルで芦ノ湖のゴールというところで、脱水症状と低血糖、両足痙攣で5区ランナー小野裕幸選手が棄権となってしまったことです。高低差が大きく、気圧差や温度差も大きな5区というコースは、ほんとうに難しいですよね。あと500メートルだけに、ゴールさせてあげたかった気持ちもすごくあるんですけど、かなりイヤな転び方をしていたので、あのまま走ったら大きな怪我に繋がるかもしれませんでした。監督は難しい決断を、よくなさったと思います。
小野選手は3年生。ぜひ、来年箱根で、リベンジして欲しいです。
さて、復路の灰原的注目は、往路4位の学連選抜です! 彼らが総合10位までに入れれば、本来上位入賞10校に与えられるシード枠が1つ予選会に委譲、来季予選会出場枠が、ひとつ増えて10校となるそうです。
頑張れ学連選抜! 復路も走りぬいて、出場枠ひとつ分捕っちゃえ!





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フィギュアスケート、今月半ばに開催される全米選手権で、シニア女子の部にエントリーしている、長洲未来ちゃんことミライ・ナガス選手のarticleがネット配信されています。
こちら→ http://www.tcdailyplanet.net/node/8674
記事タイトルは『Mirai Nagasu to compete at U.S. Figure Skating Championships』……わざわざ日本語にする必要もないくらい歴然としたタイトルですね。
記事内容には、既知のお話も多いかな。全米選手権参加にあたり、おさらい、という感じの記事です。ちょっとこの記事をダイジェストして、日本語に書き取ってみます。いつも言い訳しておりますように灰原の英語力は無に等しく、読み取り間違いはおおいにあると思います(自慢になりませんが)ので、よろしければ、原文もお読みいただけるとうれしいです。



【ミライ・ナガス選手は、全米選手権に出場する】


14歳のミライ・ナガス選手は、セントポールで1/20から1/27日までの期間開催される全米選手権に出場します。彼女は、シニア女子の部にエントリーを許された、21人の選手のうちのひとりです。21人の中には、キャロライン・ジャン選手ほかの選手たちがいます。
地方大会に出場するようになってから4年後に、彼女は全米ジュニアで優勝、世界ジュニアでも準優勝を飾りました。今年のJPSでも、レイクプラシッド大会、ザグレブ大会で優勝。ファイナルに進出しました。
彼女は国際大会ではジュニアカテゴリーの選手ですが、全米ではシニアカテゴリーで競うことになります。これは、彼女にとっては、ノービスからジュニアへのカテゴリーチェンジほど、大きな変化ではありません。昨季、ジュニアに上がった彼女は、トレーニング方法をかなり変えました。結果として、スポケーンで開催された全米選手権で、ジュニアタイトルを獲得するにいたりました。
「全米選手権に出場できて、そこで優勝できたことは、ほんとにエキサイティングでした。ぜんぜん予想もしなかったことだったから」と、ナガス選手は語ります。
ナガス選手は、自分が突然成功したのは、パサデナFSCで彼女を教えはじめたコーチ、シャーリーン・ウォン氏のおかげだと思っています。ウォン氏のほかに、ナガス選手は、パサデナFSCのコーチたち、朽木久氏(サーシ・クチキ氏。ミライちゃんの以前のインタビューから考えるに、ジャンプを教えているのは朽木先生のようです)らの指導をうけるほか、振付家のローリー・ニコルとも訓練しています。
フィギュアスケートのシニア競技会では、ジュニアより長いプログラムが要求されますが、ナガス選手はジュニア用プログラムと同じ曲を使う予定です。
ショートプログラムは、ガーシュイン作の『I Got Rhythm』、ロングプログラムは、ドリーブ作のバレエ音楽『コッペリア』。
ナガス選手は、シニアレベルの大会でもアピールし、高い順位を獲得したいと望んでいます。
「この大会は、わたしのシニアデビュー戦です。すっごくワクワクしています」
と、ナガス選手はコメントしています。
「わたしは自分を保たなければいけないと思う。緊張もすると思うけど、楽しむつもりです。はじめての全米選手権から、最高の経験を得てきたい、と思っています」
ナガス選手の両親は日系移民で、カルフォルニアで小さなスシレストランを営んでいます。彼女は5歳でスケートを始めました。
「わたしはいままでずっとスケートするのが好きでした。これからも、楽しく、やりたいからスケートをやるってことを続けたいです」
競技を続けていると、学校を休まなければならないことも多く、勉強に追いつくのが大変です。中学を卒業するとき、競技と学業の両立のために、通信教育課程について、ナガス選手は考慮しました。しかし結局、彼女は公立高校に進学を決めました。学校生活や、親しい友人たちとの生活が、彼女らしさを保つために大切だからです。
「大会のつぎの週は、宿題をやるのですごい大変です。勉強は、スケートと同じくらい私にとっては重要です。わたしは勉強にも最善を尽くしてます」
ナガス選手は、将来はプロアイスショーツアーでスケートをしたいと望んでいます。




