ロシアのフィギュアスケートポータル『FS-news』に、ジョニー・ウィアー選手のインタビューが上がっています。
じつはちょっとまえの記事で、ロシア杯直前に採られたもの。GPFまえにエントリーを作ろうと思ってたら、GPF終わってしまった(ははは)!
今日は、このインタビュー抜粋の日本語書き取りをやってみようと思います。
原文はこちら→ http://weir.ru/page-id-73.html
いつもの言い訳ですが、灰原は英語力に乏しく、これからお目にかける文章は、原文を機械翻訳にかけたものを日本語らしく直しただけのものです。読み取り間違いもありうるし、わからないところは想像の翼で補っていたり、さらにわからないと飛ばしてしまったりもしています。よろしければ、ぜひ、原文もお読みいただけると、うれしいです。
それでは、日本語書き取りにお進みください。




【FS-news ジョニー・ウィアー選手インタビュー】



―こんにちは、ジョニー。調子はどうですか?


「いいですよ。ちょっと疲れてはいますけど」


―今回モスクワに、あなたはとても芸術的なプログラムを持ってきてくれました。
私たちはボリショイ劇場で『ユノナ&アヴォス』を見たことがあるんですよ。『白鳥の湖』も。


「ロシアには奥深く多様な芸術が根付いていますね。あなたがたロシアのみなさんは、素晴らしいレベルのロックオペラやバレエを頻繁に鑑賞することができます。モスクワの舞台は、全部最高です」


―ロシア杯でいい演技ができれば、あなたは鼓舞されますか?


「もちろん! 僕はつねにロシアではいい演技をしたいと願ってますけど、とくに今年は、僕は絶対に勝てると思っています。僕はいままでロシア杯に勝ったことがないので、ここで勝てれば、今後に繋がる気持ちを得られると思います」


―より素晴らしい演技をするために、あなたはどんなモチベーションをお持ちでしょうか。


「僕、負けるの嫌いなんですよ」


―中国杯では、2004年シーズン以来、久々に国際試合の金メダルを獲得されましたね。あなたにとって、どんな意味合いを持つ試合でしたか?


「SPとFSをクリーンに揃えられたのは、僕にとって大きな前進でした。しかも優勝できて、ほんとに素晴らしかったです。
ライサチェック選手に勝てたことも重要な収穫です。ステファン・ランビエール選手に勝てたこともね。でも、ナショナルタイトル奪取のために、そして世界選手権の表彰台争いのために、僕らライバルなんで、ライサチェック選手を打倒できたことが僕にとってはより重要でした」


―エヴァン・ライサチェック選手に勝つためには、なにが重要でしょうか。クワドか、クリーンなスケートか?


「まず、いい演技をするのが一番だと思います。たしかに、クワドを降りることも素晴らしいけど、フィギュアスケートというスポーツの、クワドは一面でしかありません。音楽、コスチューム、表現力、そしてもちろんスピン。すべてにおいて優れていなければなりません。
たしかにライサチェック選手はクワドを跳びます。でも、僕にとってクワドは、いちばん重要なものではないんです」


―ロシアカップではクワドに挑戦しないのですか?


「ガリーナ(ズミエフスカヤ女史。ジョニーのコーチ)と僕は、ロシア杯のためにまだ練習しています。最初はあんまりよくなかったんだけど、ロシア入りして4~5日たって調子が上がってきました。残りの練習日程で、エレメンツの出来栄えを確認して、クワドについては決めようと思っています」


―ステップシークエンスはどうでしょう? SP、FS、双方で、もっと難しくレベルアップするつもりはありますか? 現在、ステップのレベルは、いくつを取れたのでしょう。


「ステップには梃子摺っていますね。まえにもらえたレベルは低かった。僕が入れなきゃいけないステップをすっ飛ばしちゃったせいです。エッジもクリーンじゃなかったしね。
練習どおりに僕が演技できたなら、ステップではレベル3を取れるはずです。レベル4はとても獲得が困難ですね。ステップでレベル4を取れたのは、いままででプルシェンコ選手と、日本の男子選手(原文はJapanese boyってなってるんですよー。たしかにジョニーより高橋大輔選手はちょっと年下ですが)がそれぞれ1度ずつ、それだけです。加点のとれるレベル3を目指すことは、レベル4を目指すより重要だと思います」


―以前のコーチとズミエフスカヤコーチと、トレーニングに違うところはありますか?