はい、書き取り終了です。お疲れさまでした。
全米選手権でシニアデビューをまえにして、楽しそうなミライちゃんのようすが伝わってくる記事ですね。楽しそうとはいえ、ご本人、勝ちにいく気はまんまんのようですが。
記事内に出てくる、パサデナFSCの朽木久コーチは、アメリカのショースケーター、ナターシャ・クチキさんのお父さん。もともとは日本のフィギュアスケート選手で、1954-1955シーズンの全日本ジュニアチャンピオンのようです。けっこうお年を召してらっしゃる方かも?
長久保裕コーチが1965-1966シーズンの全日本ジュニアメダリストなので、ひとまわり上の世代になりますね。ミライちゃんは『ジャンプのお医者さん』と呼んでいると、以前の記事で読んだことがあります。
全米選手権、今年はまだジュニアですし、失うものはない挑戦者の立場ですから、思い切り楽しんで、力を発揮してくれたらいいなーと思います。
ところで、アメリカのスケーターの記事を読むと思うのですが、彼女たちは、学業や余暇、友人関係や社会活動とスケートのキャリアとの両立、というか、複数並立みたいなものを、ずいぶん求められてるような気がします。ものすごいスーパーマン幻想があるというか。
キミーにしてもエミリーにしても「学業優秀でボランティアにも熱心」と評されていますし、キャロライン・ジャン選手も、頭脳明晰でバレエや音楽の素養がある、とされています。
もちろん、いくつも才能があるのは喜ぶべきことなんですけど、競技会で出るアスリートとしての成果のほかに、私生活でも模範的な成果をあげていて欲しい、というのは、求めすぎなんじゃないのー、と、灰原なんか思っちゃうんだけど、これは日本人だからかなあ。アスリートがロールモデルの役割を担うことって、まあ、よその国でもままあることなんですけど、アメリカではいっそう顕著な気がします。
不思議なことに、男子シングルスケーターたちには、そこまでものすごいスーパーマン幻想が、かえって求められていないんですよね。なんでだろ。ミシェル・クワン選手が猛烈にスーパーウーマン的キャラクターだったからかなあ。
ミライちゃんは、完全なダークホースだった昨年と、今年では、マスメディアの注目具合なども違うし、いろいろ勝手が違うと思いますが、いい演技を見せて欲しいです。頑張れ!


icenetwork.comの昨年の総括記事『The best of figure skating in 2007』のカテゴリーわけに、「チームアメリカ」「チームカナダ」「チームジャパン」「チームフランス」のよっつしかないんですが、「チームロシア」は!?
眼中にもないということでしょうか。がびーん。アイスダンスはけっこう頑張ってるんですが。省かれてしまいましたか…。たしかに、印象的に、目に見えて弱体化してるもんなあ。
ロシア国内選手権ももうじきなのですが、昨季も不調と言われたロシアで、それでもシングルを支えてくれていたベテラン、クリムキン選手やソコロワ選手が、今季はもういませんし、どうなることやら、注目したいです。




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フィギュアスケート女子シングル、安藤美姫選手は、今年が成人式だそうで。振袖姿の写真つきのニュースが、配信されていました。
こちら→ http://www.chunichi.co.jp/s/chuspo/article/2008010101000179.html
振袖はお母さまのものなんですね。
落ち着いた色合いで、似合ってます。きれいです。本番の成人式には、アイスショー出演のため出席できないので、写真だけ撮影したそうです。
成人儀礼に、女子は民族衣装の晴れ着で参加って、外国人目線で見ると、けっこうエキゾチックジャパンな慣習ですねー。振袖姿の女の子が町にあふれるビッグイベント。いっそ観光行事として海外にPRしてみたらどうかなあ。





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あけましておめでとうございます。
旧年中、このブログに遊びにきてくださったみなさま、ありがとうございます。灰原の書いたささやかな記事が、お楽しみいただけているとうれしいです。
ブログに書かせていただいた、アスリートのみなさま、ならびに、関係者のみなさま、素晴らしい試合を見せていただいて、ありがとうございます。今年も応援します。頑張ってください!
そして、女の子のためのMMORPG『女神幻想ダイナスティア』にご降臨の聖乙女のみなさま、いつもほんとうにありがとうございます。みなさまの優しいお気持ちで、ダイナスティアは育まれて参りました。どうかみなさまにとって、2008年が、キラキラしたものでいっぱいの素敵な年になりますように。
今年もよろしくお願いいたします。





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今日は大晦日ということで、玄関と水廻りの大掃除をしました。
デッキブラシでお風呂のタイルをこすっていると、思い出すのは昨年の大掃除のことで、かがんで塩素系のカビ取り剤を床に吹き付けてるときに、ギックリ腰になっちゃったんですよね。たちのぼる強烈な塩素のせいで、息がどんどん苦しくなって、でも腰が痛くて立ち上がれず、どうしようと泣きそうになったとき、全日本選手権女子シングルFS、肩の脱臼をおして演技を続行した安藤美姫ちゃんの姿を思い出して、「美姫ちゃんは脱臼しても頑張ったんだから、ぎっくり腰くらい!」と、なんとか立ち上がったのでした。
今年は去年の轍を踏まぬよう、注意して作業しました。腰痛持ちには、大掃除ってけっこう危険がいっぱいなんですよねー。
頑張ったので水廻りと玄関はきれいになりましたが、自分の部屋はしっちゃかめっちゃかで年越しします。新年早々お掃除だわ。




先日アップした、全日本選手権男子FSの感想の中で、無良崇人選手のFSは、ベートーベンの皇帝協奏曲じゃないのか? と書きましたが、誤りで、チャイコフスキーのバイオリンコンチェルトだ、と、ご指摘をいただきました。ありがとうございます!
無良選手はFSを昨年のプログラムに戻していたんだそうで。ISUバイオがまだ最新情報に切り替わってなかったみたいです。
さっそく再度調べたところ、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲ニ長調が正解でした! ひー、ちゃんと曲聴いてから書けばよかった! 勘違いして、ほんとうにごめんなさい。
全日本ジュニアのときには、すでに切り替え済みでしたっけ? ビデオを撮り損ねたので調べられない…。
ジュニアながら、身ごなしが力強い無良選手には、チャイコやベートーベンといった重厚な曲がよく似合いますね。
ジュニアワールドも頑張って欲しいです!