「ガリーナは僕に、より正確さをもとめます。彼女の指導は方向性ややり方がはっきりしていて、僕のモチベーションを上げるのも上手いです。通しの練習は完全になるまでやります」


―彼女は厳しいですか。


「ちょっとね。でも、僕は厳しさをもとめてコーチを移ったわけなので。以前のコーチ、プリシラは、僕には親友であり、母でもありました。ガリーナは違いますね、僕を怠けさせないし、おふざけも許してくれません。彼女は、いつでも、僕が競技のために最適な振る舞いをするように望みます」


―振り付けについてお聞きします。あなたの今季のプログラムは、技術的な難度が低いと思われるというのが、中国杯のあとのおおかたの見解です。


「SPでは、当初予定されていたハードなステップシークエンスとスピンを、満足に演じきるのが僕には難しかったので、だいぶ当初のプランとは変えました。ルールにのっとったプログラムにするためには、1箇所変えると、ほかの部分も変えていかなければなりません。SPの演技時間は2分50秒ですけど、ギチギチです。振り付けは本当に大変でした」


―SPのコスチュームも当初とは変えたんですよね。


「はい。日米対抗のときは、衣装にもっと白いパーツが多かったんだけど、すごい太って見えたんで」


―あなたはとても痩せていますよ、ジョニー!
 それで、あなたはいまのプログラムについて満足ですか?


「僕は一生懸命練習してるし、練習ではいい演技ができています。もちろん、いまのプログラムに満足です」


―デザインに携わる夢については、どうなりましたか?


「実現中ですよ。今年の僕の衣装は両方自分でデザインしたものだし、今年はメリッサ(グレゴリー選手)とデニス(ペチュコフ選手)の衣装もデザインしました」


―素晴らしいですね!
 それでは、モスクワでの時間を楽しんでください。あなたの勝利を願います。


「ありがとう!」




はい、書き取り終了です。お疲れさまでした。
記事の後半は、なんかイラスト心理ゲームみたいなのをやってたりするんですけど、ダイジェストしてしまいました。興味がおありの方は、ぜひ、元記事をご覧ください。ジョニーの描いたイラスト……つーか悪戯書きも見られます。
このインタビューのあと、ジョニーはロシア杯でまたしてもステファン・ランビエール選手に勝ち、優勝します。
ジョニーは、やっぱり、ランビエール選手よりライサチェック選手に勝ちたいのですね。実績的にはランビエール選手のほうがはるかに上(世界選手権2連覇ですもん)なんですけど、やっぱりふたりは宿命のライバル!? なのかしら。GPF終わって1勝1敗で星取りはタイですが、全米選手権でどんな決着が着くのか……楽しみですね。
今季のジョニーのプログラムが、芸術的には優れているけども、やや難易度的に単純なのではないか? というのは、中国杯で優勝したときからたしかに言われていたことで、しかしジョニー陣営が、意図的にそれを選択したことが、インタビューからわかります。もともとのプログラムは相当に厳しいもので、それを不完全に滑るよりも、できることをクリーンに仕上げていく、という作戦。今年はとにかく復調が目標だと思うので、それで正解なのかもしれないですね。
とはいえ、テクニカルコーラーの資格を持つペトレンコさんが陣営に付いているせいか、闇雲に難易度を落として得点を取りこぼすということではなく、計画的にプログラムが手直しされている様子なのは、いい感じだと思います。
ただ、ステップのレベル4については、たぶんいま時点ではジョニーの認識も変わってきているとは思うんですが、今年は、ステップの規定がハッキリしたせいか、非常にレベル4が出やすいんですね。NHK杯で、トマシュ・ベルネル選手が、サーキュラーとストレートライン両方でレベル4取ってますし、ライサチェック選手のGPF『トスカ』のストレートラインステップもレベル4。おそらく今季いっぱいはこの流れだと思います。ただし、出来ないハードなステップでレベルを取りこぼすよりは、レベル3を狙って加点をもらったほうがいいという作戦はジョニーに限ったことではなく、たとえばブライアン・ジュベール選手のFSも、おそらくレベル3狙いだと思われます。
GPFでは、失敗が響き、惜しくも表彰台を逃したジョニーですが、ライバルライサチェック選手との一騎打ちとなる全米選手権は、GPFより燃えるはず。昨年は演技後、痛々しい姿でしたが、今年のキスクラでは笑顔でいてくれることを願います。ライサチェック選手ともども、いい演技、いい勝負になるとうれしいなあ。頑張って!





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