さて、ジュニアワールドで、無良選手の強力なライバルのひとりとなるであろう、優勝候補大本命、アメリカのアダム・リッポン選手の新しいarticleを発見しましたので、リンクを貼っておきます。
こちら→ http://www.thetimes-tribune.com/site/news.cfm?newsid=19143425&BRD=2185&PAG=461&dept_id=416049&rfi=8
リッポン君は、ニコライ・モロゾフコーチが現在手がけている選手のひとりで、今季のJGPFで優勝しています。驚くのは、彼はじつは3Aがまだ跳べないんですね。それなのに、ファイナルでの得点は、あっと驚く203.20ポイント! 3Aを跳べる同国のライバル、ブライアン・ムロズ選手の得点を上回ったのです。演技時間もシニアより30秒少なく、エレメンツもひとつ少ないジュニアで200点越えは驚異的です。
JGPFのプロトコルを見ると2Aの効果的な使い方と、高レベルのステップで得点を稼いでいることがわかります。じつは案外スピンはレベルそこそこなんですよね。
ジャンプは、得点の高いフリップとルッツを2回ずつ跳び、うち、各1回はコンボ、3F+3Tのトリプルトリプルと3Lz+2T+2Loの3連に構成されています。演技後半に2A+3Sのシークエンスが入ってるんですけど、これ、たしかフランスのヤニック・ポンセロ君のプログラムにも入ってたような。ルッツ、フリップのつぎに得点の高いループは単発で跳んでおり、ルール上、繰り返しが許されるトリプルジャンプは2種類までなので、最大得点を目指すなら、ここはサルコウをシークエンスで跳ぶしかないんですね。コンビネーションのセカンドにすることが可能なループとトゥループは、ここで跳ぶと繰り返しジャンプの3種類めとみなされて、ザヤックになっちゃうから。
で、サルコウに、2Aをシークエンスで組み合わせると、3S+2Aに後半ボーナスで1割増しになって、そこからシークエンスなんで8掛に点数が下がって、このエレメンツの得点は7.04点。ちょっと失敗した3Aぶんくらいの得点はもらえます。安藤美姫ちゃんみたいに、セカンドに3Loをつけられる人なら、単発の3Loをサルコウに変えて、2A+3Loにするとさらに得点アップしますが、セカンドの3Loってそんなに跳べる人いないんで、おそらくリッポン君もできないんだと思います。なので、ほんとに、跳べるジャンプでの最大バリューが出てるなと。ニコライ・モロゾフ氏、得点計算は完璧だなーと感心するプログラムです。
モロゾフコーチに習うようになってから、すごく得点がアップしたと言われるリッポン君、記事には、現在フィギュアにかけている年間の支出が書かれています。
靴代で年間1500ドル。
その他レッスン代で年間60000ドル。
日本円に換算すると、だいたい靴で年間17万円。
レッスン代は……670万円!!! ぎゃあああああああ!!!
モロゾフコーチにつくと、それだけかかるんですね。これって振り付け代は入ってなさそう…。旅費は? コーチの帯同費用も当然負担ですよね。ホテル代とか飛行機代とか入ってるのかなあ。
リッポン君は、現在、アメリカスケ連のCチーム所属です。Aチーム(日本の特別強化クラス)やBチーム(強化・ジュニア特強クラス)より、はるかに援助額が少ないはずです。おそらくかなりの金額が親御さんの負担だと思われます。
すさまじい金額を提示したあとで、「But an Olympic medal would make it worth every penny」……オリンピックのメダルにはそれだけの価値があるようだ、と記事は結びます。
しかし、オリンピックでメダルを取るためには、というかそもそも出場するためには、ただお金を出せばいいというわけでは、当然なく。
現在18歳で、来年にはシニアデビューであろうリッポン君は、まずは3Aを習得しなければなりません。クワドはナシでもなんとかなるかもしれませんけど、いくらプログラムで工夫しても、最低限3Aはないと、GPSの表彰台にも届かないと思います。もし3Aが習得できないなら、来季ジュニア居残りになっちゃうと思う。そうすると、ご本人が出場を目指すバンクーバーはけっこうかなり厳しいと思うのですね。
3A以外の能力はずいぶんあると思うので、1月半ばの全米選手権で3Aを跳んでくるかどうかで、ジュニアワールドの趨勢はもちろん、来季から本格化するであろう、アメリカ男子のバンクーバー代表争いも様相が変わってくると思います。ジャンプを跳ばないアイスダンス出身のモロゾフコーチが、リッポン君に3Aを習得させられるのか、というあたりも含めて、注目したいところです。
とにかく、頑張れ、リッポン君!





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きのう、ビデオに撮っておいたメダリスト・オン・アイスの放映を今日見たのですが、冒頭の佐々木彰生選手のものすごい飛ばしっぷりにいきなり大爆笑でした。
馬のカブリモノっていったい!
カブリモノしながらも、よく身体が動いていましたねー。
昨季の、オーストラリアン・ユース・オリンピックフェスティバルあたりから、よく表彰台でも名前をお見かけするようになった佐々木選手。JGPSでも表現力で世界中にファンを増やしています。ジュニアワールドでも頑張って欲しいです。
女子ジュニアチャンプの水津瑠美選手も、インド風のエキシビ、驚くほど良く出来たプログラムで、ほんとうに素晴らしかったです。そのエキシビジョンを、ぜひソフィアでも!
無良崇人選手の滑りにもほんとうに楽しませてもらいました。身ごなしが大人っぽくなりましたねー!
なんか、ほんと、ちょっと見ないあいだに、びっくりするほど伸びちゃうから、ジュニアってほんとうに恐ろしいし、面白いです。最近のジュニア選手たちは、エキシビジョンがとても芸達者ですね。プロ根性を感じるというか、きれいに滑るのが目的なんではなくて、お客さまを喜ばせるのが目的、みたいな。技術的な努力はもちろんとして、表現に気持ちが入ってる感じがすごくします。
ちらっと映った羽生結弦選手も、軸の微動だにしない高速シットスピンを披露してくれていて、もはや可愛い担当のノービス選手ってくくりじゃないですよね。素晴らしい。
シニアの演技もとても見ごたえがありました。とくに、高橋大輔選手、安藤美姫選手、浅田真央選手は、エキシビジョンプログラムを滑ってくれて、大会で疲れているでしょうに、ほんとに頑張ってるなと思いました。美姫ちゃんが、『デリラ』のあとに滑ったエキシビジョンは、新作かな? 楽しそうに演技していましたね。
これほどの放映枠で、アイスショーが放送されるようになるなんて。フィギュアスケートファンには、夢のようだな。以前は、マーシャルズで素晴らしい選手たちの競演を見ることができるアメリカのフィギュアファンたちを羨んだものでしたが(いや、いまでもマーシャルズは見たいけど)、いまや日本のフィギュアファンを世界のファンたちが羨んでたりするかもしれませんね。
全日本選手権にしても、女子も、男子も、とてもハイレベルな戦いで、こんな試合を見られるなんて、ほんとに日本のフィギュアファンで、良かったと思いました。
来年はどんな演技が見られるのかな、楽しみだなあ。





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今日、フィギュアスケート好きの友だちと話していたところ
「カナディアンスケーターは、濃すぎる」
ということでは意見が一致しました(ライーヨーの国カナダ……)。
しかし、灰原の
「カナダで濃度普通なのはヴァーチュー&モイアくらいだよね」
という意見は、全却下されてしまいました。
「あの若さでコンビ結成10年以上ってフツーじゃないでしょ」
だそうです。うう、そうですね。
しかし、濃い、というのは、けしてスケーターにとってハンディキャップではなく。氷に出ただけで、それが誰であるのかわかる、個性を発揮できる、というのは、とても強みだと思います。
そんな濃いカナディアンスケーターたちの、シーズン前半を振り返った記事を発見しましたので、リンクしておきます。こちら→ http://slam.canoe.ca/Slam/FigureSkating/2007/12/28/4743640-cp.html
この記事には、個性的なカナディアンの中でも際立った個性の持ち主、我らがサンデュ先輩のことも言及されています。いわく


and it is expected to include the return of Emanuel Sandhu, the former Canadian champion who begged off the GP circuit this season after crashing to 16th in Tokyo. The 27-year-old Vancouver resident will be the mystery man of the nationals.


ミステリーマンってなんなんだ(はははは)。つまり、サンデュ先輩はカナダナショナルでの復帰を予定していると言われてはいるが、動向も成績も読めず、『カナダナショナル予想における、謎の男』である、と言われているもようです。濃ゆいスケーターばっかりのカナダで、堂々のミステリーマン認定。サンデュ先輩こそ、キング・オブ・カナディアン濃スケーターの称号にふさわしくありましょう。
っていうか先輩、カナダナショナル、出るんですかね?




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※この記事は「全日本選手権 女子FS感想 その1(http://ameblo.jp/haibaran/entry-10062882632.html )」の続きです。
よろしければ、まえの記事からご覧いただけると、うれしいです。




FS1位/総合1位:浅田真央選手
ぎょえええ。いきなり第一滑走が真央ちゃんですか。籤運の妙とはいえ。ある意味ほかの選手にもプレッシャーだなあ。
『幻想即興曲』。冒頭の3Aがパンクしたほかは、ほぼノーミスの出来栄え。今季はほんとうにFS安定してますね。
というか、じつは幻想でもチャルダッシュと同じくらいのミスが発生してるんですけど、真央ちゃんがあんまりひとつひとつのミスにナーバスにならなくなったみたいですよね。ミスが多少あっても、きちんと最後まで気持ちを繋げられるようになった。とても強くなったなあと思います。
しかしすごい得点ですね。200点超えて。参考得点とはいえ、もはや男子の得点です。
こんな宇宙人レベルの選手が日本にふたりもいるなんて驚きます。ワールドはもちろんですが、四大陸でも思いっきりいってほしいです。頑張って!


FS13位/総合11位:水津瑠美選手
真央ちゃんのあの、恐ろしい演技のあとに演じることになった瑠美ちゃん。うーむ緊張しちゃいましたかね。冒頭の3連コンボはとても良かったんですけど、3Lo、3Sと転倒してしまいました。波に乗り切れなかったかなーという印象はあります。
でも、とにかく演技時間の長いシニアで、よく頑張ったなと思います。バテる後半にジャンプコンボをいくつも入れている攻撃的構成で、ジュニアといえども勝つ気でプログラムを組み替えてきている風情なのは頼もしいです。
ジュニアワールドには強力なライバルもたくさんいますが、瑠美ちゃんらしい演技で、ぜひ戦ってきて欲しいと思います。それがいちばん、得点も出る気がするんですよね。頑張って!


FS6位/総合4位:村主章枝選手
ぐわー。この、氷に立った瞬間から発生する猛烈なドラマツルギーは、さすが村主選手としかいえないですね。『オブリビオン』。冒頭のルッツは思いっきり跳んでいて素敵でした。
そのあと、ジャンプにちょっとミスが出たのが残念なんですが、スピンやスパイラル、ステップなどではかなり高いレベルをとっていて、実力を示しました。音楽の世界を表現するというポイントにおいても、抜きん出ていたと思います。
あの難しいストレートラインステップをこなし、レベル3獲得しているのも、見事です。
四大陸代表決定、おめでとうございます。ジャンプが決まらなかったから、というコメントが演技後にありましたが、逆にいうと、ジャンプが決まらない中でこれだけの得点を出せたということなんで、このうえにジャンプの上積みがあれば、余裕で世界トップレベルの数字は出ると思います。なんだか、見るたびに関節の稼動域が広がっている気がするのですが、きっと努力の賜物ですよね。
無理をしすぎないように、四大陸、頑張ってください!


FS3位/総合3位:中野友加里選手
顔に気合が入りすぎていたので、ジャンプ突っ込んじゃうんじゃないかとちょっと心配しましたが、そんなこともなく。3Aがちょっと回転が足らなかったほかは、すべてのジャンプを危なげなく跳んでいて良かったです。
得意のスピンもほんとにフォームがきれいで、どんどん加点が出てましたね! ステップもレベル3取れてて、さすがです。
世界選手権代表おめでとうございます。今季はインカレの連覇もかかると思うんですが、そちらも頑張って欲しいです。お疲れさまでした。


FS5位/総合5位:鈴木明子選手
『タイタニック』。頑張りましたね! ジャンプの調子が、いまひとつだったみたいなのですが、その中でもひとつひとつ頑張って降りて、ミスを極力少なく。得意のステップやスピンでは、これでもかと表現を重ねて。とても素晴らしい演技だったと思います。
とくにステップはほんとうに良くて、情感たっぷり。なんで1本しかないのと。男子みたくサーキュラーも踏んで欲しいと、無茶な夢を見てしまうほどでした。スピンもほんとうにどれも美しくて最高だったです。
5位入賞おめでとうございます。じわじわと昨年からも順位を伸ばしてきてて、まだまだ伸びている、来年はどこまでいっちゃうのかと、ほんとうに楽しみです。
スパイラルのときの手の動きとかも、振り付けというよりは、自然にそう動いているように見える動かし方が上手ですね!
表彰台にはあとちょっとの距離です。頑張って! お疲れさまでした。


FS1位/総合2位:安藤美姫選手
美姫ちゃん、やったっ!
フィニッシュポーズが出たとたん、テレビのまえで手を打ってしまいました。いままでの安藤選手のスケート人生の中でも、最高の演技だったんではないでしょうか。恐ろしいほど美しかったです。
冒頭の3Lz+3Loは、セカンドのループがものすごく高く上がってて、国際競技会でもガンガンに加点のつく出来栄えだったと思います。エッジを直しているフリップは丁寧に。コンボスピン、スパイラルシークエンス、力強くエレメンツが決まっていきます。
圧巻はクライマックスのストレートラインステップ。「あたしに惚れる勇気あんの?」みたいな、カルメンの妖艶なところがほんとうによく出てました。コンボスピンはちょっとぐらつきましたが、フィニッシュの表情までバッチリ決まった! これはすごい!
ほんとうに素晴らしい演技で、何度もビデオで見返してしまいました。これからも灰原はフィギュアスケートファンをずっと続けていきますけども、何年たっても絶対に、2007年の安藤選手のカルメンは良かった、と思い出すと思います。ほかの名プログラムを思い出すように。ほんとうにおめでとう。銀メダルもおめでとう。四大陸では4回転の封印を解く意向だそうですが、とにかく、いけるところまで行っちゃってください!
そしてまた安藤選手もたいへんな得点なんですよねー。200点超えですよ。もはや呆然としちゃう。すごすぎます。




今回の全日本は、どの選手も全力を出し切って戦ったというか、失敗した選手についても、けして失敗してペースをつかみきれずに終わったとかそんなことはなく、みんな見せ場を作れていて、ほんとうに良かったと思います。
灰原の中で、いままでの全日本フィギュアベストバウトは、トリノ代表選抜のあった2005年の女子でしたが、今回の2007年女子もそれに迫る素晴らしさでした。
これにてシーズンも前半は終了。GPSを追っかけてた前半に比べると、静かな生活になると思いますが、相変わらずフィギュアスケート愛炸裂で、シーズン後半もブログ頑張りたいと思います!
ああ、ほんとうにいい試合だったな!





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全日本選手権感想もいよいよ終盤。世間ではエキシビジョンが放映されてるってのに周回遅れで申し訳ありませんが、いよいよ、女子シングルFSの感想、いかせていただきます!
はあー。しかし今回の大会、いきなり総括しちゃいますけど、ほんとにいい戦いでしたよね。フィギュアスケートファンやってて良かった! と心から思える大会でした。
それでは、いつものとおり、テレビ放映順に感想を書いていきます。




FS9位/総合12位:浅田舞選手
FSは去年のプログラムに戻したんですね。『白鳥の湖』。滑りなれた曲でのびのび、ということかな。
ジャンプはずいぶん慎重に跳んでるかんじで、スピンも、ちょっと緊張してるかなーというのはうかがえたんですが、SPよりはるかに実力を出せたのではないでしょうか。スパイラルは美しくてとっても良かったです。
舞ちゃんはもともと、腕の使い方が大きくて、とても情感のある演技ができる選手ですし、基本のスケーティングが綺麗なので、もうちょっとリラックスするだけで、かなり得点が伸びてくると思うなあ。
FS終わって順位上げて12位に入りました。頑張りましたね! お疲れさまでした。


FS11位/総合10位:西野友毬選手
事前インタビューのVTRが入りましたが、西野選手のかもし出すこの闇雲な大物感って、只者じゃないですね。絶対天才だと思います。もちろん天才だけど。
冒頭の3Lz+2Tは良かったので、そのままいくかなと思ったんですが、つぎの3Fで転倒。残念でした。西野選手は、国際大会だと、フリップでエラーが付くことがあるので、丁寧に飛んだんだと思うんですが。逆に勢いが死んでしまったか。
終盤の3Sもミス。ジャンプだけ見ると、けしてベストの出来ではなかったかな、と思います。でも、表現という面では、とても身体の使い方がうまくて印象が強く、上出来だったと思いますよ。
西野選手の場合、スピンでまだ得点が上げられる、上積みを残しており、ここをいかに磨けるかによって、世界ジュニアの成績もけっこう変わってくるんじゃないかなーと思います。頑張れ!


FS8位/総合7位:太田由希奈選手
FS『アランフェス』。とても素敵な衣装です。
ゆったりした序盤から2A、綺麗に決めて、素敵なオープニングです。3S+2Tは決まってよかったです。
太田選手は、とにかくスピンとスパイラルが上手い! レベル4の嵐です。レイバックだけレベル3なんですが、これはおそらくビールマンが入ってないからですよね。いやしかしもうスピンは圧巻としか言いようがないです。
後半に跳んだ2Aコンボがザヤックルール適用でノーカウントになるというハプニングがありましたが、演技全体のまとまりから考えるとほんとに些細なことで。
演技の繋ぎがうまいと言われますが、だいたい、どこからどこまでステップで、どこからどこまで繋ぎか、区別がつかないですもんね。密度の濃いスケーティングを見せていただきました。入賞おめでとうございます!


FS10位/総合9位:澤田亜紀選手。
『レ・ミゼラブル』。新しい衣装、可愛かったです。
冒頭の三連コンボは綺麗に決まった! 勢いに乗ります。今日はジャンプの調子がいいですね! 降りたジャンプはすべてバッチリでした。
終盤のストレートラインステップは、ドラマチックなメロディに乗せて。とても澤田選手の持ち味にあった、素敵なプログラムだと思います。はつらつと演じてくれて、見ているほうもうれしかったです。
亜紀ちゃん、エッジ矯正の影響などで、ルッツとフリップが跳べなくなっちゃってるんだと思うんですが、スピンのポジションとか、ひとつひとつ良くなっている部分はあるし、成果は出ているので、いまは焦らずに、楽しくスケートを続けてくれるとうれしいなと思います。国体、インカレなどでも活躍を期待しています。頑張って!


FS4位/総合6位:武田奈也選手
涙のSPから一転、リズミカルな演技でフリーは4位。6位まで順位を上げてきました。さすが、奈也ちゃん、やりますね!
冒頭の3Tは、見ているこっちが驚いちゃうくらいタイミングが早く、ダブルになってしまいました。しかしそのあとすぐにジャンプの構成を変えて取り返し、後半は勢いにのった滑り。とくにストレートラインステップからビールマンスピンへの流れは圧巻でした。
今回大会ではフリップへの挑戦は封印しましたが、つぎの試合では期待しています。見るたびに上手くなるのでほんとに見るのが楽しみです。お疲れさま。練習頑張ってください!




さて、長くなってきたので、このへんでエントリーを分けます。
続きは「全日本選手権 女子FS感想 その2」でどうぞ!





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